今朝、クナッパーツブッシュの生誕126年を祝うために選んだレコードはこれ。
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ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
ウィーン・フィル
英Decca LXT 5066
オレンジ・ゴールド・レーベル(2LP 3面、第4面は「ジークフリート牧歌」)
39年前、はじめて聴いたクナッパーツブッシュの演奏だ。もちろん、当時は銀色ジャケット、定価1,200円の国内廉価盤だ。
そういえば、宇野功芳先生のライナーノートをはじめて読んだのもこのレコード。シューリヒト、マタチッチの名を知ったのもこのとき。たしか、表記がまだクナッペルツブッシュだった。宇野先生の文章は、中学1年生の僕には、刺激が強すぎた(笑)。それで、人生間違えたことは確実。
久々に針をおろしたが、良い演奏だなぁ。当時のウィーン・フィル、物凄い音がしてる。
基本的には速めのテンポ。
陶酔的な弦の魅惑を振りまきながら、鄙びた木管が色とりどりの花を添え、高い音圧の金管群が要所を締める。自由な感興の中にも一本の太い柱があって、その雄々しさが堪えられない。
使用楽譜は、例によって、意味不明のカット(スケルツォ)や悪趣味な編曲を含む改訂版。
なぜ、クナッパーツブッシュが改訂版を終生使い続けたかは永遠の謎だが、もしかすると、ナチスの御用学者的存在であったハースへの反感が、そうさせたのではないか? などと、想像してみたりしている。
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ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(改訂版)
ウィーン・フィル
英Decca LXT 5066
オレンジ・ゴールド・レーベル(2LP 3面、第4面は「ジークフリート牧歌」)
39年前、はじめて聴いたクナッパーツブッシュの演奏だ。もちろん、当時は銀色ジャケット、定価1,200円の国内廉価盤だ。
そういえば、宇野功芳先生のライナーノートをはじめて読んだのもこのレコード。シューリヒト、マタチッチの名を知ったのもこのとき。たしか、表記がまだクナッペルツブッシュだった。宇野先生の文章は、中学1年生の僕には、刺激が強すぎた(笑)。それで、人生間違えたことは確実。
久々に針をおろしたが、良い演奏だなぁ。当時のウィーン・フィル、物凄い音がしてる。
基本的には速めのテンポ。
陶酔的な弦の魅惑を振りまきながら、鄙びた木管が色とりどりの花を添え、高い音圧の金管群が要所を締める。自由な感興の中にも一本の太い柱があって、その雄々しさが堪えられない。
使用楽譜は、例によって、意味不明のカット(スケルツォ)や悪趣味な編曲を含む改訂版。
なぜ、クナッパーツブッシュが改訂版を終生使い続けたかは永遠の謎だが、もしかすると、ナチスの御用学者的存在であったハースへの反感が、そうさせたのではないか? などと、想像してみたりしている。
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