韓国ドラマは哲学的感性を刺激する

韓国ドラマ、IT・デジタルなこと、AIなどと並んで哲学に関する事柄や、よろずこの世界の出来事について書き綴ります

アメリカ産牛肉の再輸入禁止

2006-01-23 05:00:00 | 情報セキュリティ
 先月2年ぶりに再開されたアメリカ産牛肉の輸入が、再び禁止されてしまった件ですが、私は全く残念な事態だと思っています。

 しかし、それにしてもさすがにアメリカ政府は全面的に非を認め輸出再開に向けてできるだけのことをする姿勢を示していますが、輸出禁止の部位を含んだ肉を加工した業者が、一応非を認めながらも、アメリカの基準では安全であるという言い訳をして、まるで日本の輸入の安全基準に問題があるかのような、開き直ったコメントを発表していたのを聞いて、私はあきれかえってしまいました。

 まともなビジネスをしようと思っているならば、約束と異なった商品を納品してクレームをつけられたのですから、全く言い訳の余地はないはずなのに、自己弁護とも言える言い訳をして、取引相手の感情をさかなでするなどもっともやってはいけないことのはずです。まったく、デリカシーに欠ける行動に私同様腹を立て、あきれている人は多いのではないでしょうか。

 これは、完全に約束の問題で、約束が破られたのですから失った信用を何とか取り戻そうとするのがまっとうな行動だと思うのですが、自分勝手な言い訳をして相手の方を非難するようなことをいう商売相手と二度と取引などするものかと思うのが、普通の感情でしょう。

 しかも、普通の工業製品ではないのですが。人の健康や命にかかわる問題なのです。

 私は個人的にはアメリカ産牛肉のファンでしたが、このアメリカ側の対応をみて、もうアメリカ産牛肉の輸入再開を待ち望む気持ちがなくなってしまいました。

 外交問題の観点から考えれば、日本はアメリカに完全になめられています。こんなことをされて、黙って引き下がるわけにはいきません。アメリカの強硬派の上院議員は、日本が再び輸入禁止措置を行ったことを非難していますが、馬鹿にするなと言い返したいところです。

 また、政府の言い訳として、現場の検査官が日本への輸出基準を理解していなかったことが原因と説明していることも、言い訳としては最低です。不都合があると、現場の人間に責任をなすりつけるなど、人の上に立つ者のやるべきことではありません。

 情報セキュリティ対策にしても、何か事故があった場合に現場の人間がよく理解していませんでしたではすまないどころか、それがもっとも悪い状態だということを思い返さなければなりません。

 現場の日常の業務に従事している人間が、そんな大切な輸出基準や、情報セキュリティポリシーを理解していなければ、誰が理解しろというのでしょうか。

 牛肉の輸出基準にしろ、情報セキュリティポリシーにしろ、現場で働いている人たちが理解してそれを守っていなければ、何の意味もないのです。このことを、アメリカ政府と食肉加工業者の幹部によくよく理解してもらいたいものです。

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