人生黄昏時

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マースヤー

2019年04月01日 00時18分12秒 | 日記

  粟国島に、マースヤーと呼ばれる伝統行事がある

マースヤー(塩売り)は旧暦の大晦日から元旦にかけて行われている

 

粟国島には三つの集落がある

イリ(西)集落、アガリ(東)集落、浜集落と三つの集落がある

 

この三つの集落には、ハルクミ(原組)と言って

十一の集落に成っている

 

マースヤーは十一集落ごとに祭祀が執り行われている

 

旧暦の大晦日の夕刻から、元旦の未明にかけて

子供から大人まで参加して行われる

 

集落内の家々を練り歩き

マース(塩)売り役が口上を述べて

新しい年の無病息災と豊穣を祈願するのである

 

その後、三線(さんしん)や太鼓の演奏

そして何週間も前から練習して来た歌や踊り

伝統芸能を披露し

 

去りゆく年に感謝し新しいが

素晴らしい一年と成るように祈願し祝うのである

 

島の出身者はこの日に合わせて帰省してくる

島は一年で一番の賑わいである

 

マースヤー行事の由来は諸説あるが

お正月に大量の塩が必要となるため、売り歩く風習が

島の芸能と融合したとされている

 

百年以上継承され伝統行事として

現在も大切に守られ行われている 

マースヤー

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