「センチメンタルな旅」で結婚した奥様の死までを 写真集に残している
若いころは、この人の写真は生理的に受け付けなかった。ただ ある程度歳をとった時に
猫の写真 など動物の写真などの「無意味な意味」といえばいいのか、
日常を日常的に写していく手法がとても響いてきた。
だから コンパクトカメラでも何でも良いわけで 奥様を亡くされたあとに写した
空の雲だけの写真なども 大切なモノを失っても日常は残酷なまでに日常であり続ける
ということが伝わってきた。
不思議なもので 本もそうだけれど、最初のページしか読まなかったものが
数年数十年後に読みだすと 止まらなくなるほど面白いという経験がある。
本は捨てるのはやめましょうね