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今回の旅、目的は長野県立美術館へ行くこと。
コスパ的にはで日帰りで新幹線往復よりも2泊して青春18きっぷ3回分を消費する方が安上がりだったからそうしたまでなんだけど、
せっかく下諏訪泊まりするなら、乗ってみたい路線があった。
旧中央本線、現・中央東線(塩尻→小野→辰野)に乗りたかった。
この路線、70年代に一度だけ乗ったことがある。
まだ松本市内で住んでいた頃の話で、母親に連れられて上京する際に乗った。
現在でも松本から新宿までの所要時間は特急使用しても3時間近く(2時間48分)かかる。
当時は4時間かかった。塩尻から諏訪方面へ向かう際、塩嶺峠を迂回せねばならず小野を経て辰野まで南下してから岡谷へとぐっと方向転換する迂回ルートしかなかったから。
峠を抜けるトンネルの掘削工事がめちゃ難しいのだと小学校の社会科で習ったのが印象に残っている。
そして塩嶺トンネルが完成して塩尻-みどり湖-岡谷間が開通したのは1983年。
私が青春18きっぷで初めて新宿から松本方面へ出かけたのは90年代後半のことで、感動したなぁ。
以来、何度か利用しているわけだけど、逆に「辰野までが利用できなくなっちゃった」と気づいた。
乗ろうとすると、めちゃ時間に余裕がないと難しい。
というわけで、今回は懐かしの辰野迂回を利用できる絶好のチャンス。
14:19の塩尻発、辰野行の電車に乗車。
早めに入線していて有難い。
車内はガラガラ~。
でも、特急から乗り継いだ人もそこそこいてそれなりの乗客をのせて定時出発。
辰野までは22分。
たった3駅だけど、この電車でしか移動手段がない人もいるから必要不可欠な路線。
14:41 辰野駅に到着。 この電車は折り返し塩尻行となる。
へぇ。蛍で有名なんだ~
ホームを移動。
飯田方面から岡谷へ向かう電車を待った。
たぶん、同じ目的で中央東線に乗った鉄ちゃんも他にいた。
14:47から4分ほど遅れて電車到着。
この電車の始発は駒ケ根だったみたいだけど、中には豊橋から北上する電車もあるんだなぁ。
15時すぎ、岡谷駅に到着。
ここで少し待ち時間があるので、その間に観光!と駅前から徒歩移動。
明治時代、岡谷の製紙産業を支えた方の邸宅。
「野麦峠の映画を思い出します~」と言ったら、めちゃ嫌な顔をされた。
「あれが誇張されすぎ。女工さんへの待遇については、うちは厚遇していました」とのこと。
早々に岡谷駅に戻った。
1時間に1本は豊橋行が出てるのねぇ。
15:43の中央本線下りの普通電車で下諏訪へ。
既に16時ジャストにチェックインするお客さんが他にもいて焦ったけど、女子ドミは一番乗り。
おかげさまで狙っていたベッドを確保。
荷物をおいて、持参のお風呂セットをエコリュックに入れ替えて、再び駅へ。
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