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歯科技工士・岩澤 毅

新 雅史 (著) 商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

2012年08月12日 | amazon.co.jp・リストマニア
「商店街」を歴史に記す, 2012/8/12

By 歯職人

 「商店街」を、歴史に記する一冊とて意義がある。
 「商店街」の衰退の歴史を行政との関係で解明した点が優れている。
 本書から、商店経営や「商店街」再生のノウハウを得ようとするのは、「お門違い」と言われるだろう。
 消費者の選択の力学、都市構造の変化等他の論点も深める必要があるだろうが、商店の子による「商店街」への葬送と読めた。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334036856/ref=cm_cr_mts_prod_img


ショウテンガイハナゼホロビルノカ シャカイセイジケイザイシカラサグルサイセイノミチ コウブンシャシンショ
光文社新書
商店街はなぜ滅びるのか―社会・政治・経済史から探る再生の道


新 雅史【著】
光文社 (2012/05/20 出版)

221p / 18cm
ISBN: 9784334036850
NDC分類: 672.1

価格: ¥777 (税込)

詳細

極めて近代的な存在である商店街は、どういう理由で発明され、そして、繁栄し、衰退したのか?
よく言われるように、郊外型ショッピングモールの乱立だけが、商店街衰退の原因なのか?
さらに、地域コミュニティの要となる商店街の再生には、どういう政策が必要なのか?
膨大な資料をもとに解き明かす、気鋭の社会学者による画期的な論考。


序章 商店街の可能性
第1章 「両翼の安定」と商店街
第2章 商店街の胎動期(一九二〇~一九四五)―「商店街」という理念の成立
第3章 商店街の安定期(一九四六~一九七三)―「両翼の安定」の成立
第4章 商店街の崩壊期(一九七四~)―「両翼の安定」の奈落
第5章 「両翼の安定」を超えて―商店街の何を引き継げばよいか

著者紹介

新雅史[アラタマサフミ]
1973年福岡生まれ。学習院大学非常勤講師。東京大学人文社会系研究科博士課程(社会学)単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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