聖痕
2014-08-08 | 本
幼少時、変質者に性器を切り取られた男性を描いた小説
のっけからの異常な出来事に筒井ワールド炸裂ってな感じです。
でも枕詞などの古語がちりばめられて、上品?かつ淡々と話しが進み、
そもそも性欲のない主人公なんで…
俗物図鑑とは対極の物語?
ところで、性欲がないといえば、草食系男子の究極の姿とでもいえるんでしょうか?
ビアンカ・オーバースタディと同じく、滅亡への世界観を表してるような…とか何とか…
自然も政治も経済も不穏であったり不透明なことばかりで、
ホントに破滅に向かっているんじゃなかろうかと思ったり
で、それも見てみたいような見たくないような…
この先どうなるんだろうかと思いつつ読了
これは朝日新聞に連載されていたお話ですよね。
読みました。
男性にも女性にも追いかけられる美貌の主人公。
なんとも妖しい香りのする小説だった気がします。
逆にそれ以外記憶に残っていません(笑
そうそう、連載されていたらしいですね。
今までに読んだ本で内容憶えてるのって少ないです。
ほとんど忘れていて、読んだことすら忘れちゃってるんですから(^^;