私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

ハイチュウ時間のカリガネだった。

2011年8月12日(金)鳥の海,長谷釜周辺

2011年08月12日 | 鳥の海
■2011/8/12(金)11:30-15:12【天気】晴れ時々曇り
【場所】鳥の海,岩沼田圃・長谷釜周辺
【種名】ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,ミサゴ1,トビ,バン成鳥1幼鳥2,コチドリ幼羽1,ムナグロ成鳥夏羽1,ダイゼン成鳥夏羽1,オオセグロカモメ,ウミネコ,ツバメ,ハクセキレイ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(11科19種)
【メモ】石巻から三陸道・東部道路を経由して,鳥の海に行った。シギチは非常に少なく,ムナグロ1,ダイゼン1のみだった。ちょうど似たようなチドリが一緒に行動していて,大きさの違いがよくわかった。ダイゼンが図鑑通り大きい,かなり遠くから見た時はムナグロがかなりスマートに見え,シギと見間違ったくらいだ。近くに行って,ムナグロとわかった。他にはシギチがおらず本当に寂しい限りだった。
 震災後,まだ岩沼,長谷釜,名取のフィールドをきちんと見ていなかったので,工事中の岩沼海岸沿いの道を除き,シギチを探したが,予想通りシギチ以前の問題が山積していた。まず雑草が田圃に伸び放題で,本来ならシギチがいるはずの休耕田も環境が非常に悪化していた。次回はこれらのフィールドを丁寧に回って環境写真を撮りたいと思っている。
 長谷釜は集落が全て津波で流されてしまった。現在は瓦礫も撤去され,家々の土台が残っているところもあるが,多くはも更地となっている。これまで観察の中心だった湿地や休耕田は,比較的以前の環境が保たれているところもあり,バンが繁殖している場所もあった。
【写真】
  
■ダイゼンとムナグロ成鳥夏羽後期
  
■ムナグロ/長谷釜のバンの親子


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2011年8月12日(金)石巻雲雀野

2011年08月12日 | 石巻雲雀地区
■2011/8/12(金)8:33-8:53【天気】
【場所】石巻雲雀野
【種名】アオサギ,オオメダイチドリ幼羽1,キアシシギ夏羽2(3科3種)
【メモ】大型ダンプが何台も南側防波堤に待機し,西側堤防の盛り土を運ぶ準備をしていた。釣り人も数人いた。干潮で西側防波堤(というか防波堤そのものはかなり低いものだが)は海水の浸入がなく,だいぶ干上がっていた。その海草が生えた石の上にオオメダイチドリの幼羽がいた。最初逆光だったので順光側に回り込んだが,どうしても朝と言うことで逆光でしか撮影できなかった。それにしても餌は探すがカニらしき姿は全くない。そのうち流木(製紙工場用の輸入丸太)の上にあがり,そこから動く気配がなかったので,それ以上ここにはおらず,南側堤防をずっと歩いて行ったがキアシシギが2羽いただけで,また対岸(北岸)にもシギチは全然いなかった。帰りに西側防波堤の上を歩いていると,たくさんの稚魚の群れが水面すれすれを泳いでおり,その下の方を大きな成魚が泳いでいた。
【写真】
  
  
■オオメダイチドリ幼羽
  
■稚魚の群れ。


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