山瀬学園の校門で牧村環、白澤美雪、高橋弥生、田村愛里の4人は教諭の石井と藤崎を操る鳥越と言う男を待ち構えていた。
環「あれが石井と鳥越、これから藤崎を待つのね」
弥生「藤崎さんとつながってるの?」
弥生は泣いてしまった。
美雪「弥生、泣かないで」
愛里「先輩!」
そして藤崎の車がやってきた。それを追いかけたのは横田夏子、斉藤葵、荒川まどか、それに国分繁治だ。
環「お姉ちゃん」
繁治「みんな大丈夫か」
弥生「大丈夫、先生もいるし」
それを聞いた繁治は笑顔だった。あとは3人が出てきたところで一気に…と行きたいところ。
山瀬学園の視聴覚室で鳥越正彦が石井にこう言った。
鳥越「石井先生、あなたは殺した教え子が高橋弥生でないと知って驚いてますね」
石井は驚いていたが、鳥越の指摘はごもっともと容疑を認めた。そこへ藤崎がやってきて、石井の首をロープで絞めた。石井は悶えながら死んでしまった。
藤崎「これで最後の口も封じた」
鳥越「高橋弥生の首は確かに絞めたんだろうな」
藤崎「はい」
鳥越と藤崎が車に乗り込んだ。しかし石井の姿はない。
繁治「おや?」
環「石井の姿が見えないですね」
夏子「石井先生は学校の中じゃないのかな」
しばらくして生徒が石井先生の首吊り死体を発見、石井は佐々木まゆみ絞殺の容疑を認めて首吊り自殺と言うことでかたがついてしまった。その頃鳥越と藤崎は中の橋のデパートの食堂で食事中だった。
藤崎「しかし、あそこまでやらなくても」
鳥越「いえいえ」
藤崎「あの首吊り自殺があなたの犯行ではないかと言うことはわたしにはわかっていました。でも、それを高橋弥生は知ってしまった」
鳥越「そこで口止めにいろいろな妨害工作を」
藤崎「そうです。バスケ部員の中にもあの子に不満を漏らす子がいましてね」
鳥越「うまく利用しましたね」
藤崎「最後はスケバンとか言ってドロップアウトした子まで利用して、口封じまで…」
鳥越は勝ち誇ったように笑みを浮かべる。だがそのそばにはじゃーじゃー麺を食べる原俊彦がいた。
夕方のニュースでハングタンたちは石井の首吊り自殺を知った。
環「ちくしょう」
繁治「また犠牲者が出ちまったよ」
繁治は机を叩いた。そこへ俊彦が証拠が見つかったと言うことでやってきた。
俊彦「さっきまでデパートのラーメン屋にいたんだ。そこで入手した極秘の会話だよ」
俊彦は先ほどの会話を録音したテープを聞かせた。それを聞いた弥生はただただ泣くばかり。
環「高橋!泣くな!」
夏子「しかし教え子を手にかけるなんて、何て酷い先生かしら」
環「もう黙っていられないわ」
俊彦「あの二人とっちめてハンギングだ!」
夜10時、鳥越と藤崎はスナックを後にした帰りだった。そこに弥生が立った。
弥生「覚えていますか?藤崎先生」
藤崎「高橋!貴様生きてたのか」
そこへ夏子のへたくそな歌が始まり、その歌に我慢ならなかった二人を環たち残りのハングタンが身柄確保。そして山瀬学園の校門に首輪をつなぐロープをくくりつけた。
鳥越「何をする!わたしは私学研究所の鳥越だぞ」
環「その私学研究所がどうして教師に生徒殺害を命じたりするのかしら」
鳥越「冗談じゃない、すべてこの藤崎が勝手にやったことだ」
藤崎「そんな馬鹿な、鳥越さん、藤川を絞め殺して自殺に見せかけたのはあんたでしょ」
鳥越「さぁ…」
すると夏子が俊彦のボイスレコーダーを持ってやってきた。
夏子「これでもまだやっていないと言えるかしら」
環「反省しなさい!」
翌朝、鳥越と藤崎は山瀬学園の生徒たちにぼろくそに言われてしまった。
鳥越「石井先生を死なせたのはこいつだ」
藤崎「何を言うんですか、僕を救ってくれたのはあんただ」
鳥越「その恩を仇で返すことになりそうだったから、石井さんを殺したんでしょ」
藤崎「あんただって、うちの教え子だった生徒を…しかも二度も」
鳥越「うるさい!」
生徒A「うるさいのはお前だ」
女生徒「石井先生を…返して!」
生徒B「そうだそうだ」
生徒C「まゆみちゃんも殺したんだな」
藤崎「ああ、そうだ」
そしてパトカーがやってきて鳥越と藤崎は逮捕された。その模様をハングタンたちも見届けた。
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