■2007/2/21(水)7:21-4:30【天気】晴れのち曇り,大雪
【場所】仙台-苫小牧航路八戸沖~苫小牧西港,鵡川漁港,苫小牧北大演習林
【種名】ウミウ,ヒメウ,マガン1200+,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,ホオジロガモ,トビ,オジロワシ成鳥,オジロワシ若鳥,ノスリ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメ,アメリカセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミガラス,ウミスズメ,エトロフウミスズメ,エゾコゲラ,エゾアカゲラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(9科36種)
【備考】リフレッシュ休暇を取って,ついに念願の冬の道東に30年ぶりに行った。フェリーはMSいしかり。かつては旧きそが最高だったが,いしかりや新きそしか乗らなくなったので,高いデッキの上からの探鳥もあまり苦にならなくなった。海は凪ぎ状態で,苫小牧港が彼方に見えるころになると,エトロフウミスズメやウミスズメの群れ,ウミガラスの10羽+の群れが見えるようになったが,とにかく遠く,船の近くではほとんど見ることができなかった。苫小牧に上陸し,いつものように鵡川に向かった。鵡川ICを下りると,すぐ近くの田圃にマガンの群れがカウントしてみると1200羽+いた。他のガンはいなかったようだ。マガンの目の周りのアイリングは宮城県で見る個体はカリガネのように金色っぽいものが多いが,ここで見た個体の多くは暗い赤色のアイリングだった。田圃でマガンの写真を30分くらい撮っていたが,後で見るとどれもピンぼけで,いつの間にかダイアルがAVの絞り優先F5.6になっていた。これでは被写界深度が浅く,みんなぼーっと撮れていた。ここで気づいたから良かったが,この後もこれだったら大変なことになっていた。ここから目的地の鵡川漁港に向かう。何回も行っているおかげで近道も覚えた。途中,オジロワシの成鳥,若鳥が凍った鵡川の上を飛んでいた。漁港に着くとさっそくカモメ探し。漁港内にはクロガモやシノリガモがいたが,何しろ曇り空の雪が降る天気。漁港脇の浜辺で1羽1羽チェックするが,シロカモメとオオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ユリカモメ,ワシカモメしかいない。アラスカシロカモメらしき個体もいない。仕方がないかと諦めて,車に戻ると,漁港の裏の空き地にカモメ類がたくさんいた。まあ,ちょっと見てみるかと思って見に行くと,ワシカモメの夏羽がいたので,近づいて撮影した。ふと横を見ると,おっこれはまさしくスミスだ!と一見してわかる目つきの悪いセグロカモメとは似ていない,背の色がより灰色に青っぽいいろの混じった薄い色のカモメがいた。苦節3年,やっとスミスを見た。近くに寄ってしゃがみ込み,まじまじと見ると,確かに目つきは悪い。そのうち,堤防に魚のあらをまいたらしく,みんなそっちへ飛んでいったが,しばらくしてまた戻ってきた。これで鵡川漁港に来たかいがあったというものだ。その後,鵡川の河口に向かったが,次第に吹雪になり,先も見えない状態になったので,演習林に行くことにした。演習林手前の池では,ホオジロガモ以外は,これと言って変わったカモはいなかった。イナバウアーをしているホオジロガモの♂くらいだ。池を後にして演習林に行くと,雪がさらに激しく降ってきた。餌箱にやってくるヤマガラやコガラ,シジュウカラを見て,1日目が終わった。
【写真】
■雪の北大苫小牧演習林/ヤマガラ/ホオジロガモ♂,演習林入口の池によくいる
■鵡川IC下の田圃のマガンの群れ/オオセグロカモメ成鳥夏羽・第1回冬羽・成鳥冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽とシロカモメ成鳥夏羽移行個体
■シロカモメ夏羽移行個体/シロカモメ成鳥冬羽/手前が成鳥冬羽,奥が第4回冬羽か?(嘴に黒斑で嘴の色がやや肉色)
■シロカモメ第4回冬羽/シロカモメ第1回冬羽(虹彩が暗色で嘴の黒と肉色の境界が明瞭)/シロカモメ成鳥冬羽(シロカモメは5年目で成鳥)
■手前からオオセグロカモメ第3回冬羽,第4回冬羽,ワシカモメ成鳥夏羽/シロカモメ成鳥夏羽/手前からシロカモメ第4回冬羽,アメリカセグロカモメ成鳥冬羽,ワシカモメ成鳥冬羽。シロカモメ>アメリカセグロカモメ>ワシカモメの順に背の灰色が濃くなる。アメリカセグロカモメの背は薄灰青色。
■手前からオオセグロカモメ成鳥夏羽,アメリカセグロカモメ成鳥冬羽,オオセグロカモメ第4回冬羽/アメリカセグロカモメ成鳥冬羽
■アメリカセグロカモメの飛翔形/雪のアメリカセグロカモメ
Copyright(C)2007 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】仙台-苫小牧航路八戸沖~苫小牧西港,鵡川漁港,苫小牧北大演習林
【種名】ウミウ,ヒメウ,マガン1200+,マガモ,カルガモ,コガモ,ヒドリガモ,オナガガモ,キンクロハジロ,スズガモ,クロガモ,シノリガモ,ホオジロガモ,トビ,オジロワシ成鳥,オジロワシ若鳥,ノスリ,ユリカモメ,オオセグロカモメ,ワシカモメ,シロカモメ,アメリカセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ウミガラス,ウミスズメ,エトロフウミスズメ,エゾコゲラ,エゾアカゲラ,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ,シジュウカラ,スズメ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(9科36種)
【備考】リフレッシュ休暇を取って,ついに念願の冬の道東に30年ぶりに行った。フェリーはMSいしかり。かつては旧きそが最高だったが,いしかりや新きそしか乗らなくなったので,高いデッキの上からの探鳥もあまり苦にならなくなった。海は凪ぎ状態で,苫小牧港が彼方に見えるころになると,エトロフウミスズメやウミスズメの群れ,ウミガラスの10羽+の群れが見えるようになったが,とにかく遠く,船の近くではほとんど見ることができなかった。苫小牧に上陸し,いつものように鵡川に向かった。鵡川ICを下りると,すぐ近くの田圃にマガンの群れがカウントしてみると1200羽+いた。他のガンはいなかったようだ。マガンの目の周りのアイリングは宮城県で見る個体はカリガネのように金色っぽいものが多いが,ここで見た個体の多くは暗い赤色のアイリングだった。田圃でマガンの写真を30分くらい撮っていたが,後で見るとどれもピンぼけで,いつの間にかダイアルがAVの絞り優先F5.6になっていた。これでは被写界深度が浅く,みんなぼーっと撮れていた。ここで気づいたから良かったが,この後もこれだったら大変なことになっていた。ここから目的地の鵡川漁港に向かう。何回も行っているおかげで近道も覚えた。途中,オジロワシの成鳥,若鳥が凍った鵡川の上を飛んでいた。漁港に着くとさっそくカモメ探し。漁港内にはクロガモやシノリガモがいたが,何しろ曇り空の雪が降る天気。漁港脇の浜辺で1羽1羽チェックするが,シロカモメとオオセグロカモメ,カモメ,ウミネコ,ユリカモメ,ワシカモメしかいない。アラスカシロカモメらしき個体もいない。仕方がないかと諦めて,車に戻ると,漁港の裏の空き地にカモメ類がたくさんいた。まあ,ちょっと見てみるかと思って見に行くと,ワシカモメの夏羽がいたので,近づいて撮影した。ふと横を見ると,おっこれはまさしくスミスだ!と一見してわかる目つきの悪いセグロカモメとは似ていない,背の色がより灰色に青っぽいいろの混じった薄い色のカモメがいた。苦節3年,やっとスミスを見た。近くに寄ってしゃがみ込み,まじまじと見ると,確かに目つきは悪い。そのうち,堤防に魚のあらをまいたらしく,みんなそっちへ飛んでいったが,しばらくしてまた戻ってきた。これで鵡川漁港に来たかいがあったというものだ。その後,鵡川の河口に向かったが,次第に吹雪になり,先も見えない状態になったので,演習林に行くことにした。演習林手前の池では,ホオジロガモ以外は,これと言って変わったカモはいなかった。イナバウアーをしているホオジロガモの♂くらいだ。池を後にして演習林に行くと,雪がさらに激しく降ってきた。餌箱にやってくるヤマガラやコガラ,シジュウカラを見て,1日目が終わった。
【写真】
■雪の北大苫小牧演習林/ヤマガラ/ホオジロガモ♂,演習林入口の池によくいる
■鵡川IC下の田圃のマガンの群れ/オオセグロカモメ成鳥夏羽・第1回冬羽・成鳥冬羽/オオセグロカモメ成鳥冬羽とシロカモメ成鳥夏羽移行個体
■シロカモメ夏羽移行個体/シロカモメ成鳥冬羽/手前が成鳥冬羽,奥が第4回冬羽か?(嘴に黒斑で嘴の色がやや肉色)
■シロカモメ第4回冬羽/シロカモメ第1回冬羽(虹彩が暗色で嘴の黒と肉色の境界が明瞭)/シロカモメ成鳥冬羽(シロカモメは5年目で成鳥)
■手前からオオセグロカモメ第3回冬羽,第4回冬羽,ワシカモメ成鳥夏羽/シロカモメ成鳥夏羽/手前からシロカモメ第4回冬羽,アメリカセグロカモメ成鳥冬羽,ワシカモメ成鳥冬羽。シロカモメ>アメリカセグロカモメ>ワシカモメの順に背の灰色が濃くなる。アメリカセグロカモメの背は薄灰青色。
■手前からオオセグロカモメ成鳥夏羽,アメリカセグロカモメ成鳥冬羽,オオセグロカモメ第4回冬羽/アメリカセグロカモメ成鳥冬羽
■アメリカセグロカモメの飛翔形/雪のアメリカセグロカモメ
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