週末を原村で

非日常性のユッタリした時の流れを信州は原村で。音楽を聴きながら星を眺め!最近は海外の旅の記事もアップします。

#190 -’16. パナマ運河(船上から)

2016年07月06日 13時14分02秒 | 海外旅行(クルージング)
二年前にパナマ運河をセレブリティ・インフィニティで通過した。
その時は新しいパナマ運河を掘削工事中であった。
その時の説明では完成予定が大幅に遅れていたようだが、いつ完成するか分からないと言っていた。
それでも、ついに完成したようだ
今まではパナマックス(パナマ運河の物理的制約により通過できる最大限の大きさの船を意味する。)の大きさが大幅に大きくなる。
海運物流で大きな意味を持つ。
経済的な恩恵は測りしれない効果がある。
物流で一番輸送効率が良いのが船(海運)で次が鉄道でトラック輸送、空運と続くのである。
その一番輸送コストが安い船便が大きな船舶が通過できるのである。
特にアメリカ東岸ないし中西部迄で生産される穀物から始まりオイルなど日本などアジアに向かう物流に大きな恩恵をもたらす。


太平洋側のパナマ市からカリブ海側のコロンに向かいます。

キャビンのTVに映し出されるインフィニティの現在地です。
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今回のクルーズの主目的のパナマ運河にいよいよはいります。
船にはパナマ国旗が掲揚されていました。
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船の船首は左手ですが、日の出で茜色に空が染まり始めています。
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パナマシティーの中心街にこれ程の高層ビルがそそり建っているとは夢にも思いませんでした。
アメリカのサンディエゴを発ち、メキシコ、ガテマラ、コスタリカそしてパナマです。
自然豊かな地を旅したとは言え突然の乱立したビル群です。
凄いスカイラインです。
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何処からがパナマ運河なのか正確にはわかりませんが、このアメリカ橋を潜る辺りから見物人が一挙に増えました。
中心地は湖ですからそこに至る水路or運河の始まりです。
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橋の下と潜(くぐ)る時はすれすれの感じでした。
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船の先端のヘリパートで見学して、一番船尾のオープンデッキで朝食です。
船の軌跡を見ながら通過したアメリカ橋を遠くに眺めながら最高の朝食です。
いつもは混んで居る船尾の席もこの時は、先頭で眺めているのかガラガラでした。
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タグボートにえい航はされていませんが、直ぐ脇を走っていました。
朝暗い内にパイロットを乗せたパイロット船がきました。
乗船している筈です。
新パナマ運河の工事現場が遠くに見えます。
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右と左に平行して閘門がありますが、どちらも此方からカリブ海のコロンに向かっての通行でした。
自分たちは左の閘門です。
前の青い船に付かず離れずです。
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我が家のキャビンは左舷でした。
新パナマ運河の工事はその左舷側にありましたので、ヘリポートの船首からも自分の所のキャビンからも時々見る事が出来ました。
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先行する青い船が揚がっていきます。
左右シンメトリーに出来ていることを来て初めてしりました。
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翌日の陸上からのパナマ運河の見学で分かりましたが、こちらの牽引用のディーゼル機関車は三代目で日本製です。
船からこの牽引機関車にロープを投げて太いロープで牽引されてい行きます。
今写っているロープは誘導ロープで細いですが、太りロープで牽引されます。
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右も左もガッツン湖に向かい閘門で船を上げていきます。
右手の建物が見学用とその他の目的を兼ねたビルです。
翌日、コロン側の見学用ビルのお邪魔しました。
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ここよりパナマックスの幅員32.3メートルの閘門に誘導されていきます。
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前の青い船はつうかしました。
隣の船と接近してきました。
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船首部分の一番先端ヘリポートです。
招待状が届き入室する事ができました。
でも、係員は沢山おりますが、チェックしませんからスイートのキャビンで無くてもどなたでも入れそうです。
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シアターの左前方からヘリポートにでます。
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室内プールサイドから我が家と反対の右舷です。
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パナマシティー側の観光スポットを併設したビルです。
沢山の方が見学しています。
大きなクルーズ船ですから見る方も楽しいと思います。
手を振ってくれる人もおりました。
翌日は同じ立場になりましたが、クルーズ船はきませんでした。
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自分のキャビンからの新パナマ運河の建設現場が見えます。
平行して総て創る必要はありません。
閘門やそれに関する導入水路などです。
ガツン湖など大きな水路はそのまま運用・使用する事ができます。
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この日は一日航海日ですが、飛び回って部屋を空けて置くことが多かった。
バトラーのエドウィンいない内に届けてくれていました。
葡萄は良いとしても柑橘類が三つとはこれ如何にの家事もします。
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閘門建設現場ではなくて、水路を拡張する現場のようです。
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機関車に牽引されて入ります。
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下に見えるのがデッキいくつだか記憶にありませんが、普通の船で言えば甲板の階です。
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その階までおりてきました。
閘門の高さと殆ど同じです。
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閘門で水が注入されてここまで上がりました。
これを何度か繰り返し高度を揚げていきます。
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ドッグレッグしているので新しいパナマ運河の状況が分かり易い場所です。
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斜張橋をくぐり。
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新パナマ運河の建設現場ではありません。
既存のパナマ運河の維持管理です。
浚渫せなばパナマ運河の機能は維持できません。
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お昼は軽くピザです。
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この日は船から降りる事ができません。
でも、プールサイドでノンビリ寝ている気分でもありません。
あっちに行ったりこっちに行ったりです。
ヘリポートからブリッジ方面を見上げて。
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プールサイドの大判タオルを借りてきて自分のベランダでノンビリします。
潮風あり、ベランダの椅子は既に潮でべたべたです。
なので、タオルを敷かねば寝ころべません。
キャビンのバスタオルでは無くプール用のをお借りしました。
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カリブ海側のコロンに向かってガツン湖から下って行きます。
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今度は左右の右側を通ります。
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水圧に抗する為には球体が一番強いです。
実際は円柱の剥ぎ取った形になりますが、アーチ型で開閉の難易度が高くなりので、平面では無く、三角形で水圧に耐えている訳です。
水圧が高いのはいつも同じ方向からです。
その上、二つ創る事で分散できます。
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この側面からの牽引用のディーゼル機関車はラックレールでこの急斜面もゆっくり強力には知ります。
良く見て居ると、牽引するロープも絶えず向きが変わっています。
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一番親しくなった我が家のバトラーさんのエドウィンです。
気を使ってくれる素晴らしいフィリピンの方です。
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三時のお茶ですが、日本人には多すぎますし、好みも少し違います。
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シェールオイルの輸送料も新パナマ運河で安くなります。
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新パナマ運河の閘門の扉はこれより大幅に厚くなっていました。
幅が広くなり水深が深くなれば、縦横高さで三倍の圧力が掛かります。
その為に強度を増さねばなりません。
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活躍してくれたディーゼル機関車の転車台です。
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閘門内を牽引してくれた日本製ディーゼル機関車とお別れです。
後は自走していきます。
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自由貿易地のコロンに到着です。
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コメント
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