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オッド・メーター・クラーヴェ・フォー・ドラムセット

2007年09月16日 | イベントお知らせ
かなりマニアックな内容になっています。2+3、3+2などのシンプル
なクラーベでなく奇数拍子を中心としたマニアックなもの、ドラマーだけでなく
パーカッショニストにもお薦め!!

大久保宙

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Odd Meter Clave for Drumset - Expanding the Rhythmic Language of Cuba

キューバン・リズム・ランゲージを発展させる
オッド・メーター・クラーヴェ・フォー・ドラムセット
(奇数拍子クラーヴェ)[模範演奏CD付]

著者:Conor Guilfoyle
翻訳:冨川政嗣 監修:大久保宙
定価 3,675円 〔本体3,500円+税〕
お問い合わせ 03-3475-6981 ATN(エーティーエヌ)





現在の音楽シーンでは、アフロ・カリビアン・リズムを取り入れて個性的な演奏をするドラマー(Dave Weckl、Horacio "el negro" Hernandez 、その他)が多数活躍しています。彼らのテクニックが優れているのはもちろんのことですが、ドラミング(およびトータルに音楽をクリエイトすること)における個性的かつ有効なアイディアは、アフロ・カリビアン・リズムに対する深い理解があってのものです。

本書 オッド・メーター・クラーヴェ・フォー・ドラムセットでは、キューバのリズムをさまざまな拍子にフィットさせることで、奇数拍子におけるユニークなアプローチを紹介します。あなたは本書を学習することで、マンボ、ソンゴ、ワワンコ、モザンビーケなどのリズムを新しい拍子のクラーヴェにフィットさせることができるでしょう。

本書は、奇数拍子、コーディネーション、あるいは単にすばらしいグルーヴなどを学ぶために、さまざまなレヴェルの人たちが使用できる内容になっていますが、ある程度の読譜力とドラムセットの演奏スキルをもっている中級~上級者にお勧めします。

本書には300を越える譜例、および付属CDには98トラックもの模範演奏が収録されており、奥深い伝統音楽をベースに新しい可能性の扉を開くことができます。

具体的な内容
クラーヴェについて
さまざまなリズム・スタイル(パターン)
7拍子のクラーヴェ
9拍子のクラーヴェ
5拍子のクラーヴェ
オリジナル・クラーヴェを創る


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推薦のことば

すばらしい内容だ。私は本書をすべてのミュージシャンに推薦します。
特に、キューバのクラーヴェやリズムをはっきりと理解し、 それらを奇数拍子へと応用し開拓していくことに
興味のあるドラマーには必携といえるでしょう。これらの情報を整理し、本にまとめてくれたConor に感謝します。
Dafnis Prieto

Conor は、伝統に根差しつつ新たな解釈を創り出しているということにおいて、すばらしい仕事を成し遂げている。
それにも増して本書の優れたところは、ただ単にドラマーとパーカッショニストのためだけの本ではないということです。本書は、ドラムセットのための奇数拍子アフロ・キューバン・リズムの宝庫だが、それだけではなくベーシスト、ピアニスト、コンポーザー、オリジナリティを追求するアレンジャーたちにも大きな影響を与えることでしょう。ブラボー!!!
Bobby Sanabria
Multi-Grammy nominated drummer, percussionist, bandleader and educator

Conor はコンテンポラリー・ドラミングに最先端のトピックスを提供した。
奇数拍子というものを通常とは異なった観点で、それも優れた視点に基づいて解説している。
彼の抽出するエッセンスによって、ラテン・ミュージックとインディアン・リズム・コンセプトの橋わたしが成し遂げられた。すなわち、クラーヴェとタルがどのように論理的かつ現実的に組み合わされるのか、表面的にではなく明確なキャラクターが示されている。最先端を知りたいと思っているすべての楽器プレイヤーは、本書を読むべきだ。
Billy Hart

Conor Guilfoyle によるオッド・メーター・クラーヴェ・フォー・ドラムセットを読んで、本書がこの複雑なリズムを使って演奏しなければならないスタイルの音楽に、さらなる発展と多大な貢献をもたらすことを確信しました!
本書では、最も一般的な4/4クラーヴェの解説から始まり、そのクラーヴェ・コンセプトを守りつつ5、7、9拍子へとコンセプトを発展させ、理路整然と解説していきます。 このことは生徒の知識を増やすだけではなく、彼らがこれから接することになるであろうさまざまなスタイルの音楽にクラーヴェを応用する上で大きな助けとなることでしょう。
非常に優れた内容をもつ本書は、ドラム界に大きな影響を与えることでしょう。
Keith Copeland

オッドメーター・クラーヴェ・フォー・ドラムセットは本当にすばらしい内容だ。
正にマテリアルを自然に融合させている。アフロ・キューバン、ラテンの伝統をさらに大きく発展させている。
文章を読むことはもちろんだが、付属CDも聴くことによって、リスナーは1つのことからいくつものヴァリエーションを創り出す可能性、そしてそれを現代の音楽に応用する方法を学ぶことができるだろう。ドラムス以外のすべての楽器プレイヤーにとっても、これらのすばらしいリズムをより深く理解させてくれるまたとないチャンスを与えてくれる。
Adam Nussbaum

アフロ・キューバン・ミュージックは、ドラマーにとって本当に価値のある情報の源です。そして、基本的なグルーヴや、それらをドラマーが活用するための方法を学ぶことができる教材は、幸運なことにいくつか存在します。
Conor のメソッドは既存のメソッドを超越し、アフロ・キューバン・ミュージックおよびリズムをさらに新鮮かつクリエイティヴに見せてくれます。もしもあなたがリズム・ヴォキャブラリーを増やしたいのであれば、本書が実用的なインフォメーションを与えてくれることでしょう。
Chuck Silverman

付属CDをよく聴き、一緒にグルーヴすることだ。それだけでも十分にためになる。
いうまでもなく、本書に書かれているすべてのパターンはConor Guilfoyle によるものだ。本書の位置づけは特殊なカテゴリーに属するかもしれないが、ドラマーだけでなくすべての楽器・プレイヤーにとってすばらしいマテリアルだ。
David Liebman


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著者紹介



Conor Guilfoyle
http://www.conorguilfoyle.com
Conor Guilfoyle は13歳でドラムを始め、17歳ですでにアイルランド ジャズ・シーンの優れたミュージシャン達との共演を果たしていました。1983年Conor はDrummers Collectiveで学ぶためにニューヨークへ渡り、そこで後に彼の先生となるMichael Carvin、Horace Arnold 、そしてFrank Malabe らと出会っています。その後Conor は,ベース・プレイヤーのDave Holland がディレクターを努めるカナダのBanff College of Fine Artsから、ジャズ・プログラム奨学金を受賞しました。

パフォーマーとして
アイルランドに帰国するや否やConor は、ヨーロッパで最も人気のあるドラマーの仲間入りを果たしました。その多方面にわたる彼のレコーディングと演奏歴は、以下のとおりです。
ギター・プレイヤー: John Abercrombie、Larry Coryell
サクソフォン・プレイヤー: David Liebman、Sonny Fortune、Pat La Barbera、Ronnie Cuber、Joe Lovano
ピアニスト: Kenny Werner、Jim McNeely、Mark Levine、Mal Waldron、John Talor、Enrico Pierranunzi

アイルランド内戦当時、Conor は革新的なグループであるGuilfoyle/Nelsen trioをはじめとするいくつかのグループに参加していました。特に、Guilfoyle/Nelsen trioは、スタンダードな題材に複雑なメトリック・システムを応用し、かつ自由な演奏を行うことで、世界的に高い評価を受けました。

ニューヨークでFrank Malabe に師事したConor は、アフロ・キューバン・ミュージックのすばらしさを知ることになります。Conorは現在、キューバン・サルサバンドのHavana 'che、ラテン・ジャズ・ビッグバンドのA Night in Havanaという2つのバンドの音楽監督を務めています。

彼はまた、Pucho and his Latin Soul Bandのメンバーとしてヨーロッパをツアーし、キューバ人のトランぺット・プレイヤーBobby Carcasses のツアーにも参加しています。

教育者として
Conor はNewpark Music Centreの創立者のひとりであり、これまでにスタンダード・ジャズへの奇数拍子の応用、アフロ・キューバン・クラーヴェ・コンセプトのさまざまな拍子への応用など、ジャズ・リズムの可能性を拡張する作業を行ってきました。これらの功績によって教育者としての評価も国際的に高まり、バークリー音楽大学(Boston)、New School(New York)、Tufts University(Massachusetts)、 Drummers Collective(New York)、The Royal Conservatory(Hague, Holland)、The Bruckner Conservatory(Graz, Austria)、The Rhythmic School(Copenhargen)、The American School of Jazz(Paris)、Folkhogskola Skurups(Sweden)、The Lucerne School of Jazz(Switzerland)など、さまざまな国の有名大学でレクチャーを行ってきました。

Conor は、Rhythmic Reading for Drummers、Performance Patterns for Drumsetという2冊の教則本の著者でもあります。 Conor は、Pearl drums、Sabian Cymbals、Vic Firth drumsticksの契約アーティストです。



大久保宙






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さとき)
2007-09-17 19:20:53
先生は巨人ファンですか。
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ジャイアンツ (大久保宙)
2007-09-20 21:41:09
http://blog.goo.ne.jp/alfaspider_1975/e/d93840070a3986dee1222e6b39ddbfd5
ジャイアンツ好きよ
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