北島三郎があるテレビ番組で、「年末の紅白で踊りやらやらされて嫌になっちゃった」と言ってスタジオの人たちを笑わせていた、という話が載っていて笑ってしまった。歌手なのだから目一杯歌って後はじっとしていたいときもあるだろうに。椅子などに腰かけて周りの喧騒をよそにただじっと・・・。それでもいいだろうに・・・。高齢だし。
去年の今頃は、ネットの通販サイトから、おせち料理の予約の「お誘い」があって、初めは何かなと思った。何かの間違いかなと。あるいは、おせちは必ずしも正月に食べなきゃならないというわけでもなさそうだし、夏休みの変則予約イベントの一環かな、くらいに思っていたのだ。そしたらほんとに半年も先の正月用の予約だったらしい。それを言いだしたら何年も先の正月の・・・、ということだって起こりかねない。半年先とは正直呆れたけれど、実際にそうなのだろう。
今年は?というと、これが先日入ってきたメールに書いてあった来年のゴールデンウィークのリゾート地への旅の予約案内・・・。もう僕には、わけが分かりません・・・。来年と言っても生きているかどうかもわからないし。暑くもあり、ただでさえヒーヒー言っているのに。
先日関東地方も梅雨が明けたと思ったら暑い日が続き、生物的エネルギーが消耗してしまったようになって、目もうつろといった感じなのだが・・・。それでも少しは運動でもせねばと炎天下、長年続けているウォーキングに少しだけランを入れて敢行しようとするのだが、すぐバテる。太陽の熱で身体から水分が蒸発でもしているようになる。昼間の暑い時間に走ったりするのは馬鹿なのではないか、とひとり思っていたりすると、同じように走る若者がいたりして、それも、かなりのスピードで持続的に走る人がいたりして、人間というのは相当過酷な環境下でも生きて動けるものなのだな、と思ったりする・・・。そんなときは、こちら立ち止まってただ眺めるのみ。
半年のタイムラグをものともせず、の予約に理解不能状態なのだが、今やネットが発達して、あるレストランへ行ったときなども、夕方の5時ごろに行くと店の人が予約満杯で席が空いていないと言う。通常その時間だとちらほらと常連さんくらいは現れ、これから店の始まりですといった雰囲気になるはずなのだが、店内はガランとしている。お客が誰もいないのだ。すべてのテーブルの上には予約と書かれたお子様ランチのような小さな旗が立っている。7時くらいから現れるそうだ。夕方の、店の、不思議な光景・・・。