気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

1月の芝居 と 着物

2019-01-29 21:42:15 | 芝居

  今日29日は気持ちの良い晴れ。

 

 日差しに誘われ夫婦で甲州街道を八王子から高尾まで歩くことにした。

が、駅に近づくと急に冷たい風が吹き、背筋まで凍るような寒さに襲われた。

「今日はやめておけって事ね」

一昨日インフルエンザの注射をしたが、効果が出るまで2週間だそうだ。

「無理しない、無理しない」とそのまま図書館に直行し、本を借りた。

リュックを背負い「歩くぞ~」と意気込んでいたが、ただの散歩になってしまった

そんな自由も楽しい。

 

 一月の芝居 

 一月は歌舞伎で忙しい。

最近は、国立劇場、浅草公会堂、歌舞伎座の3か所に行く。

以前は、若い役者が修練のために出る浅草歌舞伎を昼夜見ていたので、4回見に行っていたが、

最近は流石に体力不足。どの劇場も1回づつにしている。

この1月の歌舞伎通いは当分止められない。

 

1月5日  国立劇場にて 「姫路城音菊礎石」(ひめじじょうおとにきくそのいしづえ)

 毎年菊五郎劇団により、華やかな歌舞伎が上演される。

尾上菊五郎、菊之助、中村時蔵、尾上松緑と顔ぶれも華やか。

国立劇場で上演されるのは歌舞伎座と違い、殆どが通し狂言で、ストーリー性があり、

内容を楽しむことが出来る。

 今回は姫路城内部のお家騒動の話。

家老の裏切りあり、お家再興を目指す奥方の活躍あり、城主に恩義を感じる狐夫婦の話ありで

盛り沢山。  

華やかだったという事を覚えているが、盛り沢山過ぎて、今、何を書いて良いか記憶があいまいになってしまった。

                       

開演は12時からだが、早めに行くとロビーで獅子舞が見られる。

お正月気分満喫。

今年の福を願って最後にカプカプと見物人の頭を噛んでくれる。

私は後方にいたので残念ながら獅子に近づけなかった。

来年こそは早く行き前に陣取りましょう。ポチ袋も用意してね。





 帰りに近くの平河天満宮にお参りに行った。

毎年必ずお参りに行くのは、近所の神社、大國魂神社、日枝神社の3つだが、

最近平河天満宮も加わり4つとなった。

お正月の寺社巡り大好きです。

 

1月22日 浅草公会堂にて 「寿曽我対面」「番町皿屋敷」「乗合船恵方万歳」

 毎年中学の同級生と行く。

夜の部だが早めに来てランチ。

この前と同じゲートホテルの13階に案内。スカイツリーがドド~ンと見える景色を喜んでくれた。

いつも会っているので、オフ会の時より、もっと普通のリーズナブルなランチを注文。

「浅草歌舞伎は、腰が曲がろうとも、杖ついてでもずっと来ようね。」

「この新春浅草歌舞伎で育った若手が大舞台で中心となって活躍するようになるまで

元気でいようね。」・・・・と友人と話し合った。

毎年若い歌舞伎俳優達にエネルギーを貰っている。

ダントツに坂東巳之助と中村種之介の踊りが上手だった。

                                                

 ロビーに飾られている歌舞伎役者自作の羽子板。 有名な方はほとんど出している。

これらはオークションで誰でも手に入れることが出来る。

価格を書いた紙を箱に入れ、一番高い金額を書いた人の手に渡り、収益は福祉に役立てるそうだ。

玉三郎さんの牡丹、素敵。

一体どのくらいの金額で落札されるのでしょうね~。

 

1月25日 歌舞伎座にて。夜の部

 年に1回、関係者席を友人が手に入れてくれる。5人で行った。

今年は前から7番目、10番の席。花道に近い最高の席。

八百屋お七が(中村七之助)が花道を駆け抜ける時、私の隣の隣に座った友人は、風と樟脳の匂いを感じたそうだ。

そばで見た七之助の横顔が今でも目に焼き付いている。

                



 

 1月27日 「紀伊国屋ホール」にて  友人がご招待チケットに当選、誘って下さった。

    二人で途中寝てしまったわね~と笑い合ったが、若い人たちの熱気だけは評価したい。

    演劇の道は厳しい。こういう場所で鍛えられ、若い才能が開花すれば演劇界も面白い事になるだろうと思った。

                

 

  今月の着物 

 昨年は、着物をあまり着なかった。

何となく気ぜわしく、着るチャンスがあってもつい洋服を着てしまう事が多かった。

今年は古希になる。70歳かぁ~と嘆息。

多分、元気に着物が着られるのはあと10年!!

各地の紬が好きで集めたものも多いが、最近は断捨離のおかげで、頂くことも多い。

着物の寿命は驚くほど長く、生きていれば99歳になる母の20歳の時の着物も、チュニックに変身し、現役で着ている。

とても大げさなのだけれど、精魂込めて繭を育て、糸にし、織り上げた布を大事に生かしてあげたいと思う。

古い着物も、頂いた着物も、手を通すことで生き生きと命が吹き込まれる。

80歳まで着物を沢山着たいと思っている。

 ① ② ③

①はウールの着物と自作の簡易帯 帯留めは友人から頂いたフェイクパール。

②は亡くなった叔母の着物と帯。裄丈(そでたけ)を直してもらい着ている。帯留めはネットで買ったサンゴ。

③は凝った織の着物。とても暖かい。 これを着て上野の展覧会へ。帯留めは母のブローチ。

 ④ ⑤ ⑥

④浅草オフ会に着ていった。立川G店で購入。厚い織りの着物で暖かく、汚れが目立たないので活動的に着られる。

⑤着物は鎌倉で買った仕付け付きのリサイクル品。とても柔らか。帯は何と祖母の物。

 初めて締めたが、これも50年ぐらい経っていると思う。帯留めはデパートの京都展で買った象眼。青海波模様。

⑥40代にデパートで働いていた頃、お歳暮の時期には役職により、いろいろな売上ノルマがあった。

 達成しなくても大丈夫なのだが、この点に関しては上司がうるさかった。

 親戚や友人に勧めるのがベストなのだが、そんな気分にならず、また時間もなく、エイッと自分の着物を作ってノルマ達成。

 万筋小紋といい、細い縞が染められている。今でも一番のお気に入りの着物。

 帯は、10歳ほど年齢が上の方から頂いた玩具模様の高級な帯。とても自分では買えない。

  歌舞伎座に着て行った。

 

ところで、引退した稀勢の里、2月3日節分に大國魂神社に来るそうです。

行きたいなぁと思うけれど、一目見ようと押しかける人が多そう。

迷ってます。

 

                                              

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ビオラさん (☆銀河☆)
2019-02-08 00:57:38
 1月は1年に一度の私の歌舞伎祭りです。
以前はこれに普通のお芝居も入っていたので芝居に追われて大変でしたが、もうそんな無茶は止めました。
去年は着物はあまり着なかったのですが、今年は頑張ります♪
 浅草でのチェック姿、見られてましたか(笑)
あのお店は「もり銀」といって古いお店です。7、8年前に一度帯留めを買いました。小物は長持ちするので、一生ものです。
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Unknown (ビオラ )
2019-02-05 22:04:23
さすがお芝居の銀河さんいろいろな場所でたくさんの歌舞伎をご覧になりましたね
歌舞伎座では風や香りが感じられるような良いお席でご覧になったとか、最高だったでしょうね
お着物姿も素晴らしいです
着物に合わせる帯や小物選びも楽しみの一つなのでしょうね。
浅草で銀細工のお店をチェックしていた銀河さんの姿
しっかり見てましたよ(笑)
返信する
だんだんさん (☆銀河☆)
2019-02-04 13:14:58
お帰りなさい~♪
ブログ拝見しました。
コメント残さず、すみません。
複雑な思いで、故郷に帰られたのですね。

インフルエンザの猛威はすごいですね。
でも中旬に行事があって絶対に風邪をひくわけにはいかず、危険は避けてます。

着物の件、ありがとうございます。
また連絡させてくださいネ。
返信する
あざみさん (☆銀河☆)
2019-02-04 12:44:35
 そうでしたか。
着物は作り変えたり、サイズを直したり、
リフォームしたりで、色々と生き返らせることが出来ますね。
でも、費用がかかったり、手間がかかったりで大変。
ほどいてリメイクする気力と技術、尊敬します。
返信する
歌舞伎通と着物 (だんだん)
2019-02-03 14:40:50
身内の見舞いで里帰りしてきました。
関東と山陰の寒気が違って、底冷えがきつかったです。
風邪からインフルエンザになり、死者も出る昨今。
無理して歩かなくて良かったですよ。
驚くほどの歌舞伎鑑賞、お見事です!
自分はいつ興味が出るかしら~多分のめり込まないでしょう。
取り敢えず、来年の女子孫に振袖着せたらお役御免になります。
でも着物は沢山ある。新品の小物や反物が何反もある。
自分は数枚を確保すれば済むので、銀河さんまたお願い出来ませんか?


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Unknown (あざみ)
2019-02-02 22:01:08
小紋とお召のご説明有難うございました。
良く分かりました。
親戚から、どさっと送られて来ましたので処分する着物とリメイク出来る着物と分けたのですが知識が無く
お願いした次第です。
有難うございました。
返信する
あざみさん (☆銀河☆)
2019-02-02 01:03:26
 芝居・舞台の趣味だけは
積極的に自分から仲間を探しました。
今はバレーや音楽はこの方、歌舞伎はこの方、あの芝居は、文楽は・・・・とだいたい一緒に付き合って下さる方が決まってます。
変わった芝居や、急に決めたものは勿論一人です。

関西でも高尾山が有名なのですか!
関東だけで有名なのかと思ってました。
途中の薬王院までなら簡単に行けますよ。こちらにいらしたときは是非。

着物褒めてくださってありがとうございます。
何時までできるかわかりませんが着られるうちは着ようと思ってます。
あざみさん、着物リフォームお上手です。着物たくさんお持ちなんでしょうね。

小紋とお召しの違いですが、小紋は染め、お召しは織物です。お召しは織で模様を出します。
お召しは昔の矢絣が代表的な模様で、
経糸横糸両方に撚りをかけるので
少しゴワッとしますが、体に沿い、丈夫です。縮緬と紬のあいの子のような布ですが、格は紬より上です。
ですが今はお召しはほとんど作られず、桐生の工場見学した時もお召しの織れる織機は1台しか無いとの事でした。
今は塩沢お召しが生産されているぐらいでしょうか。
織りの名前があっても現在生産されていない物が数多くあり、非常に残念だと思っています。今のうちにたくさん見ておこうと思っています。
拙い説明で失礼しました。布の話になるとつい力が入ってしまいます。
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ラッシーママさん (☆銀河☆)
2019-02-02 00:37:45
 結局雪は全く降りませんでしたね。
朝起きたら一面の雪かと覚悟してましたが晴れでホッとしましたね。

新春浅草歌舞伎はここ10年ほど同じ友人と行っています。
17、8年前にお芝居に誘い、一緒に行き始めました。
忙しい方なので最近は浅草のみご一緒します。

芝居をもっと気軽に楽しんで欲しくて、今まで結構お芝居や歌舞伎が初めてという方を何人もお連れし、紹介しました。
懐が痛まない範囲で絶対面白いものを誘うようにしてます。

旧歌舞伎座最終公演では3組の方達が楽しんで下さって、良い思い出です。
が、流石に最近はそんな歌舞伎ツァーは止めました。気力不足です。

着物は凝りだすと大変なのですが、
長い趣味なので、それなりに小物がたまってしまいました。
今年は沢山着ますね。


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Unknown (あざみ)
2019-02-01 12:14:06
共通の趣味があるお友達がいて良いですね。
会話も弾むし倍楽しめます。

高齢になると先ず体力、体調を考えて行動しないと不安ですね。高尾山は八王子から出発点になるのですね。
行った事が無いですが関西でも高尾山は有名です。

流石お着物好きであって帯止めもばっちりです。
着物は好きですが恥ずかしながら品が分かりません。
紬、大島、ウール、銘仙、位しか分かりません。
小紋とお召しは柄の事ですか。特徴を教えて下さい。
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Unknown (ラッシーママ)
2019-01-31 19:22:23
今日の夜半より雪の予想、明日は二人とも出掛ける用事があるのだがどうだろう・・・
ラッシーパパは何時もは駅まで歩いてるけれど、雪が降ったなら駅までバスで行ってと言う私の言葉に
若ぶって歩いて転んだら骨折、これこそ無理しないですね。

毎年1月は歌舞伎を3,4本観てるのですね。
それにしても歌舞伎を一緒に観に行く仲間がいていいですね。
私は芝居は専ら一人で行きます。
どの芝居が面白いのか未だ検討がつかないので、チケットが高額なので友達を誘ってつまらなかったらと思うと
怖くて誘えません。
楽しみを友達と共有できるのがいいですね。

沢山の着物姿が観れました。
着物を着る方は帯留めみたいな物に凝るのですね。
新年会の時の着物は知ってたけれど、真珠?の帯留めは気が付かなかったわ。
やはり歌舞伎には着物姿が似合ってます。
返信する
tonaさん (☆銀河☆)
2019-01-31 10:30:49
>あきらめも肝腎といったところ<

この言葉、肝に銘じます。
数年前からやりたい趣味があるのですが。
全ては無理、何を選択するか大事ですね。

帯留めは小さな芸術品ですね。
伝統を守る店や骨董店で買う事もあり、地方の工芸品のこともあります。
買うのは数年に一度なのですが、着物の趣味も長いのでたまってきました。
今は増やさず、持っている物を活用していきます。
返信する
Unknown (tona)
2019-01-30 09:45:21
年取ってきたら体を考えて、判断に従い即実行、これ大切ですね。無理が禁物ですものね。あきらめも肝腎といったところ。
和服、ますます磨きがかかって帯から帯留めまでじっくり拝見しました。宝物がどんどん増えていく感じ。
一人日本の伝統を守ってくださっている銀河さんという思いです。
お芝居もコンスタントに出かけられて尊敬します。

大國魂神社、混んでいるでしょうね。見たいけれども無理ですね。
返信する

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