兌換券とは no.410
金本位制度、つまり「金」そのものがお金であった時代には、日本銀行へ兌換券(その時の紙幣)を持って行けば、一定のボリュームの「金」と交換してく
れた「銀行券」です。 この時の銀行券はだから交換してもらえるという意味で「兌換券」:(だかんけん)と言いました。
記事の下にある紙幣がその兌換券で、紙面には「日本銀行兌換券」と印刷されています。
でも、日本銀行に「金」の在庫が少なくなってきた昭和6年に兌換停止となりました。
つまりダカンが「アカン」になったたのです。 ではその昭和6年までは誠実に「金」と交換したのかいえばそうではなく、実質的にはなんとかかんとか理屈
を言って交換しなかった。 ある人が兌換券を「金」と交換しないのはおかしい、と交換を強要したところ「強要罪」で逮捕されたとか。
今のお金(紙幣)だって単なる「お金券」であって、いつ紙切れになってしまうかは解りません。
現に昭和21年2月の「新円切り替え」によってそれまでの紙幣は紙切れになっていまいました。
つまり