福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

今日は感じなかった・・

2014-08-25 15:27:24 | レコード、オーディオ
カラヤン&ベルリン・フィルのブラームス交響曲全集から、「3番」を聴いたのだが、今日は感じなかった。

ブラームスよりもカラヤンやベルリン・フィルの存在ばかりが感じられるのだ。

曲または演奏による違いなのか?

わたしのコンディションの違いなのか?

これから、検証しなくては。

私の悪いくせ

2014-08-25 09:07:04 | レコード、オーディオ


矢野顕子「飛ばしていくよ」

アナログ・バージョン発売後、忽ち品薄、否、品切れ状態。
Amazon、TOWER RECORDS、HMV・・、大手のサイトは全滅。

と言われるとムクムクと沸き上がるのが「よし、手に入れてやろう」というコレクター魂(笑)。

♪それが、私の、私の悪いくせなのです
(ごく一部の人にしか理解出来ない引用でスミマセン・笑)

検索しまくって、ようやく一件ヒットしたのが熊本の小さなレコード・ショップ。

半信半疑で注文したところ、取り寄せではなく店頭在庫があった模様で、今朝、無事に届いた。ありがたや、ありがたや。

いま、聴き終えたところだが、これは良い!

YES-YES-YESといえば、オフコースのヒット曲のカヴァーだが、アレンジといい、もちろん、ヴォーカルといい、完全に原曲が分解され、矢野顕子ワールドに組み立て直されている。しかし、その背後に矢野顕子の小田和正に寄せる個人的な憧憬が滲んでいる。

いや、ほかの曲もみんないい。

どのナンバーを聴いても、家族や大事な人への想いがハッと思い出されては胸がホッと熱くなるのだ。



くまモンさん、こちらこそ、有り難う!








カラヤン二度目のブラームス交響曲全集

2014-08-24 17:24:38 | レコード、オーディオ


昨日、新国立劇場の帰りに何故か京王新線を新宿駅で降り損ね新宿三丁目へ。

念のため申し上げると、二丁目ではない(笑)。ボクの向かうところはただひとつ。
ちょっと冷やかすだけのつもりが、そこそこレコードを買ってしまった。

カラヤン&ベルリン・フィルによるブラームス交響曲全集(4LP)もそのうちのひとつだ。

70年代、つまり、彼らの二度目のブラームス交響曲全集ということで、分厚いサウンドといい、確かなテクニックといい、これでもか、これでもかと、オーケストラの威力を見せ付ける。

カラヤン&ベルリン・フィルのこのゴージャスさが、ときに作品の本質との乖離を感じさせるわけだが、このブラームスは悪くない。
「1番」も「4番」も気持ちよく、聴き通すことができた。



しかし、ブックレットの写真には、時代を感じるな。
いまの時代、こういう作られたポーズ、虚像は音楽ファンに見抜かれてしまうだろう。

カラヤンの音楽にこういうナルシシズムのあるのは確か。クナッパーツブッシュがカメラ向けに計算されたポーズをとる筈もなく、やはり、それは両者の音楽性の違いに通じていよう。

それでいてなお、このブラームスは魅力的であった。残る二曲を聴くのも楽しみだ。







書けない

2014-08-24 10:16:54 | コンサート


昨日、三善晃先生のオペラ「遠い帆」を観劇したのだが、何も書くことが出来ない。

猛烈に惹きつけられる要素と拒絶する要素がない交ぜになって、わたしの中で収拾がつかないのだ。

全篇ほぼ出突っ張りのコーラスだけをとっても、例によって恐ろしく歌唱は困難。
よくぞ、ここまで仕上げたという感嘆とともに、字幕がなければ言葉の聞き取れない日本語のオペラとは何なのか? という疑問。

女声歌手が、オーケストラをバックに語る台詞も全く聞こえなかった(ここには字幕が入らなかったから、何も分からなかった)。その責は、演奏にあるのか、会場にあるのか、作品にあるのか?

台詞のない黙役の動きが饒舌過ぎないか?
家康や政宗の描き方が軽薄にすぎないか?
という演出への疑問。

物語のどこに照準を合わせ、何に感情移入すべきかという心構えなきままに客席についてしまったがゆえに、作品の本質を掴み損ねてしまったのか。

ゆえに作品への批評や感想は書けない。

終演後のロビーで会った関西の知人は「良かった。わざわざ東京に来た甲斐があった」と感激しきり。

彼の感じ方が素直なのかも知れない。

うーん、よく分からない。

何歳になっても・・

2014-08-23 13:20:48 | コンサート


何歳になっても・・。

ロマンスカーの展望車はときめきますね。

ただいま、マタイ厚木支部を終え、新宿経由で、新国立劇場に向かっております。

三善晃先生のオペラ。
どんなだろう?
下調べなしの全くの白紙で向き合います。

深夜の密談

2014-08-23 09:21:26 | コーラス、オーケストラ
昨日は、日中は山のような雑用。夜はレッスン。深夜は午前2時過ぎまで密談(笑)ということで、ブログ更新ならず。かなり寝不足だ。

本日の午後、三善晃先生唯一のオペラ「遠い帆」(新国立劇場中ホール)を観に行くのだが、睡魔が心配。ランチはかなり軽めにしよう。

ところで、密談とは、新しいコーラスのプロジェクト立ち上げに関することで、これは楽しみ。いずれ公表出来るでしょう。

さて、まずは、目の前のマタイ受難曲厚木支部レッスンに集中だ。

飲む点滴で栄養補給

2014-08-20 15:37:44 | コーラス、オーケストラ


あ、あ、あ、あ、暑い。

炎天下、熱戦を繰り広げる球児たちの強靭な体力・精神力とは対照的に、どちらも軟弱なワタシは駅まで10分余り歩いただけでヘコタレてしまった。

ここで、ちょっと昔までなら、マツキヨに飛び込んで、栄養ドリンク剤に手を出したものだが、却って身体に悪い、元気になった気がするだけ、という情報を得てからは、滅多に飲まなくなった。根はキライではないのだけれど・・・。

しかし、このままでは、雨上がりの道端のミミズの如く干からびてしまいそうだということで、東京駅地下街GranStaのH酒店で入手したのが、お馴染みの飲む点滴=甘酒だ。

八海山のあまさけは、長岡でも手には入るので、どうせなら他の銘柄を試したかったが、どれも瓶入りのため断念。ガラス瓶は重たいし、途中で割ったりしたら大変だ。

いやあ、旨い。
砂糖未使用というのが俄かに信じられないほどの豊潤な甘味。しかも、口当たりがまろやかで、栄養分が口蓋から食道を経て胃の隅々まで染みわたるようだ。

さて、長岡マタイのレッスンに備え、車内で一眠りするか。


プログラムノート執筆

2014-08-19 01:56:10 | コーラス、オーケストラ

名古屋より帰宅後、愛知祝祭管弦楽団とのブルックナー8演奏会のためのプログラムノートを執筆。

気合いの入った良いものが書けたような気がする。

うん、なかなか良い!

読みたい方は、是非、10月26日(日) 愛知県芸術劇場へ!!


愛知祝祭管弦楽団 福島章恭ブルックナー・プロジェクトvol.1

ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
J.S.バッハ 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043
ブルックナー 交響曲第8番ハ短調〔ハース版〕

ヴァイオリン: 古井 麻美子, 清水 里佳子

指 揮 福島 章恭
愛知県祝祭管弦楽団

平成26年 10月26日(日)
開演 13:30 (開場 13:00)

指定席 2,000円(1,2階) 自由席 1,500円(3階)

愛知県芸術劇場コンサートホール
http://www.aac.pref.aichi.jp/gekijyo/c_hole.html

お問い合わせ
愛知祝祭管弦楽団/スタジオ・フォンテーヌ 佐藤悦雄 090-7851-7303

チケットは好評発売中です!
1,2階席は全席指定です。
もちろん、まだお席に余裕はございますが、満席が予想されますので、お好みのお席のある場合は早めにお買い求めください。
また、福島章恭関連の合唱団員の方には、各コーラスでのまとめてのお取り扱いも予定しています。


http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1400819

愛知芸術文化センタープレイガイド
http://www.aac.pref.aichi.jp/facility/playguide.html

ヤマハプレイガイド
http://www.yamahamusic.jp/shop/nagoya/p/playguide

 

 


ケーキと録音機とブルックナー

2014-08-17 22:18:15 | コーラス、オーケストラ


今日の愛知祝祭管のレッスンを部屋で聞き返して反省会中。

久し振りの登板となったソニーのPCM-D50。SANYOエネループ単3×4本で正味5時間超の録音、頑張ってくれた。目盛りを見ると、まだ3分の1くらいは残っている模様。



もちろん、ひとり反省会の前にはひとりデザート。
ホテルのベーカリーにて購入したショートケーキ。見た目の麗しさ通り美味であった。



しかし、絶品度に於いて昨夜食したカラメルカスタードプリンには一歩及ばず。実は人気商品のため既に売り切れていたのだ。明日のチェックアウト前に立ち寄ってみるかな。

ところで、この文章を打ちながら聴いている愛知祝祭管の音。レッスンを重ねる度に美しくなっているのを感じる。

指揮している時よりも余程客観的に聴こえる録音で、これだけの上達ぶりを確認できるのは心から嬉しい。この先がとても楽しみだ。

愛知祝祭管 ブルックナー8稽古

2014-08-17 21:27:05 | コーラス、オーケストラ


本日のブルックナー8稽古のため、昨夜は杉並公会堂から名古屋に直行。



今回は思い切って管打楽器を全員休ませて弦分奏のみ。食事を挟んでの10:30~15:30の5時間を第3楽章、第4楽章のみに当て、密度の濃い時間を過ごしすことができた。



残る15時30分からの1時間は、バッハの2本のヴァイオリンのための協奏曲の初合わせ。
ソリスト不在のため、独奏パートを若い団員2人が受け持ち、見事な腕前と音楽性を披露してくれた。実に頼もしい!