我が家の日記

★タンゴとワルツの調べ★

成田真由美さん講演会

2008年02月19日 | アケリン
今日は午前中、ラヴィアンローズさんのお宅で3月の演奏会の伴奏合わせをしてきました
合わせる回数を増やすことで、だいぶのってきた感じです^^
本番まであと2週間とちょっと、頑張ります

合わせ練習のあと、遊びにいらした可愛いお孫さんにもお会いできて、嬉しかったです~

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さて、急いで帰宅したあとは、中学校で開かれる講演会に行ってきました。
アテネパラリンピック女子競泳金メダリスト成田真由美さん講演会です

『自分の可能性を求めて』というテーマで、1時間にわたりお話してくださいました。

4年に1度の世界の大会ですが、オリンピックは大きくニュースや映像に出る機会はあっても、パラリンピックまではなかなか私達の目には留まることがありませんよね。
なので、最初にアテネ大会(2004年)の時の競泳の様子をビデオで拝見しました。

成田さんが競泳でたくさんのメダルを獲得しているのは知っていましたが、彼女の口から今までの経緯を聞いて、実はちょっとビックリでした。

彼女が車椅子生活になったのは13歳のときだったそうです。
(今日カズたち中学生もみんな聴講していましたが、どう思ったかな・・?)
その後もご自分の中で色んな葛藤があったそうですが、水泳を始めたきっかけが なんと・・・

「仙台で美味しい物が食べたかった」ということだそうです(笑)

仙台で開かれる水泳大会でメンバーが足りなくて声をかけられ水泳を始めたそうですが、その時は既に23歳だったそうです。
でもそこから彼女の可能性がどんどん開花し、アトランタ・シドニー・そしてアテネと続いたわけですから・・・。
何がきっかけで人生変わるかわかりませんよね^^

講演会最後にな、なんとアテネ大会で獲得されたメダルを、会場のみんなに回して見せてくださったのです
成田さんアテネでは7個の金メダルを獲得されているのですが、持ってきてくださったのは6個でした。

実はこんなことがあり、亡きライバルがいない悲しみを乗り越えて出場して勝ち得たメダルだったのです。
このニュースのとおり、うちひとつの金メダルはライバルで親友でもあったドイツのカイ選手の墓前に捧げたそうです。

本当に素敵な話ですよね。
もう感動して涙でちゃいました。

ちなみに私達保護者席に回ってきたのは、ひとつの銅メダルでした。
裏側にはちゃんと点字で「アテネ2004」って書かれているそうです。
私も手にとってマジマジと見ちゃいましたよ~~。
だって普通じゃこんなメダル見れませんものね。

成田さんは最後にこう仰っていました。
「障害を授かってなくしたものもあるけど、それ以上に得たものもたくさんありました。このメダルだってひとりで取れたものではなく、私を支えてくれた人達がいたからこそ。だからみなさんも自分の可能性を信じて、どうか前向きに頑張ってください」と。。。

本当にいいお話でした

花束贈呈の後、さっそうと車椅子で去っていった成田さん。
その車椅子、実は前タイヤが回るとキラキラ光る仕様になっているのですが、それ以上に彼女が輝いて見えたのは私だけではないでしょう^^