昨日、昼を少し廻った頃。晴れ。2時から係りの人の説明
があるということで、まだ訪問客はまばらだった。
内部空間をためつすがめつ観て歩いた。観るところがあり過ぎるように思った。
さすがに、いい雰囲気だと思った。
講堂内観
簡単に感想だけ・・・
ホールとその一部2階、中間の高さの食堂は何度も行き来してしまった。変化を求めたであろう、少なく抑えたその段差を何度も。僕の印象ではWrightは、ホール部分にはこだわったに違いなかった。ホールの内部空間のプロポーションを考え、外観のプロポーションを見た時、おそらくエスキースをするWrightの手は、パンフレットにも書かれてあるように軒高を低く抑え気味にしながら形をとろうとする動き以外は、容易にはしなかっただろうと思う。全体として水平に広がった独特のスタイルがイメージされていたのだと思う。そこへ空間的変化を与えるホール内部の一部2階をどうしても差しはさみたいと思えばさらに天井は低く抑えられるのだが、この低さとホール吹き抜け部分の対照が、予想の範囲としてそこが狙い通りであったのだろう。その低い天井は諸々の諸条件から来ていると感じられて、気持ちが良かった。その諸条件とは他ならぬWrightの意思だ、と思う。