だれでも数学が好きになる! (単行本)志村史夫(著)

物理学者が書いた自由な数学入門, 2008/5/5

By 歯職人

　物理学者が数学入門書を著すと、一味違う素材を選び、一味違う説明と論理立てになる。あるいはなったという一冊です。
　『だれでも数学が好きになる』かはともかく、著者が数学好きであることは十二分に伝わる。
　著者が伝える「数学はは筋道を立てて考えること」「数学は役に立つ、そして面白い」「数学・数式は外国語＝もう一つの言語」との主張は、本書により十分にに納得できた。
　社会人になっても、夢の中で数学のテスト問題が出来ずにあわてる自分が出てきた方、そこで目覚めた経験のある方、そんな貴方にお勧めです。
　数学を怖がっていては、人生で多くの損失がありそうです。


(ダレデモスウガクガスキニナル )
だれでも数学が好きになる！
ISBN:9784270002735 (4270002735)
１５９ｐ　２１ｃｍ（Ａ５）
ランダムハウス講談社 (2007-11-21出版)

・志村　史夫【著】
[A5 判] NDC分類:410 販売価:1,785(税込) (本体価:1,700)

数の数え方から微分積分まで、ひとっ飛び！だからわかる！だから面白い！スピーディーでスリリングな数学“超”入門。

第１章　“数”のありがたさとすごさ
第２章　日常経験や自然現象を数字で表わす
第３章　座標を作って考える
第４章　グラフ化して見る
第５章　やさしい微分と積分


志村史夫［シムラフミオ］
１９４８年東京・駒込生まれ。名古屋工業大学大学院修士課程修了。名古屋大学工学博士（応用物理）。現在、静岡理工科大学教授、ノースカロライナ州立大学併任教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）