中央祠堂へは 進入禁止となっており
有名な「東洋のモナリザ」評されるデヴァターの像は
第三周壁北側の間から覗かなければ良く見えない。
像の高さ約1.2m 王朝の美術史上もっとも洗練された作品と評価されている。
この像を一躍有名にしたのは 1923年フランスの作家・冒険家である
アンドレ・マルローが この壁面に彫られたデバターに魅せられて
盗みだしてプノンペンで逮捕された事件がきっかけであった。
その後 マルローはこの顛末を基に小説『王道』を著している。
しかし この盗掘事件で バンテアイ・スレイは シェムリアップから遠く
小寺院であるにもかかわらず 人気スポットになってしまった。
でも皮肉なことに 現在は いたずらや盗難を避けるため
立入禁止となっていて 近くに見れないのは残念ですね!