状況にもよるけれど、ラウンドスケープなら思いっきりスローシャッタを使う。
大雨だと当然ロケは中止になるけれど、建築撮影などであえて雨の日を選ぶこともある
というのは、例えば料亭の撮影など。石畳のようなところや瓦などの外観は、晴れていると気は
わざわざ水を撒いて写すから。理由は色調。
雨の日は シノゴで3分位のシャッター速度を選ぶ。理由は光の回りがあり水の部分の反射を拾うので
いきいきとして写せるからだ。
いつしかスローシャッタ―を多用するようになった。ただフィルムの場合は相反則不軌というものが
あり15秒以上だとバイバイでシャッター速度をきめていかなければならない。これはデータを取らないと
わからないのだけれど 広辞苑位の写真についての本を読んでも同じように書いてある。
タングステンフィルムを使いかつ色補正フィルターを最低でも3枚は使う面倒な撮影だが、
ほかの人はまねできないと思う撮影方法なのだ。
ちなみに太陽の軌跡を写したときはシャッター速度は1時間・・・。これは未知の領域で
データーが決まるまで何度か実験していた。
1時間に一枚しか撮れないということになるので、カメラと三脚をフル稼働。
ペンタックス67の無電源化改造はこの1時間シャッター開いたままだと、電池がなくなるので
ペンタのプロ課でしてもらった。一時期この無電源化改造についての検索が多かったが
すでに67は発売していないし、無電源化は行っていないのであしからず・
仕組みを書いておくと ダブルレリーズで1個はミラーアップもう1個はシャッターにつなぐ。
当然電源は抜いておく。これだけなのです。ただ本体を預けたので内部でどうなっているのかわからない