あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

信州 天龍村2 村の話題

2013-08-16 | 国内・長野

                  高さ155.5m 重力式コンクリートの「佐久間ダム」

   天龍村には マニア向けの話題がある。

   村内には 
     コンビニ スーパー そして 道路信号が一つも無い。

   それに反し
    鉄道の駅が 「為栗(してぐり)」 「平岡」 「鶯巣(うぐいす)」
     「伊那小沢」 「中井侍」と 
5つもあるのだそうだ。

    特に 「為栗駅」「中井侍駅」は 車でも行くことができず 
     山肌にへばりつくようにあることから 
         ”
秘境の駅” として鉄道マニアに有名とか。

   因みに JR飯田線の概要は 先に話題にしたが
     全線に駅の数は94駅ある。
 

   村を流れる天竜川は 静岡県浜松市へと流れ下るが
    村内には「平岡ダム」 静岡側に「佐久間ダム」がある。
 
    その貯水された人造湖 佐久間湖を含めた場合
      静岡県・愛知県と長野県の天龍村にも及んでいる。

 


信州 天龍村1 信濃恋し

2013-08-15 | 国内・長野

                 「信濃恋し」 大きく蛇行している天竜川


   下条村から 阿南町へ 南信州は祭りの宝庫 
   特に 
この町を南北に走る国道151号は 「祭り街道」とも呼ばれている。
    
   更に進み
 「天龍村」に入る。

   県の南端にあり 愛知県と静岡県に隣接しているが 面積の9割が山林で
   村の中央に天竜川がV字渓谷をつくっている。

   村名は 1956(昭31)年 の合併に伴い 佐久間ダムなどの
  完成により 変貌を遂げた
 天竜川にちなんで命名されている。

  人口は 1970年代は4000人台であったが 年々減少し 
  2013年には 1500人台にまでになっている。 
  人口密度は13.7人/km2


  村の過疎化 少子高齢化は 深刻な問題で
  老年人口の割合が半数以上と

  県内で最高の数値になっている。

   村には 天竜川の急流が岸壁とぶつかり合い
   流れを一旦上流へ押し戻すよう流域があり
   あたかも「信濃の国が恋しい」と訴えるがごとく
   流れを変えているところから
  いつしか「信濃恋し」とよんでいるとのこと。

 

 


信州 下條村 道の駅「そば城」

2013-08-14 | 国内・長野

                               道の駅「そばの城」

  天龍峡を後にし 国道151号線へ 

  下伊那郡のほぼ中央にある「下條村」に入る。

  東は 天竜川をはさみ泰阜村 は阿知川により飯田市し
  西は 下條山脈により阿智村と境し

  南は  阿南町と 接している。

  村名は、室町時代のはじめ甲斐の国からこの地に入り
  室町中期から戦国期に全盛を極めた

  下條氏に由来し 1889(明22)年に制定としている。

   人口 4000人 人口密度 108人/km2

  ここ40年間の人口は 4000人台を維持している。

  道の駅「そばの城」に寄るが 
  この村出身の有名タレントを全面に出しての商売で

  他の道の駅とは 少々雰囲気が違うようだった。 


信州 (飯田市) 天竜峡駅

2013-08-13 | 国内・長野

 

  天竜峡の近く川沿いに 「天竜峡駅」がある。

  1927(昭2)年 飯田線の前身伊那電気鉄道の起点駅として開業し
  その後 三信鉄道が南から乗り入れ境界駅となり
   両社を繋ぐ要所の駅となった。


   JR飯田線は 長野辰野と愛知県豊橋を結ぶ195.7km   
  現在「天竜峡駅」は 特急「伊那路」も停車し
  観光地の駅として役割を果たしている。
 

  駅舎は ミニチアのようでもあり また奥多摩駅舎の2階部分を
  小さくしたような造りにもなっている。

 


信州 (飯田市) 天竜下り

2013-08-12 | 国内・長野

 

  「天竜下ればしぶきに濡れる 持たせやりたや桧傘」 と
   唄う伊那節でも有名な 
“天竜川下り”に
   2つのコースがあることを  知らなかった。

  「松尾弁天港」から「時又港」まで下る
    スリル満点の急流コースが “天竜下り”。

  「天龍峡温泉港」から下流「唐笠港」まで下る
    ゆったりしたコースが  “天竜ライン下り” と

  どちらも およそ1時間のコース。

  しかし 2011(平23)年に起きた
  「天竜川川下り船転覆」事故の影響が大きく

  その後は 客足は伸びず 周辺は閑散とした雰囲気だ。

  地元観光案内所に寄ったが
  「事故は 静岡県側の天竜川で起きたもので
   こちらの川下りで起きたものではない。」 と

 
  また 「メディアは 大きく事故のことばかり書き立て
  その後のことは 触れないし

  そして 風評の影響はおおきい・・・・」と いっていた。

  当方は またまた “静岡県で起きた事故” だったことすら知らなかった。

 


信州 (飯田市) 天竜峡

2013-08-11 | 国内・長野

 

  昼神温泉の一夜が明け 
  毎朝開かれている 朝市で地元特産物を買い求めて

 
 阿智村から 飯田市の「
天竜峡」へ向かう。

  ここ「天竜峡」は 天竜奥三河国定公園内にあって
 諏訪湖を水源とし 伊那谷を流れ下り 太平洋に注いでいる天竜川
 その流域の中でも 両岸に聳え立つ大岸壁や奇岩の絶景地で
 名勝地となっている。


 天竜川といえば 県歌「信濃の国」
  “2 流れ淀まずゆく水は 北に犀川千曲川 

   南に木曽川天竜川 これまた国のかためなり” とも歌われている。

  天竜峡周辺は 遊歩道が整備されていて 一周してみるが 
  “天竜峡十勝”といわれる十の岩峰があって
  見ごろは やはり 紅葉を川面に映す 秋が一番のようだ。

 


信州 阿智村3 大地の子

2013-08-10 | 国内・長野

          

 

  当方が 初めて「阿智村」の名を知ったのは

  この村にある長岳寺の山本慈昭住職が 中国残留孤児を探し求め
  そしてその面倒をみた経緯を 1995年に放映され 
  
NHKドラマ「大地の子」を見たときだった。 

  太平洋戦争時 全国からの満蒙開拓団送出数約27万人のうち
  この地を含め 長野県からが
一番多く 三万七千人余と
  他県を大きく引き離し 全体の14%の人々が海を渡っていた。

  その歴史の足跡を次世代に語り継ぐ拠点として
  「満蒙開拓平和記念館」が

  今年の4月に この村に開館している。

 

 


信州 阿智村2 「園原」

2013-08-09 | 国内・長野

          温泉街の中央を流れる“阿知川”  橋中央には「カリヨン阿智」も見える。

    ここ「阿智村」は 平安初期に編纂された「旧事本紀」(くじほんぎ)にも
   この地域一帯を「阿智」と呼ぶ記述が

   また 延喜式には東山道の道筋の中に阿智駅が載っていることから
   1956(昭31)年 会地村・智里村・伍和村の三村合併に際し 村名としている
   その後 浪合村 内路村を編入した。

    人口は ここ30年間は 7000人台を維持してきたが
   2013年現在 6856人 人口密度 32人/km²
  

    また 県歌「信濃の国」の『 4 尋ねまほしき園原や・・・ 』と
    歌われている「園原」は 阿智村を指し 
  岐阜県中津川市との県境に位置する。

    中央自動車道「恵那山トンネル」の長野県側の入口に当たる
    地区をいい 「IC園原」としてもその名がある。

     *「カリヨン」とは 日本語では “組み鐘” と訳され
        他の建築物と一体化されていない単独の鐘楼建築物に演奏用の鐘を
        設置したものでのうち
23鐘2オクターブ以上で鍵盤により演奏する
       楽器をさし チャイムやベルとは区別されている。

 


信州 阿智村1 昼神温泉

2013-08-08 | 国内・長野

 

   下栗の里から 飯田市を抜け 
    今日の宿泊地 下伊那郡阿智村の 「昼神温泉」に向かう。

   この温泉の歴史は浅く 
   1973(昭48)年  国鉄中津川線建設工事のトンネル掘削の
   ボーリング中に昼神湯ノ瀬地区で
     温泉が湧出したことにより開湯している。

   しかし 名古屋方面からのアクセスに恵まれ
    温泉湧出直後から急速に発展して 
宿泊施設は40軒以上も有し
   温泉街の規模は 県南随一となっている。

   また、村の条例で ネオンサイン類や風俗店などの出店を
   規制しているため 
他の温泉街とは 異なり
   自然と調和した景観となって
    街は落ち着いた雰囲気が漂っている。 

 

 


信州 旧上村 下栗の里

2013-08-07 | 国内・長野

 

 

   道の駅「遠山郷」から少々戻って 
  国道152号の 途中からすれ違いがやっとの林道を進み

  今は 飯田市になっているが 旧上村の「下栗の里」へ

  ここは、南アルプスを望む東面 谷底に向かって
  標高800m〜1,000mの間に 
最大傾斜38度に
  点在する耕地や家屋は
    “オーストリア・チロル地方”に似ていることから

  「日本のチロル」とも呼ばれている。

  また 昭和43年に訪れた百名山の登山家深田久弥は
 、「下栗ほど美しく平和な山村を私はほかに知らない」とも
  いわれ日本の秘境でもあった。
    車もない時代に こんな山奥 しかも急斜面に集落をと
  あらためて思うが

  案内板にある集落の俯瞰写真は 駐車場から徒歩で
  片道20分の場所で 
地元住民の手により
  「天空の里ビューポイント」として整備されていた。

  そして 平成21年には「にほんの里100選」にも
  選ばれている景観だ。

  しかし 真の絶景は 紅葉の秋の時のようだ。 

    
              現地案内板から

 


信州 旧南信濃村2 霜月まつり

2013-08-06 | 国内・長野

 

             道の駅「遠山郷かぐらの湯」玄関前にある「[霜月まつり」の像

    
     この地「遠山郷」には ”たぎった釜湯” を掛け合う 800年の伝統を持ち

  1979(昭54)年 国の重要無形文化財にも指定されている

  霜月まつり」の祭事があり 有名である。

  湯を煮えたぎらせた釜の周りを 神様や農民などの仮面をつけた人々が

  舞い踊りつつ 釜の湯を掛け合う祭りで 毎年12月に行なわれていて

  風物詩として TVニュースでも見たことがあったが。

  また この祭りは「神様にお湯を差し上げる」など

  「神様の湯治場」を表した 独特のスタイルから

  宮崎駿監督に 少なからずも影響を与えて

  映画「千と千尋の神隠し」の製作の原点ともなったとも。 
  


信州 旧南信濃村1 遠山郷

2013-08-05 | 国内・長野

 

                             

 
  矢筈のトンネルを出て 南アルプスと伊那山脈の山峡を走る
  国道152号線を南下し 
道の駅 遠山郷」へ

  * 現在は飯田市になっているが 秘境の里とまでいわれ
     いくら「市」であっても 旧南信濃村のほうが ふさわしいと思うが。
                             (以下の話題も同じ)

   この道の駅は 南信濃村が運営していた施設を整備し
  
2005(平17)年に 県内36番目の道の駅としてオープンしている。  

  この地は 日本を南北に分断する中央構造線とも言われ
  遠山川断層と赤石断層が交差している所で
   全国でも珍しい42.5度の高濃度の塩化物泉の温泉が涌き
  また 大自然の恵みを神からの宝物として敬い「かぐら湯」とし
   オープンしている。

  

  館内の食堂「味ゆ~楽」 で昼食
  メニューに 当地で捕れた「鹿肉の丼」があるというので

  珍しさもあって 食べてみた。
  
匂いは無いが 少々硬かった・・・。

 

 


信州 喬木村2 矢筈トンネル

2013-08-04 | 国内・長野

 

                    トンネルの壁には地元の祭事「霜月まつり」の舞が彫られている。

  
  やはり ループ橋の先は トンネルがあった。

  三遠南信自動車道(国道474号)の「矢筈(やはず)トンネル」だ
  全長 4176m 1994(平6)年に自動車専用として開通している。 

  この開通で この先の日本の秘境とも言われていた
  上村 南信濃村が 
飯田市と生活圏が繋がり 
  過疎地域の解消となって
  飯田市との編入合併(2005年)につながっている。

  また 上村の「しらびそ高原」や「下栗地区」 
    南信濃村の「遠山温泉郷」などが観光地ともなった。

   因みに「矢筈」とは 矢の末端の弓の弦を受ける部分をいいい
  二股に分かれている。

  何故この地が「矢筈」かは分からないが 多分トンネルを出ると
  180度 北へは大鹿村方面 南には遠山郷方面と 
  地図上でも 矢筈のように見えるからと思うが・・・ 

 

 


信州 喬木村1 ループ橋

2013-08-03 | 国内・長野

 

 

  
   元善光寺の坐光寺から 県道251号 天竜川を渡ると
  そこは「喬木(たかぎ)
  天竜川東側の段丘に広がる村だ。

  人口約6500人 人口密度は98人/km2
  人口の推移は 毎年僅かだが減少傾向

  この村出身の児童文学や図書館運営の先駆者としても
   有名な 「椋鳩十」(1905-1987)がいる。
 村には記念館もある。 

  更に車を進めると 途中に面前に ループ橋が飛び込んでくる。
  伊豆の「河津七滝ループ」を思い起こしたが こちらは少々小さめだ。 

  「ループ橋」は 鉄道や道路 全国に数多くあるが 
   急勾配の緩和や方向の転換 用地の制限などから作られている。

 

 


信州 (飯田市)南信州の夜明け

2013-08-02 | 国内・長野

 

「リニア中央新幹線2027年開業」
「南信州の夜明け」の字が

 躍っているポスターを見る。

リニア中央新幹線は
時速500kmで走行する超電導磁気浮上式
リニアモーターカーによって
東京~大阪間を約1時間で結ぶらしい。

名古屋までの開通を2027年とし
これまでは ルートでもめていたが
ほぼ直線的なルートが選ばれ
2014年には着工するとのこと。

地元の期待は大きいようだが 
はたして ”南信州の夜明け” に?
また ”過疎化の減少”の歯止めに
なるのだろうか?