新卒教師として4月から現場に出る人に向けた重要なポイントを紹介します。
現場に出たら、次々とやることがあります。
そんな中、仕事の経験がない新卒教師は、右往左往してしまいます。
仕事を焦らずに、先手を打っていく方法があります。
最大のポイントは、「シミュレーション」です。
最低でも、明日の予定は必ず、一度頭の中で想像する作業が必要です。
できれば、1週間分の予定を立てておきましょう。
精神的にも落ち着きます。
初任者には、担当の先生が1人つきます。
その先生に、研修で授業のやり方や学級経営のやり方のアドバイスをもらえるわけです。
(ただし、初任者と同じ学校にいない場合もあります。
1人で何人もの初任者を担当しますから、隣の学校にいることもあるのです。)
私が、初任者担当の先生に一番強く教えてもらったのが、「シミュレーションをしろ」ということでした。
明日の予定を立てるのはもちろんのこと。
授業の展開も考えておく。
朝の会の予定も考えておく。
行事があるのなら、どういう動きをして、いつどこで誰が何をするのかを確認しておく。
なぜ、教師があらかじめシミュレーションをしておかないといけないかというと、理由があります。
それは、リーダーシップの発揮のためなのです。
あらかじめ予定がわかっているから、子どもを引っ張っていけるのです。
もし、教師が行き当たりばったりの行動しかできず、後手後手にまわっているのなら、子どもからの信用が得られません。
先手先手を打って行動していくことが、子どもからの信頼を生むのです。