週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#269 -’10. つたや季の宿・風里(かざり)の夕食

2010年11月09日 00時00分01秒 | 温泉&宿

最近の我が家の宿の決め方は10年ぐらい前と少し変わってきた。
それは、観光地などを巡り宿泊する場所を得るためのものではなくなってきた。
宿そのものが目的地である。
美味しい物を食べて温泉に浸かる事が主目的になって来た。
その為、チャックインできる時間には既に宿についている事も多い。
今回宿泊した”つたや季の宿・風里”でも指定した午後2時にチャックインした。
峠の我が家を出てから寄ったのは、道の駅のみである。
奈良井宿を初めこの近辺の観光地も一度は訪れている事も影響している。

宿を予約して出発する数日前に観光地など寄り道する所を検索して帰宅する日に九蔵峠展望台地蔵峠展望台に寄り道しただけである。
観光もそこそこに帰るのは、休日や日曜日に中央高速の渋滞も大きな要因ではあるが。

その主目的の宿の料理を。

食事処のレストランに着くと素敵なテーブルセッティングがなされていた。
まな板のような上に綺麗に並べられていて、料理の説明をしてくれた。
オートフォーカスの積りがマニュアルモードになって居た為ピンボケですが。


 
 
本日の献立です。

           霜月の御献立

開田の雫
   柚子酒

風里秋の彩り
   一、子持鮎有馬煮
   一、味噌床玉子柿見立て
   一、零余子と銀杏の松葉
   一、銀杏豆腐(湯葉、クコの実、山葵)
   一、月見兎貝柱雲丹焼き
   一、紅葉カステラ
   一、茗荷寿司

秋の味覚ニ味ジュレ掛け
   一、焼茄子と蒟蒻タピオカの美味ジェリー
   一、土佐酢ゼリー掛け
       (柿、海老、法連草、山芋、穂紫蘇)

星月夜
  満月真丈雁渡り鳥見立て澄まし碗 
   紅葉冬瓜、 紅葉人参、 月大根
   焼き鮑、 松茸、 三つ葉、 南瓜、 人参

秋桜
  生ハムと秋の野菜のお造りにて
   紅芯大根、 大根、 人参、 海糸草、 レタス
   胡瓜、 アロエ、 アスパラ、 プチトマト二色
   水菜、 クレソン、 フリルリーフ、 チャービル
   香草ドレッシング

星流る
  本日の客前一品料理

秋澄む
  信州サーモン柚香サラダ焼き
   ポテトサラダ、 筆生姜、 紅葉丸十
   公孫樹南京

銀河
  信州地鶏風里鍋
   信濃地鶏、 椎茸、 榎木茸、 占地茸、 鮑茸
   舞茸、 水菜、 巻白菜、 牛蒡、 豆腐、 五平餅
   近江蒟蒻、 柚子胡椒

お食事
  御嶽山天然水使用 栗ごはん
   香の物、 赤出汁

水菓子
  フルーツコンポート和風パフェ
   林檎、 パイン、 抹茶アイス、 小倉、 白玉
   メロン、 渋皮栗甘露煮、 ミント

         つたや季の宿 風里
   





猫の好きな家内向きの猫の箸置きです。
丸く鍋猫の様である。




食前酒の柚子酒を撮り損なっていた。
陶磁器の杯。
美味しい食前酒だった。



生ビールを注文したらドイツのジョッキーのようなもので陶器製らしい。
ヤッパリ、生ビールが一番美味い。
このクリーミーな泡。




風里秋の彩りとは素敵なネーミングです。



説明を聞いていなければ、良く見ることも無く口の中に入ってしまうところだった。
お月様に居る兎さんである。
その後ろのアンポ柿に模してある料理にも感心してしまう。
日本料理ですね。




銀杏豆腐。
銀杏の美味しい季節になりました。



こちらが土佐酢ゼリー掛け。




器の下に木の葉が敷かれていた。
色付いた柿の葉が下に敷いてあるとは日本食は芸術だとつくづく思う。



で、こちらが焼きナス・・・・・の美味ゼリーか。




椀物一つとっても手の込んだ目にも美味しい料理を感じさせる。
満月の月をバックに飛んでいる雁でしょうか。



薄くスライスした人参を型で抜き取るのかも知れないが、素敵な水鳥が秋を感じさせる。
お碗の蓋に載せて一枚。




注文した冷酒は風里の特注で、製造元は七笑酒造。
美味しいお酒でした。
ロックの入った器にはタオルが添えられていた。
冷酒を持ち上げる時に水滴を拭ける心憎い配慮である。



江戸切り子のような素敵な杯である。



JTBに宿を予約した時、注文した特別料理の馬刺し。
滝の湯でも注文したが、美味しい事。
馬には少し可哀想だとおもうが。
柚子か、かぼすか分からないが、一ひねりされている皮。
手が込んでいる。



添えてある妻類もおいしいが、山葵は野菜に見立てて造られていた。




運ばれて来る調理が一工夫されていて、目にも優しく嬉しい限りである。



ここ風里では直ぐ前に自家製の野菜畑が造られている。
それらの野菜で造られた料理なのかも。



生ハムにドレッシングを掛ける必要はなかったが、これはこれで美味しかった。




本日の客前一品料理として熱々のものを目の前で作ってくれる。




我が家のテーブルの番になりました。



丹精こめて創ってくれているのが伝わって来るから嬉しくなります。



玄米おこげご飯の餡かけです。
揚げているから超熱々です。
美味しかった。




料理の配膳の時の方法が凝っている、この信州サーモンの時もご覧のように。







各自の器に綺麗に取分けて、盛ってくれる。




信州地鶏風里鍋ですが、運ばれて来たときに既に入っている具材と玉手箱に入っているものが分かれている。



給仕してくれている男性の方が玉手箱と呼んでいた。



こちらが既に入っていた食材。




こちらが玉手箱の中身。
美味しそうな地鶏など。



夕餉もいよいよ終盤です。
暖かいご飯と、汁物が運ばれて来ました。



秋を実感せずにはいられません。
大好きな栗ご飯です。
料理を鱈腹食べているのに、自分のみこの栗ご飯を御替りしてしまった。



各テーブルの食事の進み具合で次の料理を最適な食べ頃の時に配膳せなばならない。
待つことも、食べ終わったお皿を下げるタイミングも絶妙で全くストレスを感じなかった。
実はこれが難しい。
美味しい料理と素敵な時を味わう事ができた。




自分の大好きな水菓子・デザート・スイーツであった。
器の下に敷枯れていた手毬の和紙が素敵であった。
総てに細かな演出が施されていた。



栗ご飯を御替りしたのに、水菓子は全くの別腹でした。

6時10分に席に付き、7時55分に終わった美味しいひと時であった。

信州の山の中でも最近は海の幸が簡単に食卓に上るようになった。
今回、信州サーモンを別にして鮪などのお刺身類はでなかった。
それでも、そんな事を全く感じさせない満足感のある美味しい料理でした。

コメント (2)
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