明鏡   

鏡のごとく

「セレモニーホール」と「ケーララの獅子」

2010-09-24 22:14:38 | 日記
を見て来た。

他のアジア映画も見てみたかったが、時間の許す限りの中、ぎりぎり間に合ったものとして。

「セレモニーホール」は、イラン映画で、アブドレザ・カハニー監督の作品である。

セレモニーホールがイラン社会のある縮図となってすぐ目の前で展開していく。

繰り返す葬式の儀式に空しさを感じてカウンセリングを受けているセレモニーホール経営者が店をたたむ、自分の命までたたむ、その日までの二十日位の人間模様。

労働/日常を淡々とすぎる、嘘のない生活臭。



「ケーララの獅子」は、東インド会社がインドの人たちにしかけた血塗られた歴史をインド人の目から描いた物語。
ハリハラン監督。
最後まで抵抗し、血を流したインドの英雄ケーララ・ヴァルマ・パラッシ・ラージャとその仲間に捧げられた叙事詩。

長い長い物語の中で、何度も何度も闘いを繰り返すケーララの獅子たち。

たぶん、今も。