★大西清右衛門美術館 サイト
秋季企画展 開館十五周年記念『初代浄林・二代浄清』 ※12月23日(祝・月)まで
たぶん、どれも一度は見たことがあると思うけど、
初代・浄林と二代・浄清はやはり別格だから
全部は紹介できないので、印象に残ったもののみCheck
【初代・大西浄林】
★笠釜
美術館のチケットに写真が印刷されている、いわば「顔」的な茶釜。
鐶付とツマミが破れ傘。
もっとも、摘みはちょっとフクザツで「破れ傘」だとは解説読んで知った
織部好かな?←(野村美術館でも天命笠釜を見て、そうメモってたので)
★古木ニ鳥地紋霰肩衝覆垂釜。
霰が細かくて、上の部分が平面で。
覆垂(おたれ)の部分は後から欠いたというよりは最初からそういう風に細工したような。
鐶付は猿。
★糸目撫肩釜
鯰鐶付がユニーク。
★松地文車軸釜
芥子の摘みが印象的で車軸釜にしては優雅な形。
やはり、公家好み、か。
【二代・大西浄清】
★芦鷺地文撫肩釜は狩野探幽の下絵。(正面に鷺が描かれている)
クチナシの鐶付が雅。
★海老ノ釜
何度か見た。
鐶付の海老がリアルなんだよねぇ。
★色紙釜
上の部分に四角く鋳出がしてあって、これが「色紙取り」。
★団扇ニ松梅地文四方釜
棗っぽい形なんだけど、四方形。
「松花堂好」ということで、ナルホドと思う。
★織部筋釜
これも何度か拝見したもの。写し?もほかで何度か。
★唐銅七宝透船形風炉
これも何度か拝見した逸品。
楕円形が優美。
★菊地文乙御前釜
上に描かれた菊の花とお多福のほっぺにしては揺るかなカーブの括り口まわりが絶妙。
★茶磨釜
茶磨とは茶臼の別名。
茶臼そのものという形ではないけれど、臼だとわかる形状。
上部は梅の形の鋳出しもあって、そこがいい。
炉用の釜かなぁ。
★鶴ノ釜。
押しも押されぬ浄清の代表作。
透木釜だよねー。
【大西浄久】
浄清の弟、浄久
★網干地文富士釜
一昨年5月にも見た。→こちら
★桜文壺形釜。
古代ギリシアの壺を思わせるような曲線に桜文が優雅に描かれていて、ちょっと不思議な感じ。
【大西定林】
浄清の次男で江戸大西家初代。
★唐銅七宝透朝鮮風炉。
茶釜を据えるあたりの七宝が豪華というか、格式の高さを感じさせる、というか。
【大西五郎左衛門】
江戸大西家の2代目。
★波地文肩衝釜(遠州好)。
肩衝というよりは棗っぽく見える。
★唐銅蝶形風炉 菊地文四方釜添
これも何度が拝見。小さくて可愛い。
煎茶点前用かな。
★雲龍地文甑口三足手取釜
豪華なヤカンという感じ。
鐶付は阿吽の獅子だしね。
茶席で使われている姿が想像しにくい
ちょっと慌ただしい見学だったのが残念。
もう1回見たいなぁ。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
応援ヨロシク致しマス
★大西清右衛門美術館バックナンバーリスト
2013年3月『大西家の近代-浄長・浄中・浄心-』
2012年11月『京釜の粋-三条釜座、釜師の技と名品-』
2012年5月『茶の湯釜歳時記』
2012年2月『釜師 大西家歴代』
2011年10月『釜をとりまく茶道具』
2011年5月『吉祥の釜』
2010年9月『茶の湯釜にみる朽ちの美』
2010年5月『風炉を楽しむ』
2009年11月『千家十職 大西清右衛門家の釜と金工-茶の湯工芸の伝統と創造-』『寺院ゆかりの茶の湯釜』
2009年5月『開館十周年記念 釜師 大西清右衛門の目 それぞれの所蔵品から』
2008年10月『開館十周年記念 釜師 大西家歴代展』
2008年3月『風雅-茶のなかにみる意匠』
2007年11月『茶人と釜』
2008年11月『千家十職 釜師 十六代 大西清右衛門展-襲名十五周年を記念して-』(日本橋三越本店)
秋季企画展 開館十五周年記念『初代浄林・二代浄清』 ※12月23日(祝・月)まで
たぶん、どれも一度は見たことがあると思うけど、
初代・浄林と二代・浄清はやはり別格だから
全部は紹介できないので、印象に残ったもののみCheck
【初代・大西浄林】
★笠釜
美術館のチケットに写真が印刷されている、いわば「顔」的な茶釜。
鐶付とツマミが破れ傘。
もっとも、摘みはちょっとフクザツで「破れ傘」だとは解説読んで知った
織部好かな?←(野村美術館でも天命笠釜を見て、そうメモってたので)
★古木ニ鳥地紋霰肩衝覆垂釜。
霰が細かくて、上の部分が平面で。
覆垂(おたれ)の部分は後から欠いたというよりは最初からそういう風に細工したような。
鐶付は猿。
★糸目撫肩釜
鯰鐶付がユニーク。
★松地文車軸釜
芥子の摘みが印象的で車軸釜にしては優雅な形。
やはり、公家好み、か。
【二代・大西浄清】
★芦鷺地文撫肩釜は狩野探幽の下絵。(正面に鷺が描かれている)
クチナシの鐶付が雅。
★海老ノ釜
何度か見た。
鐶付の海老がリアルなんだよねぇ。
★色紙釜
上の部分に四角く鋳出がしてあって、これが「色紙取り」。
★団扇ニ松梅地文四方釜
棗っぽい形なんだけど、四方形。
「松花堂好」ということで、ナルホドと思う。
★織部筋釜
これも何度か拝見したもの。写し?もほかで何度か。
★唐銅七宝透船形風炉
これも何度か拝見した逸品。
楕円形が優美。
★菊地文乙御前釜
上に描かれた菊の花とお多福のほっぺにしては揺るかなカーブの括り口まわりが絶妙。
★茶磨釜
茶磨とは茶臼の別名。
茶臼そのものという形ではないけれど、臼だとわかる形状。
上部は梅の形の鋳出しもあって、そこがいい。
炉用の釜かなぁ。
★鶴ノ釜。
押しも押されぬ浄清の代表作。
透木釜だよねー。
【大西浄久】
浄清の弟、浄久
★網干地文富士釜
一昨年5月にも見た。→こちら
★桜文壺形釜。
古代ギリシアの壺を思わせるような曲線に桜文が優雅に描かれていて、ちょっと不思議な感じ。
【大西定林】
浄清の次男で江戸大西家初代。
★唐銅七宝透朝鮮風炉。
茶釜を据えるあたりの七宝が豪華というか、格式の高さを感じさせる、というか。
【大西五郎左衛門】
江戸大西家の2代目。
★波地文肩衝釜(遠州好)。
肩衝というよりは棗っぽく見える。
★唐銅蝶形風炉 菊地文四方釜添
これも何度が拝見。小さくて可愛い。
煎茶点前用かな。
★雲龍地文甑口三足手取釜
豪華なヤカンという感じ。
鐶付は阿吽の獅子だしね。
茶席で使われている姿が想像しにくい
ちょっと慌ただしい見学だったのが残念。
もう1回見たいなぁ。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
応援ヨロシク致しマス
★大西清右衛門美術館バックナンバーリスト
2013年3月『大西家の近代-浄長・浄中・浄心-』
2012年11月『京釜の粋-三条釜座、釜師の技と名品-』
2012年5月『茶の湯釜歳時記』
2012年2月『釜師 大西家歴代』
2011年10月『釜をとりまく茶道具』
2011年5月『吉祥の釜』
2010年9月『茶の湯釜にみる朽ちの美』
2010年5月『風炉を楽しむ』
2009年11月『千家十職 大西清右衛門家の釜と金工-茶の湯工芸の伝統と創造-』『寺院ゆかりの茶の湯釜』
2009年5月『開館十周年記念 釜師 大西清右衛門の目 それぞれの所蔵品から』
2008年10月『開館十周年記念 釜師 大西家歴代展』
2008年3月『風雅-茶のなかにみる意匠』
2007年11月『茶人と釜』
2008年11月『千家十職 釜師 十六代 大西清右衛門展-襲名十五周年を記念して-』(日本橋三越本店)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます