あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

エストニア・タリン 31 言語監督庁

2018-01-07 | バルト三国紀行

 
ロシア系住民が80%以上の町ナルパ(NHK番組から)

エストニア共和国でも話題にしたが
エストニアにはロシア系住民が多い。

そんな国柄 公用語のエストニア言が
使われていない現状から
国の教育研究省の付属機関「言語監督庁」が
設置されていることを

NHKの特別番組「激動の世界を行く」で知る。

街角でエストニア語以外の表示が目立っていないか
チェックする通称「言語警察」だ。


独立後もロシア系の多くは
ロシア語しか話さなっかったことから

新国家の求心力を保つ上で問題だと見なした政府は、
言語政策の基本は「国民全てがエストニア語を話すこと」し、
彼らに対するエストニア語教育を進めた。


特に、ソ連時代から残る警察官や教師、医師らの中で
ロシア語しかしゃべれない人を取り締まる権限を、
監督庁に与え罰金制度もある。

また病院・警察など公共機関に携わる者には
「言語能力証明書」を発行するなどして普及に努めている。

 

(NHK番組から)