マリンバの音の話＝CD編 / めずらしい大久保宙マリンバ弾く動画 えへ
大森香奈さんのソロCD
Capriccio Graziosoが出来てきました。
まずはアメリカ販売用のみですが日本向けの発売はもう少し待ってくださいね。
HCO MUSICからはマリンバのCDをいくつか出していますが、今回の大森さんのCDの音というのが私の中では一番今の段階では理想の音なのではないかと思います。
マリンバというのはアーティストの頭の中の音とCDになる音がなかなか一致しない楽器だと思います。マリンバ奏者が立っている場所では本当に豊かな低音が出ているのですが、それをそのままCDにするとスピーカーから出てくる音は割れてしまいます。ダイナミミクスの音の幅（強弱）をつけすぎると全体のボリュームは下がってしまいます。だらからと言ってコンプでつぶしてしまうと、全体のボリュームはあがるのですが表現力がおそろしく少しなくなってしまいます。マリンバをレコーディングしたことある人はたぶん書いている内容がわかると思いますが、マリンバ１台のレコーディングって難しい楽器だと思っています。
ただ今回のCDは台風の中高速道路上で車で聞けましたし、いままでの私どもマリンバCDではもっともポップス側に近い感じでラジカセ、カーステレオ、イヤフォンでも聞けると思いますが、クラシック音楽というところをキープしたCDです。もちろん毎回本人の希望に合わせた音作り、録音方法がありますが私がもし自分がマリンバを弾くCDを作ったら今回の録音方法でやると思います。
その大森香奈さんとは１２・７の本番でもマリンバとパーカッションでDUOします。
お時間のある人は（ない人も）見に来てください。
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そしてついこの間、実はひさびさにマリンバを本番で弾いてしまいました。
リハーサル動画が撮影されていました。はずかすぃー
大久保宙
