福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

憧れのモントゥー ブラームス4番

2014-08-30 10:34:57 | レコード、オーディオ



モントゥーのブラームス。
ボクにとって、最高のブラームス。

それなのに、スタジオ録音では、4種の2番のみ。1番、3番は、コンセルトヘボウ管との素晴らしいライヴがある(仏ターラ)ものの、4番だけは聴けないでいた。

1960年ボストン響との4番があるというので、久し振りに海賊盤CDに手を出してしまった。MEMORIESレーベルの全集だが、音は案の定、極めて悪い。
4番などステレオと銘打たれているけど、何度もダビングの繰り返されたカセットテープのようなボヤけた音。

しかし、演奏は本当に気高い。美しい。こんな情けない音の向こうからそれが伝わってくる。

これを知ってなお、余計にモントゥーのブラームス4への憧憬が高まってしまった。同じ日付のCD-Rもいくつか出ているけど、少しはマシなのか?
ああ、それより、どこかに、コンディションの良いマスターテープは残っていないものか?