鶴翁和尚 <3>
末吉宮の創建された、経緯が、袋中良定(1552~1639年)が
三年沖縄に滞在し記した、琉球神道記に末吉権現事として
鶴翁が熊野三所権現を勧請(分霊)したと記述されている
末吉神社が鎮座する末吉公園は都市の中にあって
広大(約8ヘクタール)で大部分は森林で蓋われ
自然が残っている、聖なるムイ(森)である
昔から御嶽・イベとして崇拝の聖域であった
ムイ(森)の中には、最高拝所「宇天軸」や
宇天火の神・国の主・黄金軸・宇天軸底神弥勒御水
沖縄御先七御水神などの多数の拝所が、点在している聖地である
宇天軸とは、天の国、死者が赴くあの世
軸は中心を意味し、この世と、あの世をつなぐ特別な場所としている
末吉神社と遍照寺(万寿寺)は聖地霊住に創建されている
末吉宮の主祭神は、熊野三所権現の神
伊弉再尊・速玉男尊・事解男尊である
末吉宮は、仏教・神道・祖先信仰・ニライカナイ信仰が
習合した神々を拝する、沖縄特有の信仰を形成している
末吉宮は、沖縄戦で焼失し、現在の宮は、
1972年に再建された、琉球八社の一つの神社である
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます