今回の震災は局地的でありながら、ブラックアウトにより全道に大きな被害が及んだ。これまでの地震の地域と違い北海道では季節的に観光客が集中しているという事情があった。政府を挙げて取り組んだ外人観光客誘致により、観光のため北海道を訪れる外国人は2017年度は279万人で、前年度から2割以上増加。東日本大震災の影響で低迷した11年度の56万人と比べ、6年で約5倍に増えている(数字は同庁発表)。
日本人は誰でも地震を経験しているが、ほとんどの国の人は地震の経験はない。胆振地域にいた多くの外国人観光客は大地の揺れに驚愕したことだろう。同時に食糧や水の確保、通信手段の切断による情報不足で不安が一杯だったことだろう。報道によると札幌市は6日午後から同市内に観光客向けの避難所を開設。8日午前の時点で5カ所あり、ほとんどが訪日外国人が利用しているという。市中島体育センターには7日午後には約400人が避難した。アジア系の人が多く、英語や中国語を話せる職員を配置した。札幌市の迅速な対応は評価できるが、道東や道北など地方で観光していた外国人観光客はどうなっていたのだろうか?JR北海道は依然不通状態、千歳空港への手段など今もって情報が無い。
官房長官の記者会見では、訪日外国人対策については全く触れてない。お持てなし等と言ってるが、こうした緊急時こそ一刻も早く帰国したい外国人観光客対策に政府は取り組む必要がある。
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