ホワイト・バンド

「ほっとけない　世界のまずしさ」キャンペーンが巷で広がっている。

私が知ったのは「おにぎりおかん」さんの記事。

「ホワイトバンドを身につけて
　『世界の貧困をなくしたい』という意思表示をしよう!」
というこのキャンペーン。

活動の趣旨(キャンペーンサイトより抜粋）はこうだ。

「世界の貧困をなくすために、日本にできることは、
　援助をふやす、援助をよくする、
　最貧国の高すぎる返済金利を少なくする、
　そして貿易をフェアにする、この4つです。
　2005年はG8サミット、国連総会、
　WTOと大きな会議が3つもあります。
　日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」と
　はっきり言うチャンスです。

　今、世界が本気になって、構造を変えようとしています。
　あなたも、ホワイトバンドを身につけてください。
　貧困をなくすために、できることをしてください。

　ほっとけない　世界のまずしさ。」「

私は共感しつつ、私に出来る第一歩としての
ホワイトバンドをどんなものにしようかと考えていた。

数日後再びブログにお邪魔してビックリしたのは、
このキャンペーンのホワイトバンドに関して、
そして、キャンペーンのあり方に関して
おかんさんのブログ仲間のあいだで
いろいろと議論が広げられたこと。

議論の中では著名人を使って
「カッコよさ」を売りにしていることへの疑問、
今まで見てみぬフリをしていた自分への反省など様々。

こんなにみんな関心があるんだ!!
それが私には驚きだった。

今までは「なぜ黙っている人が多いんだろう」
「どうしてみて見ぬフリをしていくのだろう」と疑問だった。

このキャンペーンを通してのコメントを見て、
本当のことがみんなに知らされていなかったこと、
そして、知っていても何をどうすればいいか
手段を知らない人が多いのだということを、
私は知ることになった。

そして、このキャンペーンが
世界各国でどんなふうに行われているかに
私はとても興味を持った。

さっそく各国のHPへ出かけてその活動を垣間見る。
が、どうも日本とは様子が違う。

なるほど、日本や「先進国」と呼ばれる国では
その国独自の「ホワイトバンド」を作って販売している。
アメリカやカナダはまとめ買いがあり
販売数も半端な数じゃない！

しかし、一番訴えているのは
「ホワイトバンドを身につける」ことではなく
「Take action」＝行動を起こすこと。
つまりは、意思表示をいろんな方法でして
先進国のリーダーに具体的な政策の実行を
うながして欲しいといっているのだ。

アメリカでは「貧困」の文字の前に「AIDS」が書かれており
それぞれの国の事情もプラスされているように感じた。

日本におけるキャンペーンは
各国のそれに比べると政治的意味合いが薄く見える。
しかし、日本の今の政治離れ状況を見ると
ホワイトバンドの「かっこ良さ」を前面にしているのは、
日本の若者達に世界に目を向けるきっかけを与えてくれているのだと
私は解釈している。

悪く言えば、こうでもしないと
今まで平和運動などは「かっこ悪い」と毛嫌いしていた人々には、
受け入れられないだろうと主催者側に思われているのだろう。

それで、私の結論。
ホワイトバンドについては、何でもいいみたいなんで、
オリジナルの「ホワイト・リスト・バンド」を作ってみた。<写真>
（ヘアバンドもいいけれど白だと「はちまき」っぽい）
紙紐を三つ編みにしただけのヒモだけど
私らしくて気に入っている。

これを身に付けて、
このキャンペーンがあることをいろんな人に知らせる。
もう少し出来るとしたらSing-upするとか、
政府機関に声を届けるとか、
いろんなところで話題にするとか。
とにかく思いつくことで実行できることをしようと思う。

昨日、ラジオで『世界がもし100人の村だったら』の著者
池田香代子さんがこんなことを言っていた。
「私達の力は無力ではなくて微力なだけ。」
集まれば大きな力に成ると！

みなさんにも、是非このキャンペーンで
世界の現実を知ってもらいたい！
そして、みなさんに出来る事を
是非実行してもらいたい!

最後に、
このキャンペーンを知らせてくれた
おにぎりおかんさん、ありがとう!!