長野日報の23日日曜日の朝刊第一面に”富士見の行政区未加入者”とある。行政区と言う文字が目に飛び込んできたが、正しくは何の事か分からなかった。自分の頭の中で勝手に解釈してみると ”行政区とあるから公権力で区分けされた地方自治体たる行政の地域への加入が済んでいない者 ”を想像した。しかし、どう考えても自分の判断はおかしく思えた。行政権の伴う地域に加入したり、未加入などの恣意が入り込む余地などないと思った。住民の意思で入ったり、入らなかったりする任意性のものの筈がない。住民票を異動すれば転入時から住民だし、現に住んでいるところに本来は住民票を異動しなければならないのが原則である。行政区とは、この住民票に伴うものとも違うみたいだ。
そんな、疑問を持ちながら長野日報を読み進んだ。記事を読み終えても、行政区の説明がない。新聞では基本的に行政区を理解している者ないし、定義付けされている事知っている読者を前提に記事が書かれている。
長野日報の記事を抜粋してみると [ ・・・富士見の行政区未加入者・・・転入者の行政区への加入を進める富士見町は「行政区に関する住民アンケート」を行った。263人から有効回答があった。回答者の73%が未加入で、このうち三分のニが加入を希望しない事が分かった。]とある。
どうも、行政区とは任意で加入脱退が出来る組織のようだ。
[町内には38の行政区(区・集落組合)がある。町はこれまで転入者の自由意思を尊重し、加入には各行政区に対応を委ねてきた。しかし近年、未加入者が急増。・・・・未加入者191人のうち、加入しないことへの不都合は68%が「ない」と答えた。可燃ごみ、資源物の搬出は約半数が区内や近くのごみステーション、専用収集コンテナを使用していた。]
と、言う事は行政の一部仕事を肩代わりする任意に地域住民の集まりみたいである。都会ではないが、地方に行くと住民が草刈やゴミなど役務を担当して地方行政の一翼を担っている事がある。より良い居住環境を守り維持していく住民組織のようだ。
[行政区加入は129人が「希望しない」と回答。理由は「日常生活に困らない」が最も多く。「区費などの負担が高額」「出役が負担」「役員をやりたくない」の順だった。]とある。
[意見や要望では「町税を払っているのに更に区費は重荷」・・「子どもが義務教育の間だけ加入する」「地元の人とのつながらが薄い」など行政区への戸惑いも浮かび上がった。新住民の加入に消極的な行政区もあり・・・]とある。
都会だから近所付き合いが薄く、田舎だから人間関係が濃いと言う訳ではないようだ。新住民と旧住民の確執みたいなものを感じる。行政区に入らない人たちは移転して来た事による問題で、新たに転入してきた新住民達の意識の問題のようだ。
郷に入れば郷に従いである。
都会が人間関係希薄であるとは思わないが、田舎ほど濃くも無いと思っている。
その濃い人間関係の所に居を構えるのだからして、郷に入らなければ人間関係は構築できない筈である。自然を求め濃い人間関係を求めてこの地に住んだ人ばかりではないようだ。
記事の中に「出役」と言う文字があった。地域住民が皆で一丸となり作業など役務を行う事のようだ。自分が考える所では、道路に関する事、除雪や草刈や清掃。下水に関する事、排水溝などの清掃や修理の維持管理。お祭り催事などの協力であろうか。
高齢化の進んだ過疎の村や町では、生活環境の維持すら難しくなるようである。若い世帯が多く集まる町や村にするべく努力しないとならないから大変である。
そんな、疑問を持ちながら長野日報を読み進んだ。記事を読み終えても、行政区の説明がない。新聞では基本的に行政区を理解している者ないし、定義付けされている事知っている読者を前提に記事が書かれている。
長野日報の記事を抜粋してみると [ ・・・富士見の行政区未加入者・・・転入者の行政区への加入を進める富士見町は「行政区に関する住民アンケート」を行った。263人から有効回答があった。回答者の73%が未加入で、このうち三分のニが加入を希望しない事が分かった。]とある。
どうも、行政区とは任意で加入脱退が出来る組織のようだ。
[町内には38の行政区(区・集落組合)がある。町はこれまで転入者の自由意思を尊重し、加入には各行政区に対応を委ねてきた。しかし近年、未加入者が急増。・・・・未加入者191人のうち、加入しないことへの不都合は68%が「ない」と答えた。可燃ごみ、資源物の搬出は約半数が区内や近くのごみステーション、専用収集コンテナを使用していた。]
と、言う事は行政の一部仕事を肩代わりする任意に地域住民の集まりみたいである。都会ではないが、地方に行くと住民が草刈やゴミなど役務を担当して地方行政の一翼を担っている事がある。より良い居住環境を守り維持していく住民組織のようだ。
[行政区加入は129人が「希望しない」と回答。理由は「日常生活に困らない」が最も多く。「区費などの負担が高額」「出役が負担」「役員をやりたくない」の順だった。]とある。
[意見や要望では「町税を払っているのに更に区費は重荷」・・「子どもが義務教育の間だけ加入する」「地元の人とのつながらが薄い」など行政区への戸惑いも浮かび上がった。新住民の加入に消極的な行政区もあり・・・]とある。
都会だから近所付き合いが薄く、田舎だから人間関係が濃いと言う訳ではないようだ。新住民と旧住民の確執みたいなものを感じる。行政区に入らない人たちは移転して来た事による問題で、新たに転入してきた新住民達の意識の問題のようだ。
郷に入れば郷に従いである。
都会が人間関係希薄であるとは思わないが、田舎ほど濃くも無いと思っている。
その濃い人間関係の所に居を構えるのだからして、郷に入らなければ人間関係は構築できない筈である。自然を求め濃い人間関係を求めてこの地に住んだ人ばかりではないようだ。
記事の中に「出役」と言う文字があった。地域住民が皆で一丸となり作業など役務を行う事のようだ。自分が考える所では、道路に関する事、除雪や草刈や清掃。下水に関する事、排水溝などの清掃や修理の維持管理。お祭り催事などの協力であろうか。
高齢化の進んだ過疎の村や町では、生活環境の維持すら難しくなるようである。若い世帯が多く集まる町や村にするべく努力しないとならないから大変である。