モントゥーのブラームス。
ボクにとって、最高のブラームス。
それなのに、スタジオ録音では、4種の2番のみ。1番、3番は、コンセルトヘボウ管との素晴らしいライヴがある(仏ターラ)ものの、4番だけは聴けないでいた。
1960年ボストン響との4番があるというので、久し振りに海賊盤CDに手を出してしまった。MEMORIESレーベルの全集だが、音は案の定、極めて悪い。
4番などステレオと銘打たれているけど、何度もダビングの繰り返されたカセットテープのようなボヤけた音。
しかし、演奏は本当に気高い。美しい。こんな情けない音の向こうからそれが伝わってくる。
これを知ってなお、余計にモントゥーのブラームス4への憧憬が高まってしまった。同じ日付のCD-Rもいくつか出ているけど、少しはマシなのか?
ああ、それより、どこかに、コンディションの良いマスターテープは残っていないものか?