なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

可愛い子には旅を

2011-03-27 22:07:06 | Weblog
 息子の話ですが、これが親から見てどうも世間の物差しでは測りにくい感じがする。
  いくら親ばかでもスケールが違う大物だとは決して思っているわけでは無くて、単にスローモーションの人生を送っているように見えるのです。
 高校を卒業して、即大学進学を目指さずに1年間アルバイト暮らしをした後に語学専門学校に通いそこを卒業した後に、1年間の語学留学。
 帰国後に外国にある邦人会社に就職が決まる寸前で「鳥インフルエンザ」の余波で就職できずに、外国人に日本語を教える教師になる学校に通い、この春から関西の語学大学の専門課程に編入。
 彼の中学時代の同級生たちは皆働いている・・・のに、奴は未だこれから大学に行く・・・。
  しかも卒業してどうなるかは全く見通しが無い。
 マア、やりたいようにやっているのは、何分の一かは親の責任と言うか、資金的な援助があるからなんですが、我が家は決して裕福とは縁が無いのです。
 
 どうも家は私も女房殿も4年で大学を出なかったし、娘も、、、そんな中で息子は超スローモー。
  未だ世間様に出るどころかスタートラインにも立っていない。
 本人がどうなるかは本人の責任だし、親の出番は無い。
  『マア、好きにやれ』としか言いようが無い、、、親が最後まで見届けられる筈が無い。

 ところで、前回外国に住んだ時は文字通り他人様の家で生活をスタート。
  仕事ではないが一応人様の家のカマメシを食ったわけだし、どんな問題が起きても自分で何らかの対応はした筈。
   息子を丁稚奉公に出して鍛えて貰うのとはだいぶ違うけれど、それでも親ばか的に言えば「旅に出した」と言える。
 今回は国内出し日本語が通じる場所だから前回程は心配していないけれど、反対に帰ろうとば何時でも帰れると言うところが『アマ過ぎないだろうか』などと内心心配したりする。
 つまり、私自身親として未だ鍛えられていないようです。
 「可愛い子には旅を・・・」と鍛えて、、、実は親も。

 前回は鳥インフルエンザとかリーマンショックなどの影響があって少なからず就職とか進路に影響があったと思われますが、今回は大地震発生。
 直接の被害は少なかったものの、社会的な影響としてはある筈ですから、彼、彼らの年代も結構大変のようです。
  それにしてもスローモー、、、未だスタートラインに着く準備に入るところ。
 やはり私のDNAを継いでいるに違いない。