なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

肝心なところで間違える

2009-03-05 17:18:51 | Weblog
 同じようなレベルで勝ったり負けたりしているのですが、自分が「弱い」のに呆れて情けなくなることがあります。
  先週の週末にもドジの3連発。
 昔、藤沢先生が「チョンボが無ければ」だったか「待ったがあれば」だったかともかくそういうことならば「俺が一番強い」と言ったとか言わないとか。
 心理的に確かにそうですが、それはザルの心理にも似ている。
 更にそれを聞いたプロが「チョンボ(実際はもう少し違う表現だったと思いますが)も芸のうち」と言ったらしい。
 確かにその通りですが、ぼやきに対してマジで答えるあたり、それも素人的な感じもします。
 プロならサラッと聞き流すようなところだと思いますが、マジで受けるところが逆の意味でプロなのかも知れない。

 さて、そうは言っても同じチョンボでもプロとアマではレベルが違うのは当然。
  これから起こるあろういくつかの変化は既に織り込み済みで話を進めるとか、盤上には現れないが現在の形になるまでの下地みたいな変化とか、そういう地下構造を前提として考えたり話を進めるのがプロで、ザルはそうはいきません。
  「ギャーと言ったがこの世の別れ」みたいなレベルのミスが勝負の分かれ道。
 
 それでドジの3連発の話。
 ① 攻め合いで2手勝っていると思いこんでいました。
   「攻め合いは1手勝ちのこと」という変なカッコつけと言うか、見栄が手伝って相手がダメを1つ詰めてきたのに敢えて手抜き!・・・これが・・・これで攻め合い1手負けになっていた。
  どうせボヤキですから恥ずかしながら言ってしまうと、攻め合いが負けているのにダメ詰め比べをしてくるなんて・・・
 締め付けにしては効果が変わらないし、もしかしたらこういうチョンボを期待していて全く期待通りになったらしい。
 ② やはり攻め合いで、私が包囲されて攻められている場面。
   いや、私のダメがもう一つ多ければ攻め合い勝ち。
   攻め合いの手数を読み違えました・・・私からダメを詰められない場所があって、ダメ数よりダメ詰めが1手余計にかかるので、攻め合い負け。
 それも、勝っていると思い込んでいるので包囲される手を打たせている。
 ③ なんて言うこはないヨセの場面
   大ざるで滑れる所をあえて小ザルでそこを打って他に回ろうとしたのに、何と言う勘違いなのか、クリックミスをして打った石を味良く取られてしまい・・・最後まで頑張ったものの1目半足らず。
 もしも、もしも間違わなければ4,5目残っていたらしい。

 トータルすると間抜けな3連発
  タラレバがあるのなら3-0となるところを0-3になったような。
  もしもこの手の間違いを起こさなければ半目は強くなれるのに・・・
 これが、皆さんに遊んでもらえる理由かも知れませんが。
  しかし肝心なところで間違える癖・病気・・・いや決定的に弱い理由ですね。