碁会所とかコミュニティで「先生,手が空いていたら1局お願いします」と声をかけられれば、「先生とまで言われては、断るわけにはいかないね(ブタもおだてりゃ木に登る)」と応じるのです。
日頃偉そうな顔をしていても、尊敬されるほど強くは無いのですから、この場合の先生は「さん」くらいの意味です。
「先生」のこういう使い方は、個人的には40年ほど遡っていく
学生時代に同じクラブの先輩が植物採集・社会見学・観光旅行みたいな台湾旅行をしました。
1ドル360円の固定相場時代に、リュックを担いで一人で出掛けて行きました。
それほど裕福な旅行ではないので行く時はバイクを持っていって現地で処分とか、人気のある日本製品を出来るだけもって行くとか・・・今の学生はこういうことをしなくても良い時代ですね。
ともかく、その先輩は約1ヶ月程で帰ってきましたが、お土産は植物のスライド写真と現地の話です。
向うでは一家の柱でもある主婦を太々(タイタイ)と言うんだとか・・・
今で言うとホームステイみたいにどこかの家にお世話になって歩き回っていたらしい。
向うでは年配者は殆どの人が日本語を理解できたらしいから、外国語をしゃべれるとは思えない先輩でも何とかなったらしい。
それで彼が帰国してから「先生」が流行って・定着した。
世の中全体の動きでは無くて、私の周辺ではそうだったという話です
これは「ミスター」とか「・・・さん」みたいな使い方で、現地では「K先生」と呼ばれていたらしい。
当時の彼は数学科の学生の身分で、専門の学問とは関係の無い植物採集などでの旅行ですから、軽い尊敬とか丁寧な呼び方だったのでしょう。
その先輩が帰国して、周りの人に皆「先生」付けで呼ぶ・・・それが流行って、定着してしまったのです。
もう少し時代が下がると、フィリピンに旅行した日本人が現地では「社長さん」と呼ばれたようなものかもしれない。
但し本物の社長なら「さん」などいらないはずで、「さん」がつくのは本物ではない証拠なんだが・・・
尤も他の会社の社長には「さん」をつけたほうが自然の場合があるから難しい
話を「先生」に戻します
さてそれより更に時代が下がって、碁会所に足しげく通っていた頃のことです
この頃、碁会所はまさに先生で溢れていました
まず、”本物”の先生がいます。
中学の校長先生とか、教師の先生、病院の院長先生のお医者さん。
この方々は間違いなく「先生」
政治に携わっている先生=議員さんもいたし、本を書いたり地方紙に連載を書いている著述業の先生もいた。
塾で書道を教える人、お茶の先生もいました。
更に土地鑑定士の先生、土地家屋調査士、司法書士・・・皆先生です。
そして初級者・初心者に碁を教えているK畑師範は素人とはいえここでは碁の先生、そういう意味では私も「ナンチャッテ」付ですが先生の内。
棋力の下の人から見ると、上の人は皆先生ではある・・・
観戦記者などで有名な方が出入りしていましたが、この方などまさに私などから見たら先生です。
そしてプロの棋士は当然先生と呼ぶ・・・
全く石を投げれば先生に当たる。
だから「○○先生」と呼ばなくてはいけません、そうでないと周りの人が全員振り返ることでしょう
日頃偉そうな顔をしていても、尊敬されるほど強くは無いのですから、この場合の先生は「さん」くらいの意味です。
「先生」のこういう使い方は、個人的には40年ほど遡っていく
学生時代に同じクラブの先輩が植物採集・社会見学・観光旅行みたいな台湾旅行をしました。
1ドル360円の固定相場時代に、リュックを担いで一人で出掛けて行きました。
それほど裕福な旅行ではないので行く時はバイクを持っていって現地で処分とか、人気のある日本製品を出来るだけもって行くとか・・・今の学生はこういうことをしなくても良い時代ですね。
ともかく、その先輩は約1ヶ月程で帰ってきましたが、お土産は植物のスライド写真と現地の話です。
向うでは一家の柱でもある主婦を太々(タイタイ)と言うんだとか・・・
今で言うとホームステイみたいにどこかの家にお世話になって歩き回っていたらしい。
向うでは年配者は殆どの人が日本語を理解できたらしいから、外国語をしゃべれるとは思えない先輩でも何とかなったらしい。
それで彼が帰国してから「先生」が流行って・定着した。
世の中全体の動きでは無くて、私の周辺ではそうだったという話です
これは「ミスター」とか「・・・さん」みたいな使い方で、現地では「K先生」と呼ばれていたらしい。
当時の彼は数学科の学生の身分で、専門の学問とは関係の無い植物採集などでの旅行ですから、軽い尊敬とか丁寧な呼び方だったのでしょう。
その先輩が帰国して、周りの人に皆「先生」付けで呼ぶ・・・それが流行って、定着してしまったのです。
もう少し時代が下がると、フィリピンに旅行した日本人が現地では「社長さん」と呼ばれたようなものかもしれない。
但し本物の社長なら「さん」などいらないはずで、「さん」がつくのは本物ではない証拠なんだが・・・
尤も他の会社の社長には「さん」をつけたほうが自然の場合があるから難しい
話を「先生」に戻します
さてそれより更に時代が下がって、碁会所に足しげく通っていた頃のことです
この頃、碁会所はまさに先生で溢れていました
まず、”本物”の先生がいます。
中学の校長先生とか、教師の先生、病院の院長先生のお医者さん。
この方々は間違いなく「先生」
政治に携わっている先生=議員さんもいたし、本を書いたり地方紙に連載を書いている著述業の先生もいた。
塾で書道を教える人、お茶の先生もいました。
更に土地鑑定士の先生、土地家屋調査士、司法書士・・・皆先生です。
そして初級者・初心者に碁を教えているK畑師範は素人とはいえここでは碁の先生、そういう意味では私も「ナンチャッテ」付ですが先生の内。
棋力の下の人から見ると、上の人は皆先生ではある・・・
観戦記者などで有名な方が出入りしていましたが、この方などまさに私などから見たら先生です。
そしてプロの棋士は当然先生と呼ぶ・・・
全く石を投げれば先生に当たる。
だから「○○先生」と呼ばなくてはいけません、そうでないと周りの人が全員振り返ることでしょう