カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

野球・野村元監督の事など・・・ 24Aug2010

2010-08-24 | スポーツ

 私の、ある知り合いの方が共同でblogを掲載しています。http://blog.aoki-juku.net/がそのアドレスです。今は別のコメントに変わっていますが、以前、野村克也元監督が求めたものが、「変化」である、とそのblogに書かれてありました。意外でした。しかしすぐに納得するところもありました。そこには詳しいことは書かれてなく彼がどういったシチュエーションでそうであったかは不明なので、ここからは、正確なところはさておいて、想像の上での「お話」です。彼の、大リーグに挑戦する日本人選手や日本球界に対する初期の頃の同情してしまうくらい保守的なもの言いからは、想像できない言葉でした。だから「求めたもの」となっているのでしょうか。彼の大リーグに対する少年の様な畏敬の念は、聞いていて微笑ましくもあり、反面、正直少し疎ましいものでもありました。なぜなら、彼の意見はただの意見ではなくて日本球界の重鎮の意見と受け取られるもので、影響力が強いからです。それらをよそに野茂、今ではイチローなど、次々と出て行って活躍しているのは、一野球ファンとしては嬉しい限りです。最近はその野村元監督も冗談半分の様子ではあるもののマスコミの気軽なインタビューに対して、大リーグでの監督に色気を示しているようで、その変わり様、野球界を取り巻く時代の空気の変わり様に敏感に反応してしまうその態度に、笑ってしまいます。それでいいと思うのですが。

 野村元監督は自分で、自分は慎重であれこれとよく考えてしまい、長嶋などと比べて地味で目立たなく、保守的であるというような事を言います。(ちなみに私はかつて長嶋の大ファンでした。)しかし、彼が日本のプロ野球でやったことには数々の新しい事がありました。ID野球もその一つです。それまで気合いだの根性だの一辺倒であったものを、データその他の客観的事実を重視したのでした。これはとりもなおさず、とかく雰囲気などで作戦を判断しがちな旧来の日本の野球に疑問を投げかけるものでした。合理的精神、というところでしょう。もちろん情などの良いところさえも排除して、ということでは無いことは、誤解のないようにここで付け加えておきます。ピッチャーの配球に解説者として初めて言及したのも野村元監督だったと聞きました。そうだったかな・・・。そこは私の記憶ではあまりピンときません。ずっと横目で野球を見続けてきた者としては、配球の面白さを初めて一球一球詳しく解説した人として江川卓を挙げたいと思います。野村はキャッチャーであった者の目から見た配球のもう少し大きな全体のところを初めて述べたと言えるかもしれません。いずれにしろ、それまでの解説者といったら熱気はあるものの、野球にめっぽう詳しい気合の入った一ファンといった感じの抜けきれない元選手が大半でした。それもいいのですが、客観性や合理性の感じられる冷静な解説がそれまでほとんど無かった、というところがTVなどで観戦するものとしては少々、物足りなかった訳です。それでも、そういった点で日本のプロ野球界は練習方法などにも比較的早くから、欧米の合理的な考え方を取り入れて来た方だと思います。野球でさえそうなのですから他のスポーツはもっと遅れていたと言えます。
 野村元監督が日本プロ野球界に吹き込んだ精神は大きなものだったと思います。日本プロ野球界に対しては変化を求めて頑張り続けたと言えるかもしれません。その彼がこと、大リーグの話になると、急に憧れを持つ野球少年のようになってしまうところが何ともいえず可笑しいわけです。野茂やイチローの様な日本人選手がバンバン活躍すると、強大で歯の立たない、崩れる事のない牙城だと思っていた大リーグに対する自分の夢が壊れる、と子供のような事を言っているようです。そんなはずはない、そんなに簡単に日本人選手が活躍できるほど甘くはないはずだ、との思いが強かっただけに、もう目をこすりつつビックリ、というところだったのではと思います。最近はやっとそれにも慣れて来たのか、先程のインタビューの話などになるわけで、それで笑ってしまうのです。
 とにもかくにも日本のプロ野球界は、ここ20年くらいで大きく変わりました。野村元監督が求めた変化とは完全には一致はしないかもしれませんし、あるいは異なるものかもしれませんが、球界全体を変えてしまうような変化は十分にあった訳です。

                                                              



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24Aug2010

2010-08-24 | グルメ
         
         

これをグルメというカテゴリーに入れるかと言われそうです。グルメというと、どこかのレストランで食事したとか、ラーメンならラーメンに思い切りこだわった内容のものとかが良いかなとも思うのですが・・・。

北海道の「網走水産」という会社のシャーベット。宅急便で様々な品を全国に送っているようです。これは一カップはそれほど大きくはありません。普通の大きさです。夕張メロンから作られているのですが、味が濃厚です。紹介したいろいろな人にも好評です。美味でした。


                                          
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ここ数日のニュースの中から   23Aug2010

2010-08-24 | エッセイ

「MSNの産経ニュースから引用。」


【主張】日航更生計画 公的資金の重み忘れるな
 2010.8.22 03:33

このニュースのトピックス:主張
 今年1月に経営破綻(はたん)した日本航空の更生計画が今月末にもようやく裁判所に提出される見通しになった。当初6月末に提出の予定だったが、債権放棄などをめぐる銀行団との交渉が難航し、大幅に遅れてしまった。

 更生計画のこれ以上の遅れは許されない。忘れてならないのは日航の再建には巨額の公的資金が使われることだ。再建の目的はあくまで日航という会社の救済ではなく、顧客に必要な「空の足」を守ることにある。全日空の一社独占になって顧客の選択の幅が狭まることの弊害も指摘された。

 それにしても一民間企業の存続に国民負担を求めるというのは極めて異例の措置である。日航と同様に公的資金を注入した米ゼネラル・モーターズ(GM)は破綻後わずか1年余で株式の再上場をめざすまでに復活した。GMと比較すれば、これまでの債権者との交渉は真剣さが足らないと指摘されてもやむを得まい。公的資金を使うことを決断した民主党政権の責任も問われる。

 更生計画には総額約5200億円の債権放棄と3500億円の公的資金注入が盛り込まれている。日航と管財人の企業再生支援機構は11月までに裁判所の認可を得て、更生計画に基づいて再建を本格化させ、平成23年3月期に債務超過の解消をめざすという。

 日航はこれまで企業年金を削減し、賃金削減や早期退職によるリストラにも取り組んできた。燃費の悪い航空機の退役も進めた。そうしたリストラの効果も上がり、経営効率の改善につながっている点は否定しない。

 だが更生計画の中身は心もとない。赤字であっても国際線をできるだけ残そうとする姿勢は再建への不安を募らせる。運転資金を含めた今後の融資についても銀行団との交渉を9月以降に先送りする。これでは国民は更生計画に信頼を寄せることはできまい。

 政府の対応も不十分だ。政策課題として指摘されている着陸料の引き下げや格安航空会社の参入条件の緩和、ハブ空港の整備をはじめとした空港の統廃合などやるべきことは山積している。

 世界の航空業界は路線設定を自由にするオープンスカイや格安航空会社の台頭で競争が激化している。日航再建も航空政策の見直しもそうした厳しい状況の中にあることを肝に銘じてほしい。


上の記事はMNS産経ニュースから抜粋、引用したものです。
この記事に対して私は次のように思います。

「公的資金の重み忘れるな、とは視点のずれた、随分と生ぬるい記事のように思います。それに加えて公的資金が3500億円で重いものであり、では、5200億円の債権放棄分は銀行との話で民間の部分だからそれほど重くないとでも言うのでしょうか。銀行の債権放棄分も、廻り廻って多くの預金者のお金であるわけで、日航とは何も関係ない人々のお金が結果的に使われている訳です。そうでなければ利子として何がしかは銀行から還元されたかもしれないお金です。人々のお金が総額として1兆円近く投入されるということでしょう。株式の一部上場で集めたお金で公的資金分の返済など考えているようですが、株の発行による資金集めは通常、運転資金、つまり次の投資に充てられるのが最も健全のように思います。それを既に赤字になっているものに対してあてるというのは、理解できません。そうやって誤魔化していくつもりでしょうか。彼らの考えるどのような対策を打ってもまず、黒字化は望めないと思います。仮になったとしても一時的な数字の上での黒字化でしかあり得ないと思うのです。ではどうするか。いろいろな人が意見を言っているようですが、筋道はあまりないようです。そのうちの一つは売却する、ということ。・・・と、ここまでにしておきます」

「その後、この原稿を書いている矢先、JALの売却の動きについて、朝日新聞に記事の掲載がなされました。想像はどうも当たっているようなのですが、しかし、これまで放漫経営は無かったのか、今でも余計な物、例えば首をかしげるような厚生施設、社員に対してのみ手厚い待遇などなどがあるのかないのかなどはマスコミを見る限り詳細を知ることはできません。そんな状態では既にないのではとも思います。国際線の航空路というのは、そもそもが外国の航空会社が就航して何の問題もない訳で、色々な航空会社が就航すればよいのではと思います。それも、安い適切な価格で・・・。国内線も新たな航空会社がやりやすいようにするのが良い。価格と安全は両立すると思います。」

                                           

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