重慶市中心部の渝中区にある洪崖洞は重慶に来た観光客が必ず訪れるといってもよい場所です。
ホテルにチェックインしてからすぐに行ってみました。
ホテルは洪崖洞のすぐ近くを選びました。ホテルへ向かうために地下鉄の臨江門駅を降りたら、
もう想像以上の人が。。ホテルへまっすぐ向かう歩道橋は規制がかかって使えずでした。
洪崖洞に入るためにも長い行列ができていて、どのくらい並べば中に入られるのかも分からない状態です。
混んでいるのは予め分かっていたとはいえ想像以上です。
洪崖洞は2006年に嘉陵江沿いに建設された11階建ての商業施設です。
かつてここにあった住居と同様に、崖から張り出した建物を長い柱で支える吊脚楼の様式を用いています。
1階部分と11階部分がそれぞれ道路に面しています。
地下鉄の臨江門駅や小什字駅から洪崖洞へ向かう場合は11階から入ります。
先ほど入るために並んでいた場所が11階です。
大混雑の事故防止のためかエスカレータはすべて止められていました。
エレベータは動いているかもしれませんが、これだけの人をまともに運べるとは思えません。
帰りのことを想像すると。。でも後のことは考えず1階まで降りてみることに。
11階から入ったと認識していても、下に続く複雑な階段を見ると地中深く潜って行く感覚にとらわれます。
各階ごとに工芸品街、美食街、バーなどの飲み屋街などになっています。
7階~8階はホテルのようです。
建物の外観が千と千尋の神隠しに出てきた湯屋の油屋に似ていると話題にもなりました。
(千と千尋の神隠しは中国でも有名です)
建物の西側に出ると洪崖滴翠という滝があります。
洪崖滴翠は巴渝十二景と呼ばれる重慶を代表する景観のひとつになっています。
大型連休中は21時~22時頃の数分間、少し離れた朝天門付近でドローンショーが行われます。
橋がちょっと邪魔ですが、洪崖洞付近からでもかろうじて見えます。
洪崖洞は、洪岩洞、神仙洞、洪崖門という別名もあり、その歴史は紀元前の戦国時代まで遡ります。
戦国時代は軍事要塞、宋代には石窟寺院、明代には九開八閉と言われる17つの城門のひとつとなりました。
清代には嘉陵江、長江の港として栄えていましたが、近年に入り水運が衰退した後、
この辺りには吊脚楼の住居が数多く建てられ、スラム街のような感じになっていたのだと思われます。
2006年に洪崖洞の商業施設が開業してから10年ほどはあまり人気がなく、
2018年ごろから夜景がSNSで拡散されて大勢の人が来るようになったのだそうです。
ホテルの窓から洪崖洞を見下ろすと、深夜になっても人だらけです。。
23時になると上層階のライトアップが消灯しますが、それでもまだまだ人がいっぱい。
重慶に観光客が集まるようになったのは洪崖洞が人気になった頃ぐらいからではないでしょうか。
2020年8月に発生した重慶の洪水では洪崖洞の2階まで浸水したそうですが完全復活しています。
もうちょっと人が少なければお店を覗いたり、買い食いしてみたりしようかとも思えるのですが。。
とにかくすごい人でした。こういう時に地元の人は絶対行かないのだろうと思います。
到着初日から午前様になりました。。
記事を見ると人がすごく多そうで想像以上に混雑しているようですね。
火鍋は特別美味しかったのでもう一度重慶に行きたいと考えています。
春節に行ったせいもありますが、夜遅くまでとにかくすごい人でした。
上から見下ろすと嘉陵江沿いは地面が見えないぐらい全部人です。
今、重慶は人気観光地らしいので、大型連休になるとどこに行っても人でいっぱいのようです。