福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

小泉&都響のブルックナー1

2014-03-24 21:10:52 | コンサート


いま、都響のベートーヴェン&ブルックナー#1を聴き終えて、家路についているところ。

決して、ポピュラーとは言えないプログラムにも関わらず満員盛況なことにまず驚き。

前半のベートーヴェンは、極めて引き締まった演奏。覇気はあるけど、僕はちょっと乗れなかった。というのも、小泉の指揮が肩から先の腕だけの運動に感じられたからである。呼吸が深くないのかな? 背中も固まったまま、腕をブンブン振り上げるものだから、オケにも無意識に力が入ってしまっているように思えた。

さて、本命は後半だ。
実演でブルックナー1を聴くのは、朝比奈&日本フィル、スクロヴァチェフスキー&読響に次いで、これで3度目。まあ、滅多に出会えない作品ではある。

結論からいって、充実した演奏だった。正直、ベートーヴェンで感じた指揮の力みやそれに伴う音の硬さは気になり、心底好きなブルックナーとは言えなかったけれど、各楽章の音の綾を都響の優れたアンサンブルによって実演で確認できたのは嬉しかったし、特にフィナーレの高揚感は見事だったと認めたい。

終演後の客席も沸きに沸いていたし、オケの面々も満足げに見えたところをみると、僕ひとりが天の邪鬼なのかも知れないなぁ。きっと、呼吸とか力みとかに過敏すぎるんだな。


死の都 終わりました!

2014-03-24 17:47:44 | コンサート


やはり2階席最前列は最高でした。音響面でのバランスが素晴らしい。字幕も見やすく、値段が高いだけあります。

歌手陣は、15日より声が出てましたね。オケも好演してましたが、それだけにキズリンクの指揮には些かの物足りなさも覚えました。

休憩時間に金子建志先生と楽しくお話しできたのも収穫。

ところで、いまは、カーテンコールもそこそこに、上野に向かっています。

東京文化会館に於ける小泉和裕&都響のベートーヴェン&ブルックナー#1の当日券を買うため。

オペラとコンサートの梯子なんて、我ながら若いなぁ。気持ちだけは。



再び、死の都へ

2014-03-24 12:31:49 | コンサート


15日の2日目の公演に引き続き、千秋楽公演を見物してきます。

もともと、岡山から直行の予定が、ホテルをキャンセルし、自宅より向かっているところ。

座席は奮発して2階センター1列目。前回は3階センター。第3幕のみ1階センターに移動しての観劇だったので、音響や視覚的効果の違いも味わいたいと思います。