本日、病院で薬を頂いてからは熱も
下がってPCの前でCADを使ってます。
今日はアキさんの会社で製作した製品を
日本で認証を受けるための最終検査で
忙しいと連絡が来ました。
そこで中国人と日本人のコミュニケーション不足で
まったく仕事がかみ合わないと相談の連絡が
来ました。
私のアドバイスとしては
「日本人のスタッフが100%悪い」
です。
私がアキさんから聞いた
その日本人連中の率直な感想では
1)
仕事が出来ないのに役職を与えられた人に
多いのが的確な指示が出せなくて言いっ放しで
無責任な発言が多い事。
2)
自分で出来もしない事を平気で他人に
指示をだして自分は指示を出した事で
安心するタイプ。
3)
ほうれんそう(報告・連絡・相談)を自分の責任逃れに
利用している。
つまりこの役職の日本人は役職の仕事しか
出来ない。現場では全くの使い物にならない
スタッフと言う事です。
本当にその仕事を間に合わせたいのであれば
人を動かすよりまず自分が動くべきだと私は
考えます。
よく、ビジネス書ではコレを否定していますが
自分が出来もしない事を他の人に無理強いする方が
おかしいと私は思います。
実際、私は絶対に間に合わないと思われた仕事を
何度も切り抜けて来ました。
その時、切り抜けた理由として他人を動かす事に
エネルギーを使うのではなく自分が1から10まで
ある仕事をすべて自分でやる覚悟の上で手伝いを
お願いする事でした。
人に任せる事が前提で進める仕事は
逃げの一手でまず、完結する事はありません。
全てを自分でやる覚悟の上でする仕事なら
1人で全てをこなすために作業時間の割合や
段取り、作業効率まで真剣に考えます。
指示しかしない人間は自分に無関係なので
全く仕事に真剣な態度では無く段取りや
効率に関しても無責任です。
2年前、1人で大きなジャガイモ作業機を企画、設計、製作まで
こなしました。6ヶ月の短い期間で海外の部品の
サプライヤーも絶対に設計が間に合うはずが無いと
半分、失笑されていました。
でも、結論から言うと圃場試験と展示会に間に合わせる
事ができ、いくつものパテントが可能なアイデアも
盛り込む事が出来ました。
当時の私は、仕事が設計だけでなく副社長の役職で
指導係もしていたので工場の生産管理や納入部品のチェック、
設計スタッフの指導、工場スタッフの指導を日中おこない
余った時間と残業時間で集中して設計業務、部屋に
戻ってから深夜と早朝にヨーロッパの部品メーカーと
打合せをして睡眠時間は2~4時間で半年頑張りました。
確かに当たり前に8時間労働では間に合う仕事量では
ないので労働時間は長くなりましたが全ての責任を
覚悟をきめて自分で抱え込む事で的確な
作業指示を出す事ができたと思います。
とくにアキさんには沢山助けてもらい、アキさんは
油圧や電気、特殊鋼材に関しては設計の
スタッフより詳しくなったのでは?と思います。
日本で在職中もそうでしたが指示を出すことが
仕事だと勘違いしてる人が多かったと思います。
全ての仕事を自分で全て行う前提の上で
他のスタッフに指示を出すのが正解で
自分が全く動く気もなく指示を出すのは
正直、誰でもできるのです。
アキさんにこの話をしたら以前、一緒に
おおきなプロジェクトをやっていた頃と
照らし合わせて納得していました。
彼女は通訳だけで無く部品の手配や納期、
サプライヤーの品質や価格の比較、
工場の作業の進捗状況等、全ての
作業管理をしてくれたので私は本当に
助かりました。
私は別に中国人のスタッフに肩入れするわけで無く
上に立つ役職の人間が無能なのに
作業スタッフを批判する話を聞いて同じ
日本人として情けなく思いました。
確かに分業する事は一見、効率が良いように
見えますが結局は連携が取れず
自分の仕事の範囲を決めてしまいます。
当然、責任も最小限にとどめようとするために
仕事のなすり合いになり結局は完結しません。
全ての仕事を自分が責任を負う気概で作業をすれば
自分に無関係な仕事は一つもなく全ての作業に
連携をもたせる事ができます。
最新の画像もっと見る
最近の「中国アシスタント日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事