『陶芸 かたちとの出会い』
サンリツ服部美術館 9月18日(月・祝)まで サイト
今年2度目のサンリツ訪問。
展覧会が目的~ではなく、単に信州を訪れたついでに立ち寄った、だけ。
なので、前日まで何が掛かっているかを把握していなかった。 ^_^);
(まぁ、よほどのことがない限り“ハズレ”なしという信頼あったけど)
前夜、音声ガイドのサイトにアクセスして、一足先に展示解説を聴いた。
眼をつぶって解説を聴きながら想像し、見どころを予習した。
今回は形状からの切り口で陶芸鑑賞を楽しむ趣向。
まずは「かたちの名前」から。
「盤」「皿」「碗」「鉢」「壺」「瓶」「盃」でそれぞれ特徴のある作品が並ぶ。
景徳鎮の黄地青花花果文盤 黄色の交趾っぽい感じが明代を象徴する器なだなぁ。
古九谷の色絵花鳥文輪花皿は地味な色と文様。
雨漏茶碗は小堀遠州が和歌にちなんで「鈴鹿山」と銘をつけ、その後に松平不昧公が所蔵したという。
(雨漏茶碗はちょっと染みが不衛生な印象を受けるのだけど、これは上品な印象で染みも気にならないいい感じ)
次は「かたちを作る技」
南蛮芋頭水指(東南アジア 16世紀) 蓋は後から合わせて作ったもの。
黒楽茶碗、大樋焼、伯庵茶碗、織部四方蓋物、朝鮮唐津州浜形向付などそれぞれに特徴的な形の器が並ぶ。
更には「形と装飾」
印象に残ったのは織部手鉢。いつも見かける織部とは文様の系統が違うような?
「弥七田織部」と呼ばれるそうだ。(弥七田古窯というのがあるそうで)
独立ケース
景徳鎮窯の五彩算木形瓶(青磁の算木形瓶はちょいちょい見かけるけど、鮮やかな文様の五彩の算木は珍しいと思う)
伊賀耳付花入。畠山記念館の「からたち」と似た印象
今回、「不二山」のお出ましはなし。次回の展覧会に展示される予定とのこと。
特別企画展『描き継がれる日本の美 琳派』
2023年10月7日(土)ー 12月3日(日)
前期:10月7日(土)ー 11月12日(日)
後期:11月14日(火)ー 12月3日(日)
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