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久しぶりの好天で出発前はどこにするか迷ったが、結局比較的標高の低い村山葉山を選択。
稜線上で一時青空も見えたが結局ガスが晴れることはなく、久しぶりに奥の院を訪れて写真の絵にはならなかったが、気温はあまり上がらず暑がりの自分にはちょうど良い山行。
途中で一緒になった山スキー仲間のGさんの後を追ったが、久しぶりの山行は今一つのペースで足慣らしとなった様だった。
常連客が絶えない畑の冷たい清水をお土産に持ち帰り、今度は田舎の草刈りが待っているのでこの次は何時行けるのやらと考える。
所要時間 6時間
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今日はフライミング気味ではあるが好天に誘われて月山へ。
姥沢駐車場についてみると50台前後の車が有り、数少ない県外ナンバーもチラホラという感じで結構賑わっている。
リフトは運転しており、Tバーリフトも9:00AM頃から動いてスキー場はオープンの状態だった。
但し、月山山頂方面の木道はすべて雪に埋まっており、一般の登山者にはちょっと早い感じがする。先行した8人パーティーの後を追って進んで行くと既に山頂から下山する登山者もいた。
鈍った体の馴らし運転のつもりだったが、やはり鍛冶小屋跡下の辺りで息が上がってしまい、1回の休憩を入れて山頂に立つと先行者が4人程いた。
山スキーを除いて7ヶ月ぶりの山歩きとなると脚力の低下は明らかで、あと2回位は歩かないと戻らないだろう。
駐車場に戻ってみると車は100台以上になっており、スキーヤーや登山者共に戻りは早い様な気がした。
所要時間 4時間半
所要時間 4時間半
新しく買ったトレッキングシューズの足慣らしのため頼母木山を目指した。お客さんは9人位で出発は後釜になってしまったが三匹穴で先行パーティーに追いついた。
コース全体の1/3以上は雪で覆われているが、主稜線までは所々刈払いがされているようで快適に歩けるのは嬉しい。
頼母木山山頂にたどり着くと先に到着していた登山者がいて、缶ビールを1本開けてからワンカップ大関(しかもビックサイズ)をグビグビやっていた。宴会は駐車場でやるものではなく山頂でやるもの?
話を聞くと登山歴は1年半ほどで飯豊は初めて。昨年、富士山と奥穂岳に登ってからはまったらしい。今年の夏は飯豊全山縦走してみたいそうな。気を付けて登って下さい。
昼からは気温が上昇して下りはヘロヘロでした。
先週、木地山ダム方面の通行止めで登り損ねた祝瓶山だが、年に一回は登らねば気が済まないので五味沢方面の針生平から鈴振尾根を辿って山頂に立った。4パーティ程の登山者が山頂を目指していたが、紅葉最盛期の後で人影の少ない静かな山歩きでこれも悪くない。
今日は暑からず寒からずの好天で沢筋から吹き上げる爽やかな風は心地よく、汗かきの自分にとっては6月の梅雨の合間の好天と共に好きなシーズン。何時も木地山ダム側から登ることが多く、12年ぶりに訪れたコースは何か新鮮な感じがして気分も良い。
朝日連峰と飯豊連峰は今の山登りの中心をなすエリアだが、その中でも祝瓶山だけは特別な思いが有る山で、沢登り・釣り・山歩きで過去40回以上は訪れているだろう。生まれ育った土地からは最も近くてなじみが深く、東北の山では他には見られないピラミダルな山容は心惹かれるものが有り、毎年祝瓶山詣でを行うことが常になった。
しかし、残念ながら沢登りで最も手ごわいカクナラ沢と、美しいゴルジュが続く人気の金目沢を登り損ねてしまい、素晴らしい雪稜が山頂まで続くだろう冬の祝瓶山は手付かずだった事が心残りだ。やはり登りたい時に決断実行し、メンツと天候などのタイミングに恵まれないとこういう事になると今になって反省。
しかしまあ、山にはいろんな遊び方があるわけで、朝日連峰では山スキー・山歩き・沢登り・クライミング・トレランもどきなど、やってみれば結構楽しく遊ばせてもらったと感謝。他人にとって何の興味も価値がなくどうでも良い事も本人は真剣で、結局自己満足度の高さがモチベーションとなる。遊びだったらある時は馬鹿になるくらいが良いのではないでしょうか?
※ こんな事もやってました。
先週の灼熱の飯豊には懲りてしまったが、どうやら冷たい高気圧が張り出してきてこれはチャンスと月山を目指した。
湯殿山神社から金姥までは快適て静かな歩きだったが、この先から山頂までは当然の如く行列のできる超人気コース。
町の中と同じスカートにスニーカー姿のお嬢さんもいたりして如何にもここは月山。それでも山頂までは3時間位で到着し、下りは2時間半ほどで降りて湯殿山神社着。
ほとんど汗をか事もなく下りもスムースだったので今日は身の丈に合ったコースだった様です。
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今回は泊まる小屋を間違えて混雑の状況。夏に弱いのは自分でも解っていたが、強い陽射しにやられて歩きが嫌になってしまった。
飯豊連峰 切合小屋付近でのブロッケン現象だが、左下の谷から這い上がった霧に背後から太陽光が差し込んだため。たぶんこのポイントでは良く見られる光景だろう。気持ちよさそうに見えるが8月11日の日差しは強くとても暑かった。
この猛暑の中一泊二日の大日岳登頂など最初から無筋の話だった。それでもうまい酒を味わい、見知らぬ人と話もはずんで良い山行でした。昔は大日杉から大日岳を14時間かけてストンしたこともありました。#飯豊連峰 #飯豊本山 #切合小屋
http://alpaineski.sakura.ne.jp/dainitidake2004.07.html
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2週間前の石転び沢での酷暑で山歩きに嫌気がさしたので、こんどは涼しいところで釣りを楽しみのんびりした山歩きを目論んだ。
この欲張ったいいとこどりのプランに最適なのが中央蔵王~南蔵王にかけたエリアで、標高1500m以上に逃げ込めばひどい汗かきの自分も快適なはず。
釣りの方は2年前と比べると魚影が薄い感じだがまあまあの釣果で、10時からは今や超人気コースの屏風岳までのコースをのんびりと歩く。
山スキーでは何度か歩いているこのコースだが、蔵王に通って47年もなるのに夏山は初めて。シャクナゲの花の時期を外したとはいえ、このコースは団体さんの行列が続いてツアー会社のために有る山か?
始めて歩いて気が付いたのがアオモリドドマツ(シラビソ)の枯れた醜い姿で、熊野岳や刈田岳の山頂から刈田峠や杉ヶ峰の東斜面の広大なエリアがその被害の範囲となっている。
山スキーで遊んでいるときには全く知らなかったが、その被害はさらに拡大傾向に有るようで、このままいったら蔵王の樹氷となる母体が死滅する可能性がある。
温暖化や酸性雨・病害虫の拡散やのほか、最近になって中国方面からのPM2.5による説も有力視されている。
確かに、3月頃の蔵王の稜線や東斜面などには黒々とした縞模様が散見され、自分では以前から大気汚染物質の拡大は実感として捉えてはいた。
職業柄で恐縮ですが、住宅の屋根やビルの屋上を高圧洗浄すると、長年堆積したものが泥と共に流れますが、車の廃ガスや土ほこりだけではないとも疑っています。
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あまり紅葉は期待しないでいたが、切合小屋から本山方面は見事な紅葉。昨日に雨のためか登山客は意外と少なく結構静かな雰囲気。
本山もたどり着けないことはなさそうだが、帰りの膝の負担を考えてビールを1本所望。まったりのんびりの1日も悪くはない。
飯豊トンネルから五段山~三国岳間の登山道は見事に刈り払いがされて歩きやすいが、視界がないのと結構長いのが難点。
余り歩いている人はいないようだが、膝には優しいコースで嫌いではない。
ここで飯豊に最初に登った記憶が蘇るが、思えば45年前の学生時代ワンゲルに一時在籍していた時の話。入部3か月の飯豊連峰全山縦走合宿があり、新人は35~40kgくらいある幅76cmのどでかいキスリング(帆布製の大型ザック)を背負わされ、1週間かけて大石~川入まで歩き通した。
今思えばかなり無茶な話で、ろくに運動もしていない体力もない新人には地獄の日々で、年功序列の奴隷のような世界は早朝3:00起床の食当やテントの設営が義務。テントの中では奥に先輩が鎮座し、新人は入り口でこま使い役で上下規律が厳しく決まった座敷牢のような生活。酒でもあれば少しは気晴らしになったかもしれないがそんなものは滅多に無い。
装備は重くかさばるビニロンテントに太いアルミ製のポール。食事は生米飯盒炊飯で食器は「ゲロ」と呼ばれた汚らしいアルミ食器。昼食は石のように固いフランスパンに萎びた胡瓜とソーセージ&マヨネーズの毎日。水の入った2.0リッターのポリタンクと2.0リッターのガソリンの入ったポリタンクが左右のサイドポケットに納まっていた。しかし、喉が渇いても目的地に着くまでは水が飲めない事になっていた。カッターシャツは濡れたら最悪の厚手のネルの生地で、下着は網シャツと呼ばれる木綿の肌着で濡れたら中々乾かない代物。真夏なのになぜか足元は分厚いウールのニッカーホース。今から思えばお笑い話しだが当時は誰もそれが当たり前と思っていた。
最も悲惨だったのは同じ行程を歩いた女子新人部員で、あまりの長時間行動と重荷に耐えかねてダウンしてしまい、到着してみると皆さん顔がまるでオカメの様に浮腫んでしまいお気の毒な光景だった。おまけに途中で捻挫するメンバーがいて剣ヶ峰から川入までの下降は大変だった。
こんな囚人のような暮らしでは山を楽しめるはずもなく、ただ決まったコースに従い行程を消化するだけで、義務感が正義のような狂った山行だった。従って、クラブでは意欲のある個人山行などは殆ど無く、大学では日々麻雀仲間同士とたまにある宴会のためのクラブで、卒業すると殆どは山から遠ざかって行く。強いて言えば、就職する際に「地獄のワンゲルを生き抜いた根性のある学生」としてのポイント狙いとも思えた。
自分は半年でさっさとサヨナラして社会人山岳会の門を叩いたが、今思えば実にクレージーな世界だったと今では思う。ただ、その次に入った当時の社会人山岳会もまたクレージーな世界で、田舎ならではのヒマラヤ至上主義が当たり前で仕事は捨てて山が命という先輩方が主流。仕事そっちのけで山に入れ込む元祖山フリーターが存在していた。おかげで自分も人生の道を踏み外して現在に至るが、終わってみれば辛い思い出は忘れ去って楽しく満足した事だけが蘇る。全て自己満足の世界なので他人の事など気にする必要などなく、他人に迷惑が掛からい程度に自己の道を忠実に歩めばそれで良い。
結局、自分は思った道には進めず紆余曲折の中途半端な山屋暮らしとなってしまったが、結果的に今や死語となった「オールラウンダー」が最も当てはまる山屋人生となってそれなりに満足としよう。
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歩き・沢登り・釣りで過去40回位通いつめている祝瓶山。
今シーズン1回目の山歩きは様子見で訪れたこの山だが、写真を撮りながらのマイペース登山でスローペース。
祝瓶山荘側からの登山者は他にいなく、小国側からのは結構賑わっていたが、山頂は生憎のガスで視界が今一つ。
登りコースはつつじが見ごろで、沢筋から吹き上げるさわやかな風は心地よく汗かきの自分には至極快適。
下りの赤鼻コースの桑住平の登山道の真ん中に熊らしき新しい遺物があり、静かな時に縄張りの主張でもしたかったのか?
何度も訪れているのに冬山は一度も無しというのも変だが、アプローチの長さとコースが山スキーには向かないのが理由の一つ。
しかし、歩きでも何時かは山頂に立ってみたい魅力のある山。
未トレースの沢が2本あるのも心残り。
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ダイグラ尾根は今度で4回目になるが、最後に登ったのが35年も前なので記憶も無ければなければ写真もない。最初に登ったのは山登りを初めて1年目の5月の連休で、2泊3日で石転び沢を登って大日岳の山頂を踏み、その勢いでダイグラ尾根を下ったのは良いが、気が付いてみれば桧山沢のつり橋は板が撤去されていた。
そんな事は全く知らない初心者だったのだが、仕方なく腰上まで浸かってしびれる体で渡渉をして下山した思い出がある。ちょうど電力会社の管理小屋に管理人さんがおり、ブルブル震える体をストーブで温めさせてもらった。
2回目はやはり同じ時期の連休に梅花皮小屋をスタートして御西小屋に入り、翌日、大日岳の山頂を踏んで石転び沢を下降して梅花皮荘に戻った。その頃は余裕だったが。その後はえらく暑い夏に登ったが覚えていない。
そんなダイグラ尾根も最後に一度くらいと思ってやって来たが、5月以来2回しか山に行っていないのはどうしようもなく、御西小屋には届かず本山まで9時間半かかってたどり着き、定員オーバーの本山小屋に滑り込みセーフで宿泊。しかし、シルバーウィークの混雑は予想を上回る事態で、前日の21日の御西小屋では収容しきれないお客さんはブルーシートを張った屋外泊で、最後の人は可哀そうに野宿だったらしい。
しかし、2年前に痛めた左ひざの様子が今一つで踏ん張りがきかず、予想外にも本山小屋から11時間掛かって飯豊山荘に辿り着いた。
大日岳の山頂は逃してしまったが、好天に恵まれて主稜線界隈は例年よりやや早い紅葉が美しく、飯豊独特の雄大でボリューム感の有る素晴らしい光景に出会えて来たかいも有ったという事で、デジカメでパチパチやりながらのんびり散歩も心地良かった。