武侠ドラマはハマル!

武侠ドラマを中心に韓国歴史ドラマ&映画、そして近年話題になっている中国歴史ドラマ&映画を取り上げていきます!

ドニー・イェン またまた強烈な新作映画だ~!

2011年09月13日 01時30分11秒 | 映画

                                              

レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 (原題:精武風雲・陳真/2010年/中国)

今年の秋はこの映画で決まり!と言いたいところですが全国一斉ロードショウとはいかず主要都市の映画館から順次上映の作品となっています。

皆さんもご存知の方も多いと思いますが”精武門”といえば日本人が敵である上に政治的な背景もある内容となっています。

”ブルース・リー”ファンの方は「ドラゴン怒りの鉄拳」を鑑賞していれば想像できると思います。

ジャッキー・チェン、ジェット・リーもこのリメイク版で主役を演じました。

で、今回はドニー・イェンが主役のチェン・ジェンを演じているわけですが、やはり見所はとことんブルース・リーになりきってやっているところですかね~。

しかしこれに関しては賛否両論ありそうな気配!

でも、ドニー・イェンが大の”ブルース・リー”ファンであるとともにすでに知名度の高い本格派のアクション・スターなので楽しんで観る方がいいでしょうね。(と思います)

それにしても、ブルース・リーのアクションはやはり独特のものがありますね。

やはりマーシャル・アーツにこだわっていただけのことはあります。

”マーシャル・アーツとは格闘技の形で自分を表現する芸術”でこれを多くの人に広めていきたいということをインタビューで語っていましたが、武道家でありながらアクターでもあったブルース・リーがまさに芸術的なアクションを披露してくれ、その模写をするだけで彼のアクションスタイルとパフォーマンスであるというところまで世界に知らしめました。

それをドニー・イェンが見事にやってくれているわけですが(今の時点では予告編を見ての推測)、もう一つこの映画のなかで「グリーンホーネット」でブルース・リーがカトー役を演じた時のコスチューム姿で登場するシーンもあったりとブルース・リー世代にとってはなかなか興味を引く演出となっています。

 

さて、共演者に目を向けてみますと武侠ドラマでもお馴染みの”アンソニー・ウォン”そして台湾・香港映画界を代表する国際派女優の”スーチー、日本からは知る人ぞ知る「帰ってきたドラゴン」で和製ドラゴンといわれた”倉田保昭”、またEXLIEのメンバーである”AKIRA”が日本軍人役で登場。

日本の俳優たちも重要な役を演じているわけですが、現時点で一つ気になるのがAKIRAのロン毛姿ですかね~。

軍人の役でありながらロン毛はないだろう~と、見た目では”ATSUSHI”のほうに軍配が上がるのだが。

この映画の内容とは別に出演者で話題を呼び新たな客層も呼び込めるのは間違いなさそうである。

本作品の内容とのキャスティングのミスマッチを感じない描写であることを祈りたい!

 

あわせて知っておきたいのが1995年のTV版の「精武門」ですね。

このときもドニー・イェンが主役を演じているんですね。

このTVシリーズでもドニー・イェンはブルース・リーになりきっていましたね。雄叫びまであげてましたし、カメラアングルや画の抜き方まで意識した映像でした。

45分×30話を編集した180分のDVDをレンタルして観ましたが十分楽しむことができました。

発売当時は数量限定で全ノーカット版も販売していたようなのでこちらの方も観られた方もおられると思います。

 

レジェンド・オブ・フェスト 怒りの鉄拳 公式サイト


 

TV版 精武門

 

 


ドニー・イェン主演の武侠映画とは!

2011年09月06日 07時15分29秒 | 映画

処刑剣 14BLADES (原題 錦衣衛 2010年)

主要都市の映画館で今年の5月より順次上映されているこの作品!

私が「シャンハイ」ともう一つ観たいなと思ったのが「処刑剣 14BLADES」

ドニー・イェン主演の「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉問」が武術アクションとともに人物描写がとても素晴らしかったので期待してしまいます。

この作品で「レッドクリフ」に出演していたヴィッキー・チャオが華麗なアクションを披露してくれる?

ドニー・イェンとともに彼女の活躍にも注目したいですね!

また、台湾のアイドル・ユニット「飛輪海(フェイルンハイ)」のメンバーである”ウーズン”が盗賊の首領役で出演することによって、この作品のファン層が広がりそうですね。

そして、この作品でもドニー・イェンと共演をしているサモ・ハンの存在も見逃せない。

※ハリウッド進出をきっかけにサモ・ハン・キンポーからサモ・ハンに改名

どうやらサモ・ハンはドニー・イェンがお気に入りみたいですね。

とにかくよく共演をしています!

「イップ・マン 序章」ではアクション監督としてドニー・イェンに“詠春拳”を指導したそうです。

武術大会で優勝経験がある彼も“詠春拳”はこの時に初めて知ったそうです。

サモ・ハンの指導と彼本来の才能で超ど迫力の“詠春拳”での格闘シーンは最高!

そんな彼らたちがどんなアクションシーンを「処刑剣 14BLADES」で見せてくれるのでしょうか! 

「2005年に武術指導を兼務した主演作「SPL/狼よ静かに死ね」、「導火線 FLASH POINT」以降、

中華圏ではブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リーに次ぐ第4のアクションスターとして注目される存在になったドニー・イェンは主演映画が目白押し!

当分彼の出演作品にちゅ~もくデス!

「処刑剣 14BLADES」の監督のダニエル・リーはアンディ・ラウ主演の映画「三国志」、「ドラゴン・スクワット」など10作品がある。

  

   

処刑剣 14BLADES 公式サイト

 


ここからはドニー・イェンの別の三作品について少し触れてみます!

イップ・マンの映画で“詠春拳”という中国拳法を知り、それと同時にブルース・リーがイップ・マンの弟子であったことを知った人も多いのはないでしょうか。

私もその一人です!

ブルース・リーは“詠春拳”を基礎に自分スタイルのクンフーをつくり上げていったと言われています。

そのブルース・リーの一ファンでもあるドニー・イェンがイップ・マンを演じているわけですが、迫力ある決闘シーンはブルース・リーに迫る勢いですね。

武術を繰り出しているシーンはドニー・イェンからオーラがビシビシと感じ取れました。

「イップ・マン 序章」でのファイナル・ファイトは池内博之が演じる日本人将校との一戦

「イップ・マン 葉問」でのファイナル・ファイトは英国人ボクサーとの異種格闘技

「導火線 FLASH POINT」でのファイナル・ファイトはベトナム三兄弟のトニーとの死闘

私が選んだ迫力満点のナイスファイト三場面です!

   

イップ・マンVSカム・サンチャウ

 

詠春拳 VS 洪拳

 

マー刑事 VS トニー

イップ・マン 葉問 公式サイト


この夏この映画に注目!「シャンハイ」

2011年08月13日 21時39分31秒 | 映画

激動の時代、それは陰謀渦巻く太平洋戦争開戦前夜の上海で始まる!

シャンハイ (諜海風雲  米中合作 2010)

 

今から楽しみにしている映画です!

租界時代の上海をどのように刺激的に映し出してくれるのでしょうか?

日本軍が統治していたこの時代、中国は日本とどうかかわってきたのか?

このような時代背景のもとどのような感動的なストーリーを展開してくれるのでしょうか!

シャンハイ 公式サイト」を見ると魅力たっぷりに紹介してくれています。

期待感高ぶります!

 

日本からは渡辺謙と菊池凛子という国際派スターが主要キャストとして登場しているのも魅力のひとつですね。

この作品の中でどんな演技を披露してくれているのでしょうか。

アジアが、いや世界が絶賛する映画であってほしいですね!

 

そして香港からはチョウ・ユンファが上海の裏社会のボス役で登場!

まさにハマリ役! 

ジョン・キューザックは名前に憶えはなかったのですが、「コン・エアー」での印象的な顔が蘇ってきました。

中国の女優さん、コン・リーは全然知らない人なので、この映画での演技に注目ですね。

歴史に翻弄されながら生きる男と女!そこで見えてくるものは!

愛、戦争、諜報活動、ミステリアスな展開に魅了できる人物描写を期待したい。

8月20日より主要映画館で全国一斉ロードショー!

もうまもなくデス!


※日本の宣伝用ポスターには菊池凛子が載っていますが、中国版のポスターでは主要キャストの顔ぶれから外されています。

  情報によると彼女は台詞がないらしい。演技力で勝負?

  それとも日本向けに主要キャストの顔に並べたのか~!


最新版「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のヒロインにリウ・イーフェイ!

2011年07月01日 23時40分18秒 | 映画

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 2011

1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」シリーズのリメイク版であるこの映画にリウ・イーフェイがヒロインの幽霊役で登場!

武侠ドラマファンにとっては「神侠侶」の小龍女役でおなじみの彼女ですが、この映画ではどんなお色気たっぷりの美人幽霊を演じてくれているのだろうか。

とはいえ、日本での公開はもちろんのことDVDのレンタルリリースも決まっていない?のだろうからその演技がお目にかかれるかどうかですね。

しかし動画サイトでチェックはできま~す!

  

 

さて、この映画で話題になっているのは新旧ヒロインのお色気対決みたいですね。

その記事がこちら!

其の一   其の二   其の三

 



映画 「風雲Ⅱ ストームウォリアーズ」の評価は?

2011年01月31日 22時34分33秒 | 映画

風雲Ⅱ ストームウォリアーズ (2009  香港・米国)

 

   

 

「風雲 ストームライダーズ/雄覇天下」から11年!続編の「風雲Ⅱ ストームウォリアーズ」が2010年の12月24日にレンタルリリースされた!

主演は前回と同じく、"風"がイーキン・チェンで"雲"をアーロン・クオックが演じている。

期待通りと思った人、そうでない人とはっきりと評価が二分しそうな作品ですね。

最新技術のCGを使ってビジュアル的にはすばらしいのですが、武侠の域を超えた異次元的な描写はやりすぎ感があります。

香港の人気コミックから映画化されたようなので、このコミックの読者たちにはイメージの近い出来なのかもしれません。

だから、前作同様に派手なアクションの連続!ストーリーはわかりづらい感じでしたね。

私の場合は最初に観たドラマの「風雲」シリーズがベースになっている為、ストーリー展開のおもしろさと登場人物のキャラクターをしっかり描いてくれるドラマの方に軍配が上がります。

もしも、コミックを読んでいたらこの映画の観かたが違ったかもしれませんけど。

もちろん、映画なのでそれ用の脚本なのでしょうけど、登場人物と台詞に物足りなさを感じたのは私だけでしょうか? 

 


この映画に感動!そして納得!

2010年06月17日 01時16分04秒 | 映画
其の壱





上海グランド(原題 新上海灘 1996)

去年、新上海グランド(主演 ホァン・シャオミン)を観て感動して当ブログでも紹介しましたが、今まで観たくても行きつけのレンタル店になく観れてない映画版”上海グランド ”を他のレンタル店で見つけて観ることができました。(超感動!)

ドラマ版も良かったですが、この映画版も素晴らしかったですね!
どちらかが期待はずれに終わることが多い中、私としてはどちらも楽しましてもらえることができました。
本当によかったです!

ストーリー、人物像はかなり異なっていましたが、映画という90分少々の時間の中で楽しめる展開、粋なセリフ、オシャレなBGM が流れるなどとても観ていて感動できるシーンが多かったですね。

もちろん、ドラマ版でこの作品が気に入っていったのもありましたが、配役とかスートーリー展開などが変わっていても観るものを惹きつけるだけの魅力ある作品でした。




さて、この映画版の上海グランドは主役”アンディ・ラウ ”と”レスリー・チャン ”という二人が演じましたが、ドラマ版(2006)に比べて”アンディ・ラウ ”が演じた”丁力 ”の方がカッコ良くそしてメインに取り上げられたように思えます。
それに比べて、”レスリー・チャン ”が演じた”許文強 ”はもう一つ!
迫力とダンディさは”ホァン・シャオミン ”が演じた”許文強 ”よりは劣っていましたが、その他”馮程程”を演じた”ニン・チン ”は魅力的なヒロインでした。

また、この映画のストーリー展開を第一章”丁力 ”、第二章”馮程程”、第三章”許文強 ”とそれぞれの視点にたった展開で編集していたのもよりストーリーを解りやすくしていたかもしれませんね!

また、画的にも上海を象徴するカットを幾つも使用していましたね。
例えば、「第一次世界大戦戦勝記念女神像」を大きくクローズアップしていましたね。
(この女神像は後に日本軍によって破壊されたそうです。)
現在はセットとして別の場所に残っているそうです!

  

また、許文強(レスリー・チャン)と丁力(アンディ・ラウ)が敵対するボスのところへ蟹を持って乗り込む建物は、現在は”上海影視樂園 ”として多くの映画やドラマが撮影されているところだそうです。
当映画もここで撮影されたそうですよ!

BGMは上海灘はもちろんのこと色々なシーンで使用された耳に馴染みのある名曲?など、そして中華英雄(ピーター・ホー主演)でも使用されていた曲(曲名不明)や終盤に流れた「オールド・ラング・ザイン」(日本では蛍の光で有名)など音楽とともにそれぞれのシーンを楽しめました。




其の弐

久々に良かったと思ったのは日本の映画、それは松田優作主演の「蘇える金狼」です。
1979年の作品ですがこれは観てなかったのです!
ハードボイルドな役の彼の作品は全部観ていたのですが、いや~、この映画も優作ワールド満載といいましょうか、いい演技をしていましたね!
改めて彼の俳優としての素晴らしさを実感した一本でしたね。
この流れでずいぶん昔に観た「野獣死すべし」を再度観て出来の良さを実感しました。
なにせ、ここ何年も日本の映画に失望していましたからね。
昔の映画で感動を頂きましたよ!

彼が生きていれば日本の映画界も変わっていただろうに・・・・、きっと!

最近観て感動した映画3本の紹介でした!
まだ観てない方でこのジャンルの映画お好きな方はおすすめデス!

さあ~!本来の武侠、歴史ドラマ&映画・・・楽しめるのないかな~!!

これがワイヤーアクションを取り入れた映画の最初の作品だった!

2010年05月25日 23時37分14秒 | 映画

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー





チン・シウトン監督が世界で初めてワイヤーアクションを用いて大ヒットを記録したホラーファンタジー映画である。

ワイヤーアクションといえば1999年のハリウッド映画「マトリックス」が有名ですが、それ以前の1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」ですでに世界的に高い評価を受けていました。

当時の香港映画に多大な影響を与えたこの映画のワイヤーアクションは武侠小説の世界における軽功などを表現するために盛んに使われるようになりました。

私の好きな武侠ドラマの武芸シーンなどで臨場感溢れるカメラワークはワイヤーアクションあっての画ですからね!

以前、TVシリーズ版を数話みたことがあるのですが(この時は面白さから言うともう一つ)、最近になってこの映画版のシリーズ3作品を観ました。
最初の「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」は23年前の映画なんですが、今観てもビジュアル的に素晴らしい印象でしたね。
この当時に”チン・シウトン ”はこれだけの迫力ある画づくりができたのですね。
だから、この映画はストーリーをそっちのけにして映像だけでも楽しめる要素が多いと思いますよ。

”レスリー・チャン ”が演じる主役の”ツォイサン ”と”ジョイ・ウォン ”が演じる幽霊役の”シウシン ”が出会いそして惹かれ合うようになるのだが・・・。
怖いというよりはお茶目なお色気を振りまく幽霊に翻弄される主人公の描写がとてもおもしろかったですね。

この映画で発見したことといえば”シウシン ”が着ていた白の衣装は「「神侠呂」で”小龍女 ”が着ていたのとよく似ていたし、”ロウロウ ”のイメージは「笑傲江湖」の東方不敗のイメージに近かったですね。
そして魔物がゴジラに似ていたように思えたのですが!(気のせいでしょうか?)
”チン・シウトン ”は”金庸 ”の武侠小説を参考に衣装やキャラを作り上げたのかな~?


2作目も”レスリー・チャン ”(張国栄)が演じ3作目は”トニー・レオン ”(梁朝偉)が演じたこの映画!
全体的な出来の良さからいうと私は最初の作品、次に3でしょうか!2はダメですね!
皆さんはどんな評価でしょうか!


さて、日本映画でもワイヤーアクションを使ったりCGを駆使して映像を作っていますが、派手なばかりで内容とのミスマッチを感じて失望するばかりです。

そういえば「どろろ」ではアクション監督に”チン・シウトン ”を招いて映画制作していましたが、彼の良さが出ていたのでしょうかね~。疑問です!



倩女幽魂  主演 張国栄





倩女幽魂3 道道道  主演 梁朝偉


アンディ・ラウの「三国志」

2010年04月04日 22時20分45秒 | 映画
三国志(2008・香港)

アンディ・ラウ演じる ”趙子龍 ”(趙雲)を中心に描いた三国志です。
この映画はスケールは小さいものの人の温もりと乱世の時代を戦う厳しさがよく伝わってきましたね。

マギー・Q演じる”曹嬰 ”( 曹操の孫娘で、魏軍の都督)との対決のアクションシーンも迫力満点。

趙雲の兄貴分”羅平安 ”を演じたサモ・ハン!
こんな(シリアス)役柄もできるんだね~。(笑)

「レッド・クリフ」のような歴史的な事柄がこの映画では時間的な都合もあり割愛されていたり、史実も大きく脚色されていたようだがこれはこれでうまくまとめあげていたように思われます。

      

アンディ・ラウが主演した最近の歴史映画で墨攻(2007年)【香・中・日・韓】 ウォーロード/男たちの誓い(2007年)【中・香】 を観ましたが私の中ではこの「三国志」が一番好きだな~。


”アンディ・ラウ ”ファンには魅力たっぷりの歴史映画ではないでしょうか!


「三国志」公式サイト



中国映画の醍醐味

2009年11月10日 23時05分18秒 | 映画
ここ数年はアジアの映画が熱いですね!

私は中でも中国の映画が気に入っています。

中国といえば三国志に代表されるように歴史もの
今年は「レッドクリフ」の歴史大作が話題を呼びました。
まだ、私は観てませんが「ウォーロード 男たちの誓い」の映画も壮大な作品みたいですね!

そして、忘れてはいけないのがカンフーアクションを取り入れた映画ですね。
昔は香港映画というジャンル分けでブルース・リーが主演したカンフー映画が世界的に大ヒット、一代ブームを巻き起こしました。

その流れは本国の中国映画でも受け継いでるわけで、本格的カンフーアクションを楽しめます。

コメディー的な映画でもアクションは冴え渡っています。
たとえCGが使われていてもなんだかうまいことはまっていて楽しめます。

また、奇想天外なアイデアを映像化して笑いをとったり、びっくりさせてくれますからね~。


  

その象徴として楽しめるのが「カンフーハッスル」この作品です。
ここ最近では地上波のTVでも放映され、以前レンタルで観たにもかかわらず楽しんで見入ってしまいました。




遊び心満載のドラゴン・キングダム

2009年06月21日 22時46分12秒 | 映画
ドラゴン・キングダム (中国語題は『功夫之王』)



ジャッキー・チェンとジェット・リーの初共演で話題になったこの映画、そして遊び心も満載のこの作品を私なりに分析してみました!

 

まずは、ジャッキー・チェンとジェット・リーとのカンフー対決!
どちらが強いとか技がすぐれているとかは関係ないですね!
この映画の中で手合わせしているシーンが貴重なのかも!


 

武侠ドラマファンにとってはおなじみの名前がありましたね~。
そう、リュウ・イーフェイです。

 

「天龍八部」「神侠呂」での活躍でファンになった人も多いはず。
そんな彼女が「ドラゴン・キングダム」でハリウッド・デビューですからうれしいですね!
しかも、アジアが生んだ世界のスーパースターたちと主役を演じたのですからね~。
ただ、気合が入りすぎたのかイマイチ美貌が損なわれていたように思われたのは私だけでしょうか?
アクションシーンも「神侠呂」で演じた華麗な武功は観れなかったのは少々残念でした。

ただ、最後の方のシーンで現代女性としての容姿を拝見できたのはうれしかったですね。



一方で、悪役として登場した白髪魔女は迫力満点のアクションを披露してその上かなりの美女でしたね。
本家本元の「白髪魔女伝」の女性よりも美人でした。(と思われる)

 

それはそうと一番の主役の西洋人(マイケル・アンガラノ)は、彼がまだ無名なのか共演した中国人が有名すぎるのか?ちょっと気の毒、ピエロ的な存在でしたね。





ゴールデン・スパロウ(金燕子)



中華街の女の子 



さて、映画の中での配役で目をひきつけたのは、ジェット・リーが孫悟空とサイレント・モンク(默僧)の二役、ジャッキー・チェンがルー・ヤン(酔仙魯彦)と質屋店主の二役、リュウ・イーフェイがゴールデン・スパロウ(金燕子)と中華街の女の子の二役を演じている。


 

その中で、ルー・ヤン (酔仙魯彦)は、ジャッキー・チェンの初期の頃の作品である「酔拳」で演じたキャラクターを使っている。なつかし~い。

私、個人的にはジャッキー・チェンの作品は昔の方が好きですね。
特に、「プロジェクトA」、「ポリスストーリー」のシリーズはおもしろかったですね!

また、ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」では、エキストラ役と悪役のスタントマンを務めた。
今でも脳裏に焼きついているブルース・リーに蹴られて空中を飛んでいく悪党のボスのスタントマンは彼だったのである。
さらに「燃えよドラゴン」にもエキストラ役を演じていた。
彼の無名時代でも、実は世界的に大ヒットした香港映画に出演していたのである。

そんなシーンを思い出させるようなワンシーンが最初の方にあります!
中華街の質屋の店の中で、レア物を思わせるブルース・リーのポスター?というか絵、そしてこの映画に主演しているジェット・リーが、まだリー・リンチェイの名で売れている頃の絵が出てきたりして、カンフーファンなら喜ぶような演出もしてくれている。

ジェット・リーは金庸作品の「笑傲江湖」「倚天屠龍記」の映画で主役を演じたことは武侠ドラマファンは知っている人も多いはず。
私としては映画の作り方が気に入らなかったので好きにはなりませんでしたけどね。

やはり、彼の作品は「少林寺」がよかったですね。一番印象に残ってますから!
それにしても風貌だいぶ変わりましたね!



もうすぐレッドクリフpart2、その前に!

2009年04月04日 23時20分20秒 | 映画
三国志を知らない私がレッドクリフpart1の感想を記してみるとこんな感じ!

映画館で観た人、レンタルDVDで観た人、多くの人が観たこの作品。
三国志を知っている人も知らない人もそれぞれの観方で楽しめたのではないでしょうか。
三国志をしらねぇ奴がぬけぬけと語るんじゃーねぇよ!という声が聞こえてきそうですが、そこはまぁ大目に見ていただいてということで、・・・よろしく!


   


いきなり戦場のシーンから始まった!そこには武侠ドラマファンにはおなじみのフー・ジュンの姿、この作品では趙雲という武将として勇姿溢れる戦いぶりで、敵将の曹操をうならせる。劉備の子を体を張って守るシーンはお見事。「天龍八部」でもそのようなシーンあったよなぁー。
序盤のシーンでは趙雲の戦闘シーンがきらりと光った!


    

大人数が入り乱れて戦うシーンが動とすれば、静は大軍を擁して攻めてくる曹操に立ち向かうべき策を練っていくシーン、金城武が演じる軍師こと孔明、そしてトニー・レオンが演じる知将こと周瑜!中盤では圧倒的不利といわれる戦いでこの2人が中心になって武将たちをまとめていくくだりはなかなかおもしろい。

さて終盤の見所は巨大な陣を敷き敵陣を誘い込み攻撃するシーンであるが、このきっかけづくりがおもしろい。陸路を行く敵陣を亀が止めてしまう。
ここで思い出したのが「射英雄伝」に出てくる”周伯通 ”の友人?こと”独孤求敗 ”という名の亀である。おっと、独孤求敗だ~・・・みたいな!(笑)

八卦の陣という名の巨大な陣に取り込んだ敵陣を孔明、周瑜が指揮を執り攻めたてる。亀の甲羅の模様をモチーフにした陣ようだ!

そしてこの陣の中で武将の見せ場がやってくる。
周瑜・趙雲・張飛・関羽・甘興の戦いぶりを見事にクローズアップしている。

    


その中でも私が気に入ったのは関羽だ!威風堂々とした戦いぶりはかっこよくサマになっていた。
一方で張飛の雄たけびは「神侠侶」の楊過が神教を名乗っているときの雄たけびを思い出した。雄たけび度は楊過の勝ち!

そして水軍を率いて水路を進み赤壁を目指している曹操は余裕の構えだ。

もうすぐ「レッドクリフpart2」の公開。
三国志を知らずとも自分流の楽しみ方がきっと見つかるはずだ!

なんだこの映画は!「カンフー・カルト・マスター/魔教教主 」

2009年03月10日 23時14分03秒 | 映画
金庸原作の「倚天屠龍記」の映画版!というにははばかれる位ひどい内容だ。

所詮、長編小説を映画化しようというのに無理がある。この映画も最後はパート2を作るつもりだったのか中途半端な所で終わっている。
ストーリーの進行が悪いし作り方が粗くみえる。そしてセリフの低俗さ、間合いの悪さなどひどいものだ。

主役のジェット・リー(リー・リンチェイ)がいくらがんばってもどうにもならない。また美人女優も出演しているがこの映画の脚本の悪さ、監督(バリー・ウォン)のセンスの悪さにこっけいに見えてしまう。役者が気の毒に思える!

※バリー・ウォンといえば後に「八人の英雄」「雪山飛狐」など武侠ドラマファンならご存知の作品も監督をしている。
 この2つの作品においては100%満足とはいかないまでも楽しませてもらった。

そして一番気になったのは、小説での登場人物の役名が使われてなかったことだ。
”張無忌 ””趙敏 ”など全てが違う名前に置き換えられていた。
”金庸 ”先生から許可がおりなかった?としても当然だろうね!
こんな三流映画では! 地でいく香港映画にしたのも不評を買った要因だよね。

武侠小説を素晴らしものにするには時間をたっぷり使った長編ドラマしかないと思いますね。私は! 

倚天屠龍記之魔教教主


韓国映画「アウトライブ~飛天舞~」、そして今TV版「飛天舞」へ

2009年02月22日 20時46分50秒 | 映画
アウトライブ~飛天舞~





韓国映画の動員記録を更新する(公開当時)大ヒットとなったこの作品!

以前、BSiで放送された時にHDDに録画しておいたのを、数年ぶりに観返しました。
派手なアクションでありながらミスマッチを感じさせるまでには及んでないのがいい!ストーリーは理解しやすいです。
中国のスタッフも制作に加わっているので、武侠的な雰囲気も感じ取れた。武侠ドラマファンにとってはうれしい限りです。
以前観た「レストレス~中天~」は、こんなのあり~?みたいなシーンがたくさんありおもしろくなかったですからね。

史劇(時代)ものはSF風になったら最悪です!





TV版 飛天舞





レンタルビデオ店へ行くとたくさんの韓国ドラマが並んでいます。その中の「飛天舞」というドラマが以前から目に留まっていました。自分でもなんとなく気になっていたからだと思います。
これが「アウトライブ~飛天舞~」のTV版なのです。(今日、この2つの作品が結びつきました。 おそい!!)

ドラマではどんな描き方をしているか観たくなりました!




ギャオTVの1話無料でさっそく観ました!

脚本が良いのでストーリーに引き込まれていく感じでした。

美男美女のW主演で描く悲運なラブ・ストーリーを軸に、民族の勢力争い、そして秘伝書「飛天神記」の争奪をめぐり壮絶な展開が繰りひろげられていく・・・・・。

アクションシーンは「チュモン」より迫力あり見ごたえ十分!
悲運なラブ・ストーリーも「チュモン」より過酷な試練が待ち受けているようです。韓国ドラマ(現代もの)ファンの女性の方にも超オススメですね!
この展開お好きな人が多いかと思います。

私もこの続きはレンタルでじっくり観ていこうと思います。

映画版紹介サイト

TV版オフィシャルサイト





今更ながら「女帝」、この映画には・・・

2009年02月10日 22時50分56秒 | 映画
女帝(エンペラー)

女帝[エンペラー](原題『夜宴』)は、2006年に公開された中国の映画。日本での公開は2007年。馮小剛監督。チャン・ツィイー主演。


シェークスピアの『ハムレット』を中国の五代十国時代のある王朝に置き換えて、宮廷内で繰り広げられる愛、憎しみ、復讐を描いている。


    
 

この映画そのものはあまり関心がなかったのですが、”ホアン・シャオミン”が出演しているので観てみました。

自分の感想を言うとこの映画はおもしろくなかったですね。ハズレです!

ストーリーに感情が入っていかなかったですね。描写は綺麗なのですがなにか淡々としている感じでしたからね。

”シャオミン”の登場シーンも思ったより少なく、彼の演技もこの映画では物足らなかったですね。

多少は期待していた分残念です。やはり脚本、演出は大事ですね!


そしてもう一つ、この映画を観ていて発見したのですが、武侠ドラマファンにはおなじみの2002年版「射英雄伝」で黄蓉役を演じた”ジョウ・シュン”が出演していました。

二人とも武侠ドラマでの役がとてもよかったので、この作品ではさびしいものを感じました。



    



女帝(エンペラー)公式サイト 

  

ホアン・シャオミン&ジョウ・シュンの映像入り







この秋、待望の映画 「レッドクリフ」 

2008年11月01日 23時59分36秒 | 映画
レッドクリフ


武侠ドラマ好きな私にとっても気になる映画だ!

ジョン・ウー監督が長年の想いを込めて作ったこの作品。

レッドクリフ part 1では三国志演義を舞台にし、前半のクライマックスシーンである赤壁の戦いを中心に描かれる。

TV番組では特番も組まれ、CMもよく流れて期待の大きさがうかがえられる。
日本ではおなじみの”金城 武”を主役陣に加え、多くの女性ファンも獲得しそうだ。





余談の話ではあるが、ネットの情報で”金城 武"を主役キャラとしたゲームで有名な「鬼武者」を、やはり"金城 武"で実写版のロケを行うとあったがどうなっているのだろう?

さて、私にとっては以前「PROMISE],「セブンソード」など、もう一つ物足らなさが残った映画があった。

そして、「風雲ストームライダー」に関しては、「風雲」TVシリーズ版を観た後だったので、映画版の荒削りな部分に落胆した覚えがある。







壮大なスケールで描かれた「レッドクリフ」は、豪華なキャスト、そしてアジアのヒットメーカーである”ジョン・ウー”監督によって大きな感動を与えてくれることであろう。


※「レッドクリフ part 2」は2009年4月に公開予定みたいですよ。