一 目 NO.401
「あの人には一目(いちもく)置く」・・・と言うと、あの人とは対等に戦っても勝ち目がないという意味で、その語源は「囲碁」でしょう。
囲碁は陣取りゲームで、実力が互角ならば置石はしないが、1級違うと一目(一個)をハンデイとして、先に置いておくのです。
2級の違いですと置石は2目です。
私は自称3級と言ってますが、高校の同窓生に雲の上の存在みたいな5段の人がいます。 同業者にも7段という人がいました。
自我流ではとても到達しないレベルですが、負け惜しみを言うのではありませんが、両者ともにそんなにとびぬけて頭脳が良いとは思えない。
どうしてそんなに強いのかというと、そういう持って生まれた才能としか考えられません。
現に、先見性抜群のはずの囲碁7段のご同業は、事業の成果が上がらないので廃業し、異業種に転向されました。
囲碁ばっかりやってるから仕事が手につかないのか、それだったらどんな仕事をしてもダメでしょうし、囲碁7段と言ってもアマではメシが食えないのは、囲碁に限ったことではありません。
私くらいの実力ですと喜んで相手をしてくれるひとがおおくて、お付き合いが増えるのでかえって幸せです。
ものごとはほどほどがいい。