今回一泊二日で京都に訪れた時はまだ、これほど新型コロナウイルスの影響も無く第54回京の冬の旅の特別公開が執り行われていました。罹患することもなく観たいところは総て参観出来て本当に良かったと思っています。
前回の知恩院の特別公開の続きの二として、アップします。
方丈庭園の一番奥にある二十五菩薩の庭です。
1 阿弥陀二十五菩薩来迎図 国宝
鎌倉時代 1幅 絹本著色
高くそびえ立つ山岳に沿って、観音菩薩・勢至菩薩を先頭に阿弥陀如来と諸菩薩が、念仏行者のもとに急ぎ来迎する様が描かれています。
行者の前の机には経巻が置かれ、虚空に宝楼閣や多数の化仏が描かれていることから、上品上生(じょうぼんじょうしょう)の来迎を表していることがわかります。
桜や滝をあしらった彫りの深い山水や、速度感あふれる来迎雲の表現はみごとで、速やかな来迎を願った鎌倉時代の人々の願望を物語っており、通称「早来迎(はやらいこう)」と呼ばれています。(知恩院のHPより引用)
2 庭の皐月なのか刈り込まれている植木を雲に例え。
3 庭を阿弥陀二十五菩薩来迎図のキャンパスととらえ。岩を阿弥陀二十五菩薩として漂う雲を刈り込んだう植木で表現しているのです。
4 方丈庭園の奥ですから右手の建物は小方丈(こほうじょう)です。
5 権現堂に向かいます。
2019.03.26
権現堂の拝観を再開しました
6 権現堂惣門からはいります。
左の駒札に書かれている文字を転記します。「権現堂 ごんげんどう 正式には権現様影堂と称する。知恩院と浄土門のために外護者となって、現在の輪かんの美の基礎を築いた徳川家康、秀忠、家光三代霊をまつる廟宇である。度重なる火災によって焼失、現在の建物は、昭和四十九年浄土開宗八〇〇年を記念して再建されたものであり、お茶室は葵庵と名付けられ庭園と独自の美しさを表している。
7 多分、茶室に見えますので右ての庵は葵庵かも。
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9 葵庵の全景です。
10 権現堂です。
御影堂修復工事にあたり、長期にわたり停止しておりました権現堂の拝観を再開いたしました。拝観再開にともない、内部に安置されている徳川歴代将軍の位牌の供養が執り行われました。
権現堂
権現堂は正式には権現様影堂(ごんげんさまえいどう)と称します。浄土宗を信仰し、知恩院の大伽藍を築いた徳川家康・秀忠・家光三代の霊をまつる廟宇です。昭和31年に焼失しましたが、昭和49年浄土開宗八百年を記念して再建されました。
方丈庭園より拝観いただけます。 (知恩院HPより引用)
11 檜皮葺の屋根を頂く建物は大方丈と小方丈だけだったような感じですから、葵の紋の瓦の隣は大方丈とおみうけしました。
12 目の前にありますますから、小方丈(こほうじょう)だと思いますがそれでも大きいです。
13 権現堂の有る所は少し高くなっていますので、知恩院の甍が見渡せます。
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15 方丈庭園に戻ってきました。右手の門を通り法然上人御堂に戻ります。
16 右手は大方丈です。その先の門柱は下半分は石で出来ていて、上半分は木でできている。
18 石と木で出来た門柱ですが、本来は緑青を噴いた銅板の箍(たが)で締まられていますが、本来は楔(くさび)か臍(ほぞ)を差し込むことによって箍は必要ない筈です。臍の木材が腐り箍で補強したものだと思います。最初に日本人のこの匠の技を観て感動したのは、お隣りさんと四国&中国地方を旅行した時のホテル、佳翠苑皆美で拝見したのが記憶に残っていたからです。
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