なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

碁キチも脱帽!

2009-03-27 17:36:01 | Weblog
 火曜日の深夜と言うか水曜日の未明、いつものネット碁でMさんの対局を観戦しました・・・いや確かに観戦したのはMさんの碁だったはずです。
 こんな風に記憶が曖昧というか、乱されたような感じがするには訳があります。
 と言うのは今朝がた目が覚めて7時過ぎに(今日は仕事が休みで、病院に行く予定もない日)所在なく、いやヌクヌク感を楽しみながら温まったベッドでパソコンをネット碁につなぐと、Mさんが打っています。
 その時はMさんが2子置いて上手に打って貰っていました。
  形勢が良くなさそうなのに、Mさんが粘っているというか・・・ネットですから表情は見えませんが、おそらく平然と一発狙いの感じがします。
 白氏はもしかしたら、既に勝負はついているという感覚で打っていたかも知れません・・・要するに相手があきらめてくれるまで付き合うとか、仕方なく終局まで打つような感じ。
 こういうときは案外落とし穴が待っていることが多い。
  案の定「大石死せず」の裏格言「大石だって死ぬこともある」みたいなもので、「大石」という安心感が逆に危険の見本のような結末が待っていました。
 白の超大石に目が出来なくて白氏無念の投了。
  そう言うわけで、Mさんの快挙と言うか、誉められない勝利と言うか、そう言う碁を観戦してしまいました。
 局後対局室を退去して対局希望者一覧表を見ると、対局を終わったばかりのMさんの名前が載っています。
 これは・・・たぶん・・・私を誘ってくれているような気がします。
  勿論名指しではないし、ネットでのことなので私の一方的な思い込みの可能性は大きいのですが、なんとなくそう言う気がします。
 これまでもMさんの碁を観戦した後はこういうことが多かった・・・
  まあこういうスタイルなのでMさんは連続対局で対局数が多いのですね。
 ともあれ先ほどの碁の毒気にあてられた気分なので対局意欲が起きませんでした。

 さてそれから数時間して昼食後にネット碁を見ると
  ん!! Mさんが対局しています!
 すごいスタミナとパワー!!
  結果とか、碁の内容はともかく深夜・早朝・昼と打っています。
 休み休み打っているのか、間で仮眠を取っているのか他人事ながら心配。
  まあ私が観戦しながら眠っているようにきっと何か極意があるに違いない、そうでなくては連続(おそらく)12時間以上は・・・
 !!だが、考えてみるとそれを見ている私も・・・見ているだけとはいえ「アンタも好きね」と言われるだろう。

一種のブラックジョーク!?

2009-03-27 17:31:25 | Weblog
 今日の仕事の帰りに近所のレンタルDVDの店に寄りました。
  最近では本を読む体力・視力が低下したのか読書量が減りまして、反比例してDVDを見ることが増えています。
 そこへもって来て「シルバー会員」ですから最新作以外なら7泊8日で半額料金ですからつい借りてしまいます。
 私だけでは無いようで、店のカウンターに私の前に並んだ人も「○○5円」という金額が聞こえたから、この人も半額の会員らしい。
  案外シルバー世代に半額で貸し出しても商売になっているように見えます。
 ところで今日はこの店のサービスデーだったらしく借りた人に350ml缶の飲料1本プレゼント。
 もらえるものなら大抵のものは有難いが・・・よく見ると缶チューハイのようです。
 これは私にとっては猫に小判みたいなものです。
  くれたから素直に貰いましたが、さて冷蔵庫でどうしよう。

 DVD屋さんの次に、その近くのコンビニに寄ってみて・・・
  店の前に分別収集のいくつかのごみ箱が並んでいます。
 缶、ビン、ペットそれに「燃やせるゴミ」・・・マア見慣れた光景です。
  ところがその「燃やせるゴミ」のごみ箱の縁に、タバコの吸い殻が置いてありました。
 流石に火は消してありましたが、「燃やせるゴミ」にタバコの吸い殻・・・
何やらジョークのような気がしますが考えすぎだろうか?。

 そう言えば今朝は寒かったですね。
 一度5月並みなどというあたたかさを経験させておいて、真冬に近い温度に突き落されたようです。
 現実には本当の真冬はもっと寒いのでしょうが、相対的には相当寒い。
  朝通勤で近所の団地の中を通ると、桜並木がサクラ色に煙っています。
 開きかかったところでストップがかかったようです。
  花冷えではなくて寒の戻りでしょうか、きっと花も震えているはずで、サクラにとってこれも一種のブラックジョークかも知れません。

 ところで件のコンビニの前にコミュニティセンターがあります。
  ここでは冗談みたいな経験があります。
 ここに通ってくるご婦人で私と打つ時・・・彼女の好敵手とか仲間が手が空いていない時に渋々私と打つのですが、手合いは向こう5子。
  まあもう少し置いてもいいかも知れませんが、勝負ではないから多少のことは構わない。
 ところでこのご婦人相当生真面目な性格と見えます。
  たぶんリタイアしているとは思うのですが、ものかたい商業に着いていただろうと推測できる雰囲気です。
 囲碁の方もそう言う気質が出ているような気がします。
  それを少し揶揄した見方で言うと・・・
 「工夫より堅実さ1本」と言う感じ、それに「生真面目に戦う」
 どういうことかと言うと「決して途中で投げたりあきらめたりしない」
  最後まで頑張る!!
 これは凄い敢闘精神ではありますが、、、
  こういうスタイルは同じくらいのクラスの中では意外と効果を発揮して、本来まるでダメな碁をひっくり返したりするのです。
 ですから、本人にとって「最後まで頑張る」のは悪い事ではないと思っているはずです。
 但し・・・上手相手にどうにもならないような局勢で最後まで打つということは・・・何手負けであってもヒタヒタとダメを詰める。
 相手が大場とか大きなヨセの手を打っても一切構わず、ひたすら自分の石を取っている白石のダメを詰める・・・相手が気がつかなければ逆に取ってしまおうと。
 何かの手筋、他の石との絡みなどと言う七面倒なことは一切抜きで、5手も6手も負けている攻め合いをダメ詰めで逆転しようと言う・・・恐ろしい精神力というか。
  私も一度相手のダメ詰めに「何をやっているんですか?」と訊いたことがありますが、件の生真面目なご婦人が返事をするはずがありません。
 「囲碁は黙って打つ」「どこに打とうと私の勝手でしょ」と言わんばかり。