大久保宙:いろいろ / カホン・ジャンベ・フレームドラム・ドラムス 打楽器だー

パーカッション奏者(打楽器)大久保宙BLOG
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音楽家という仕事

2006年11月24日 | イベント報告
音楽家という仕事

今回、ある学校からの依頼で自分のやっている仕事などを高校生の中で
講演会形式で行ってきました。

生徒からプロとアマチュアの違いは?音楽大学はどう?専門学校はどう?
演奏のギャラっていくらくらいなど? などいろいろ質問もでましたが
今回は主催者のほうから現実目線(夢の話でなく)で話してほしいという
ことで話をさせていただきました。

今回は”仕事”についての話でしてたので、お金を稼ぐことができて、自立して
生活できることが条件でいろいろ話しました。
私自身は演奏がプロフェッショナル(うまい)=プロフェッショナル
(それで稼げる)とは思ってません。そして私自身は
演奏がダメでもそれを仕事としているのがプロフェッショナルと思っています。
すごくうまくて年に1回だけ大きなソロコンサートを行うピアノ奏者、でも
収入は夫がきちんと稼いでくれるから、歌は全然下手だけど、それが仕事
として成り立つアイドル歌手、これだったらアイドルのほうがプロフェッショナル
だと思います。(今回のテーマでは)

このプロ/アマチュアの話になるといろいろな意見があるのですが・・・・

ただ仕事というのはボランティアではないので”お金を稼ぐ”というのが
音楽家でも仕事だと思います。お金の話をすると音楽のクセにみたいな
感じでとらえる人が多いですが、会社員が会社に行って仕事して給料を
もらうのと感覚は同じだと思ってます。その給料をもらっている仕事の
部分が音楽家なら演奏だと思います。

特に将来音楽家を目指している生徒は吹奏楽部とかが多かったですが
仕事としてはお勧めできないが 僕の本音としては自分の夢に向かって
挑戦してほしいという気持ちもある。ただきちんと仕事をして(音楽以外)
レベルの高い(クオリティーの高い)趣味として音楽を楽しむほうが
幸せかなー(現実的かなー)

ただ現実問題自分と同年代で夢を追っかけて海外でまだ勉強続ける人、
独立できず親と一緒に暮らしている人 やはり1人の大人として自立
するところに行くまでは本当にたいへんだなーと思います。

こんな仕事をしていると、自分の仕事がわからなくなりますが
たまには演奏なしの講演会というのも・・・・・・と思いましたが
最後にフレームドラムのガヴァールとスネアのソロだけ主催者の
希望でやってきました。


大久保宙










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2 コメント

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Unknown (★☆aiko☆★)
2006-11-24 22:30:03
かなり現実問題です...。
プロとアマ。
仕事とボランティア。
フリーになって2年目、プライド持って続けていきたいと思ってます。
返信する
現実問題 (大久保宙)
2006-11-28 15:21:45
僕自身最近 このような話す機会が増えてきたのですが、職業としてはお勧めできない仕事ではあるが・・・やはり、本当にすきなら目指してほしいと
思っています。 努力より持続が大事かなー 努力したから仕事が増えるというわけでもないですからねー
返信する

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