道傍の景色を時々スマホでパチリとしてますが、一番よく見かける野草が、このエノコログサであります。
この呼び名は犬の尻尾に似てるところから、イヌコログサがなまってエノコログサと名づけたと言います。それが猫の目の前でこれを揺らすと喜んで戯れるのでネコジャラシとも呼ぶのです。
なんかかわいい動物のイメージがありますが、この強靭さは全然可愛くないです。
この生命力、繁殖力たるや逞しいです。アスファルトの隙間から、電柱の下から元気な姿を見せております。
当然公園においても遠慮なく群生してますね。
当然公園においても遠慮なく群生してますね。
万一食糧危機の際に、エノコログサって食べられるのかな?と思う方いますかね?
実は私これが食べられたら良いだろうな、とかなり卑しい目つきで眺めてしまったのです。
答えは「食せる」❣️でございます。
近世の食糧危機(大凶作や戦乱で)の際、農民はこれを穀物として脱穀して食したそうですよ。
もともと、エノコログサは粟の防種だそうで、そこから言えば粟と似た味がする筈です。食糧として採れる量が少ないので利用しないのでしょうか。
多分、私は全然美味しくないからだと思います。
さて、時代は1945年、日本における終戦前後の大食糧危機の7月を振り返ってみます。
これはこの年の米国漫画であります。日本に対する悪意丸出し、スッゴイものです。戦いの敵となると人心が一変するのがよくわかります。
さて、時代は1945年、日本における終戦前後の大食糧危機の7月を振り返ってみます。
これはこの年の米国漫画であります。日本に対する悪意丸出し、スッゴイものです。戦いの敵となると人心が一変するのがよくわかります。
7月、日本国民はもはや虫の息でありました。
通勤混雑時の東京(殆ど焼け残り状態だったのに)爆弾は投下されて踏んだり蹴ったりもいいとこでありました。
その時「ドングリ」の食料化、タンパク質を摂る為、蛇蛙鼠の食用化も考えられるという、グロテスクな状況だったのですが、、
どうもエノコログサの食用化って話はなかったようですよ。
という事で、エノコログサがもし美味しく食べられるなら、かなり日本の食用自給は明るくなるのでは(?)と考えた次第なのです。
蛇足として本日の惣菜。
ヒジキの炒め煮です。お馴染みの人参、油揚げ、それに冷凍しておいたゴーヤ(仕上げに)加えました。結構ゴーヤが美味しく食べられました。