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投げ銭ライブのイメージ(メリット・デメリット)

2018年03月19日 | ???
投げ銭ライブのイメージ

(投げ銭をメインでやっている大道芸人・ミュージシャンは含まず)
また下記の文章はある一定のアーティストのことを言っているわけではない、自分が教える立場で生徒に投げ銭ライブを薦められるかと思ったらこう思うと言うのを書いてみました。

また同じミュージシャンで共演者が投げ銭ライブをやってることをどう思うかなど聞いてみた。





たくさんの生徒を教えてて最近質問が多かった。





投げ銭ライブってどう思いますか?







私は昔から単純に好きではなかった、理由は単純で同じコンサートを見るのにお客様の金額が人によって違うというのが単純に好きではなかった。
(コンサートのS席とか学生割引でなくお金払える人は多く払ってねスタンス)
ただ、現状を知らなかったので実際に投げ銭をやっている人や経験者、その他いろいろなミュージシャン(約200人)の声を聞いて私が思っているのと違う現実があった。


*投げ銭の額は自分が入れたい金額をと思ったら暗黙のルールでいくらはみたいのが会場によってあることがわかった。
私としてはお金を払える人は多く払ってと言うスタンスは好きになれない、若くてお金を払わせるのが申し訳ない、お金はいいから多く見て欲しいなら
1コインライブとか学生無料ライブ、最初から無料ライブでやる方が良いと思う。

*一般の人は小銭を入れるだけでも良いと思っている人が多い
ただ実際には行ったら小銭なんか入れられない空気ではなかった、もう行きたくないという声も多かった。

*投げ銭だから人がたくさん来ると思ったら
少ないことが多い

*応援しているミュージシャンが投げ銭ライブをやっててショックだったという意見
私もそうだったのですが投げ銭ライブは大道芸でやっているように小銭を入れてもらうのかと思っている人が多い。
通常のコンサートやライブが出来ないので投げ銭をやってるというイメージが強い

*共演者が投げ銭をやると通常のコンサートんぽ宣伝が少なくなる(イメージの部分も強いと思う)
共演者が何日のコンサートは3000円だけどこの日は投げ銭でいいからこっちの方がお得だよ感

*入場無料 投げ銭ライブという表記が多い
はいるのは無料ですが、結局チケット代と同等の金額を投げ銭でいれることが多い


まとめると

メリット
チケット代にすると来てくれないが投げ銭というイメージでそんなにお金を払わなくていいというイメージでお客が来る
投げ銭をやってくれる会場は会場費がかからないバーやレストランが多い
チケット代と違い多くお金を払ってくれるお客が来てくれる時がある
お金払わなくても見れるかなということで新規の人が見に来てくれる可能性がある

デメリット
投げ銭ライブは投げ銭とは投げ銭とは言っているがチケット代はかかる(1000円〜が一番多い意見)
コインいれたらダメなの?の空気感がある
払える人はもっと払ってくださいというスタンスが良いイメージにならない
アーティストの共演者には投げ銭ライブをやることの評判はあまりプラスにはならない
ファン(応援してくれるお客様)にはあまり評判良くない


結果
とりあえず学生や投げ銭ライブをメインでやるアーティスト、その日に小さな収入を少しでも得たいミュージシャンとかにはメリットが多い。
ただ普通のライブやコンサートをやっている人、ファンや応援してくれるミュージシャン、セミプロ(プロを目指すミュージシャン)にはデメリットの方が多い気がします。


私が生徒にオススメするかで考えると

答えはNO
理由:お客さんによってチケット代が違うというのは好きでない。投げ銭というイメージながらやはり結局チケット代を入れなければいけない空気になっているなら投げ銭ライブの意味がない気がする。あとは共演者&お客様の投げ銭に対するイメージの問題。 今度ワンマン(投げ銭ライブ)やるんだ すごいじゃん ってならないと思うので。

あくまでも私のイメージ、そしていろいろ聞き取りした結果なので中には投げ銭も封筒に入れるシステムでお客にいくら払ったか他のお客様にわからないように工夫しているお店もあるみたいですし、投げ銭ライブをメインで食べているアーティストもいるので投げ銭ライブを否定しているものでなく私と世間のイメージを書いてみました。

また会場でやる投げ銭というのは税務上もちゃんと売り上げとして申告しないだろうからある意味グレー?である。



最近連続で聞かれましたので、私といろいろ意見を聞いた結果を簡単に書いてみました。


大久保宙



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