The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

再生のとき。第1弾 - Timex

2018年10月02日 | ASB活動日誌
今年も気が付けば10月。

実は今年が始まった時、自分の中で心に決めたことがある。

ひで氏です。

それはとても単純なことだ。「なかなかできていなかったことを実行する」ということだ。

「今年こそは会いたいですね」と年賀状に書いている人と本当に会う。

捨てようか…と思うけどもしかしたらまだ使うかもしれないし…というものを使える状態にする。

別に死ぬ準備をしているわけではない。

ただ、案外何でも思い切って行動に移せば「なんだこんなものか」となるものだし、そういうものを一つ一つ片付けていくという、ゲーム的な感覚を楽しんでいるともいえる。

一つ目に選んだのはコイツだ。


TIMEXの時計だが、シンプルで気に入って使っていた。
おそらく4年ぐらい前に買って、自転車に乗ったり泳いだりするときは着けていたのだが、ある時ちょっとした亀裂がベルトに入ったかと思うと、あっという間にちぎれてしまった。



それから2年ぐらいずっと捨てるのが惜しくて持っていたのだが、この度の自分の中の「再生シリーズ」の一番簡単そうなモノということで白羽の矢が立った。

とりあえずどうすれば良いか調べてみようとしたその時、ふとある記憶が頭をよぎった。

大昔、アメリカに居た時によくTIMEXの時計を使っていて、その時に何かベルトだけを買った記憶がある…!
そこから家探しすること1時間、なんとベルトを発見。



しかしTIMEXはTIMEXでも完全に毛色の違うタイプだった。
忘れかけていたとはいえ20年近く温存していたこいつの存在意義は一体なんだったのか。
こいつこそ要らないのではないかと思ったが、またこの先20年以内に何が起こるか分からない。

置いておくことにした。

いわゆる「段捨離」と真逆の考え方だ。

さて、調べてみるとTIMEXの修理工場が群馬県にあるとわかった。
そこに電話をして、修理可能か聞いてみると「とりあえず送ってもらえますか」とのことだった。

送ってみて無理と言われる=そのまま処分してください

となるだろうな、と思いその夜はTIMEX君と今までの想い出を語り合いながら梱包し、翌日に送った。


数日後、TIMEX修理センターより電話があった。

修理は可能だが、同じ色のベルトはなく、白か黒であれば対応できる、と言われた。

これは悩んだ。

何か戦地に行った子供が、全く別の人間になって帰ってくるのではないかという気がした。
帰ってきたその人はぱっと見は間違いなくその人なのに、何か様子がおかしい、という映画がそういえばあったな。
Jack Summersbyだ。


ボディが黒っぽい配色になっていることを考えると黒のほうが合うのではないかいやいやあえてそこを白にしたほうが映えるのではないか。ここはもちろん「はえる」じゃなくて「ばえる」と読むところだあーでも黒にしておけば使える場面が増えるのではないかベルトとか汚れ目立つのも白とかみんな言うし…

悩みに悩んだ私ひではこういった。

「黒…い、いや、白にしてください」

なぜ土壇場で白にしたのかはよくわからない。フィーリングというやつだ。

それから数週間たったある日、荷物が届いた。

開いてみると、生まれ変わったその子がいた。



はっきり言って、愛おしい。
想い出のつまった本体はそのままに、白いTIMEXとなって生まれ変わったこの子がまた朽ち果てるまで使おうと思う。

こうして再生シリーズ第1弾 ミッション完了。


想い出と言えば

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